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【ハイエース】維持費はいくら?安く抑えるポイントと燃料・車種別の徹底比較

更新日
【ハイエース】維持費はいくら?安く抑えるポイントと燃料点車種別の徹底比較
【ハイエース】維持費はいくら?安く抑えるポイントと燃料点車種別の徹底比較

ビジネスから自家用で人気のハイエース。車体が大きいので維持コストに不安が残ります。この記事ではハイエースの維持費を細かく分析し安く抑える方法を紹介します。さらにディーゼル車や普通車との維持費の違いについても解説します。

ハイエースの魅力

トヨタハイエースは1967年に登場してから現在まで商用・自家用とも根強い人気を誇っています。

荷物の運搬はもちろん、福祉車両にもなります。自家用として利用されている方も多く、ファミリーカーや、最近では車内泊ができるキャンピングカーとしての人気もあります。

その多用途ゆえ、ハイエースを自分仕様にカスタムできて愛着が生まれやすいというのも魅力の一つです。

また、海外での人気が高い・商用車としての需要が大きい・モデルチェンジのサイクルが長いということから一般の乗用車に比べて、手放す際の売却価格も高い傾向にあります。

出典:GR8STYLE|ハイエースのリセールはどれくらい?人気グレードやオプションもご紹介

魅力のある一方で、車体が大きいため「維持費が高くなるのでは?」と漠然とした不安を抱える方もいらっしゃいます。

この記事ではハイエースの維持費を様々な角度から検証し、これから購入予定の方。すでにハイエースのオーナーで、維持費の節約も意識されている方などに役に立つ情報をお伝えします。

  • ハイエースの魅力
  • ビジネスから趣味まで多用途
  • 売却価格が高い
  • カスタムができる

ハイエースの種類:GL・DX?ナンバー?ガソリン・ディーゼル?

ハイエースは車種によって維持費も変わりますので、まずはハイエースの種類についてざっくり紹介します。 ハイエースはバンとワゴンに分かれますが、ハイエースバンについて解説します。

現行モデルのハイエースバンは、「スーパーGL」と「DX」の2モデルがあります。

ハイエースバンのモデル比較
 

スーパーGL

DX

装備一般的な乗用車に近い装備
例オートエアコン標準装備。スマートキーやパーワスライドドア追加可
用途に応じて使えるように装備は最低限
駆動

2WD・4WD

燃料

ガソリン車・ディーゼル車

人気モデルの「スーパーGL」2WDを基準に維持費を解説していきます。

まず「スーパーGL」2WDはボディの大きさによってナンバーが変わります。

「スーパーGL」のナンバー

標準ボディ

ワイドボディ

4ナンバ-(小型貨物車)1ナンバ-(普通貨物車)

出典:トヨタ自動車|トヨタハイエースLINE UP CHART

この記事では、標準ボディーの4ナンバーを基準にします。

次に「スーパーGL」2WD標準ボディには「ディーゼル車」と「ガソリン車」があります。どちらにするか悩まれている方もいるかと思いますので、両方の維持費について説明します。その前にスペックは維持費に関係しますので、 ここで情報を整理します。ディーゼル車の方が重く、排気量はガソリン車の方が大きいと認識してください。

「スーパーGL標準ボディ」ガソリン車・ディーゼル車比較
 

2WD2000
ガソリン社

2WDスーパーGL2800
ディーゼル車

型番TRH200VGDH201V
最大積載量1000kg/850kg1000kg/850kg
総重量2880/2895kg3040/3055kg
排気量2754 ㏄2693 ㏄

出典:トヨタ自動車|トヨタハイエース主要元表バン2WD

ハイエースの維持費項目と相場価格

次に維持費について様々な角度から検証します。ハイエースの各項目と相場価格について費用の大まかなイメージを把握しましょう。

一般的に車の維持費には下記のような費用項目があります。

維持費の項目

燃料代

任意保険料

自動車税

車検代(重量税・自賠責保険・印紙・基本料)

メンテナンス代

ローン返済代

駐車場代

維持費の項目のうち、貨物車であるハイエースは普通車と比較して違いがあります。普通車から乗り換える方は注意しましょう

維持費項目の注意点:ハイエース VS 普通自動車
 

ハイエース

普通車

ナンバー4・13・5
自動車税貨物車普通自動車
車検年に1回年に2回

ハイエースの維持費項目がそれぞれどのくらいの頻度で発生して、いくらかかるのか相場を表にまとめてみました。

維持費項目の頻度と相場:[ハイエース]スーパーGL2WDガソリン車

項目

費用

発生頻度
備考

ガソリン代

290,000円1年に1回
走行距離13,000km、ガソリン(レギュラー)価格177円/L、燃費7.91km/Lを想定

任意保険

56,000円1年に1回
ネット型保険会社平均(35歳18等級車両保険250万円)

自動車種別税

16,000円1年に1回

車検代

重量税(法定費用)

12,300円1年に1回

自賠責保険(法定費用)

12,850円1年に1回
12ヶ月分の保険料

印紙代(法定費用)

1,800円1年に1回
認定工場での車検

基本車検代

40,000円
(パーツ交換代は含まず)
1年に1回
整備工場によって異なる

メンテナンス代

パーツ交換など

パーツ別相場パーツ別交換頻度

タイヤ交換

100,000円3年に1回

駐車場
必要な場合

5000円~10,000円まで毎月

ローン

頭金・返済年・金利で月返済額は変わる。
たとえば300万円ローンの場合、7年返済の場合、約42,000円
金利5%、頭金・ボーナス払いなし、元利均等返済
毎月

ハイエースの年間・月々平均維持費シミュレーション

次にこれらの項目を、1年あたり・1ヵ月当たりに分解してハイエースの維持費のおおよそのイメージを把握しましょう。

1年あたり維持費とは 維持費相場を頻度で割って1年あたりにならした金額です。
たとえばタイヤ交換は3年に1回の頻度ですので、1回あたりの相場100,000円を3で割った「33,330円」が1年あたりの換算費用となります。 月額維持費は1年あたり換算費用を12で割った金額となります。

ハイエースガソリン車を維持するためには、年間概算49万円、月間4万円の維持費が必要です。

ハイエースは自動車税が普通車に比べて割安なのはメリットなのですが、毎年の車検やガソリン代で費用がかかってしまうデメリットがあります。

維持費シミュレーション:[ハイエース]スーパーGL2WDガソリン車

項目

1年あたり維持費

月平均

ガソリン代

290,000円24,000円

任意保険

59,000円4,900円

自動車種別税

16,000円1,300円

車検代

自動車重量税(法定費用)

12,300円1,000円

自賠責保険(法定費用)

12,850円1,000円

印紙代(法定費用)

1,800円150円

基本車検代
(パーツ交換代は含まない)

40,000円3,300円

メンテナンス代

58,400円19,500円

維持費 合計

490,350円

40,900円

それでは、このハイエースの維持費シミュレーションについて種類別に解説していきます。

ハイエースの維持費シミュレーションの注意点

シミュレーションの条件には注意事項をがありますので、説明します。

💸支払タイミング

相場の維持費を年間や月額平均で紹介していますが、出費のタイミングは維持費ごとに違います。たとえば車検やメンテナンス代などは、短期間にまとまった費用が必要になることがあります。

🚗車の年式

初度登録から時間が経過していたり、古いモデルの場合、修理が必要な頻度が増加し、故障のリスクが高まる可能性があります。

🕗走行距離

車の走行距離は維持費にも影響を及ぼします。シミュレーションの年間走行距離は13,000kmとしていますが、走行距離が増えると部品の消耗が早くなり、定期的なメンテナンスや部品交換が必要になります。 また、任意保険も走行距離が増えるにつれて金額が上昇することがあります。

🍀任意保険料

維持費の計算は、年齢35歳で18等級のドライバーを想定し、年間走行距離が13000kmの場合の使用頻度を基にしています。車両保険の額は250万円です。 年齢が若い、保険等級が低い、車両保険の金額を増額する場合では、保険料が増加する傾向があります。

💰ローン返済や駐車場代

この記事では、ローンの返済がなく駐車場代もかかることない場合を想定してシミュレーションしています。 オートローンを利用していたり、駐車場代が発生する場合には、月々の返済額も維持費に加える必要があります。

ハイエース:自動車税(種類割)

自動車税は毎年4月1日の時点で車を所有している場合に支払う地方税です。排気量別に税額が決められています。

ハイエースは「貨物車」に分類されるため、毎年16,000円となります。

トラック

最大積載量1トン以下自家用車8,000円
最大乗車定員が4名以上であるものの標準税率は、下記の額を加算1.5リットル超~自家用8,000円

出典:国土交通省|自動車税一覧

ガソリン車・ディーゼル車同じ金額です。

たとえば、プリウスは36,000円ハリアーハイブリッド車は43,500円となりますので、ハイエースはこれらの車種と比べて約2万円お得なことがわかります。

ハイエース:燃費(ガソリン・ディーゼル)

ハイエースの燃費について200系の平均燃費を調べてみました。 ハイエースガソリン車年間維持費49万円うち、29万円は燃料代ですので、維持費に占める燃料費の割合はおおよそ半分強と大きいことがわかります。

年間燃料費比較:ガソリン vs ディーゼル
 ガソリン車ディーゼル車
平均燃費 リッター当たり7.91km9.6km
燃料平均単価177円155円
年間走行距離13,000km13,000km
年間合計

290,898円

209,896円

【平均燃費】出典:みんカラ|ハイエースの燃費

ハイエースは車体が大きく積載荷物も大きい傾向にあるため、普通乗用車に比べて燃費が悪いといえます。例えばハリアーのガソリン車はリッター当たりの平均燃費15kmとなります。

ハイエース:任意保険

ハイエースの維持費で確実に節約できる項目に任意保険が挙げられます。任意保険は年齢・等級・事故歴などで保険料が変わります。

しかし一般的には、東京海上や損保ジャパンのような代理店型の大手保険会社ではなく、ソニー損保や三井ダイレクト損保などのネット型保険会社を選択することで数万円保険料が安くなる傾向にあります

ディーラーや中古販売店で特に確認せず加入した方は、是非一度保険料の見直しをしてみてください。

ハイエースの任意保険:20代・30代・40代安い保険料ランキング

安い保険料を確認するために条件を決めて保険会社の保険料をランキングにしました。ガソリン車で見積をしていますがディーゼル車もこちらのランキングと同水準保険料となります。

保険料算出条件

項目

条件

年齢・等級・免許の色25歳11等級ブルー・35歳18等級ゴールド・45歳20等級ゴールド
車種・初度登録ガソリンTRH200V:・初度登録2022年1月
その他条件本人配偶者限定・運転者年齢限定・年間走行距離13,000km・埼玉県・通勤通学利用
割引き新規ネット割引・無事故継続
補償対人賠償無制限・対物賠償無制限・人身傷害3000万円・搭乗者傷害(車内のみ)1000万円・車両保険(250万円)|一般条件|免責5-10万円
特約・サービス付帯特約オプションなし・ロードサービスあり
見積取得保険会社アクサダイレクト(アクサ損保)・SBI損保・セゾン自動車火災保険・三井ダイレクト損保
各保険会社公式ウェブサイトより見積もり

ランキングの注意点 このランキングでは新規割引や新車割引などを適用していますので、継続する場合は割引分額が小さくなり、等級が上がっても保険料が高くなる傾向があります。 また、各保険会社の補償は近似条件で比較していますが同一条件ではありません。契約の際は必ず自分の保険料を確認してください。

このランキングでは新規割引を適用していますので、継続する場合は割引分額が小さくなり、等級が上がっても保険料が高くなる傾向があります。 また、各保険会社の補償は近似条件で比較していますが同一条件ではありません。契約の際は必ず自分の保険料を確認してください。

25歳11等級ブルー免許

順位保険会社年間一括保険料
アクサダイレクト
 評判をチェック  保険料の見積もりへ
127,610円
月額11,770円(12回)
おとなの自動車保険
セゾン自動車火災保険
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129,640円
月額11,750円(12回)
SBI損保
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133,720円
月額12,020円(12回)

35歳18等級ゴールド免許

順位保険会社年間一括保険料
アクサダイレクト
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47,680円
月額4,370円(12回)
SBI損保
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54,850円
月額4,980円(12回)
おとなの自動車保険
セゾン自動車火災保険
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60,610円
月額5,540円(12回)

45歳20等級ゴールド免許

順位保険会社年間一括保険料
アクサダイレクト
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40,680円
月額3,730円(12回)
SBI損保
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43,650円
月額3,930円(12回)
三井ダイレクト損保
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44,490円
月額4,000円(12回)

ハイエース:車検代

貨物車であるハイエースの初回車検は購入2年後、以後1年ごとの車検を受けなければいけません。普通車であれば2年に1回で済む車検が、 1年に1回あるのは費用も時間にも負担がかかります。

一方で1年に一回きちんとメンテナンスができるというメリットもありますので、気になる費用についてみていきましょう。

車検代は「法定費用」と「車検基本料」に分けられます。

法定費用

車の重量にかかる税金、自賠責保険、印紙代が法定費用となります。金額に交渉余地はありません。

 ガソリンディーゼル
自動車重量税12,300円16,400円
自賠責保険12,850円12,850円
印紙代1,800円1,800円
合計26,950円31,050円

ディーゼル車の方がガソリン車より重くなるため、国に支払う重量税が若干高くなります。

車検基本料

車検工場に支払う手数料で、1万円代~4万円代と金額に差がでます

車検基本料金は整備工場によって1万円代まで抑えることもできますが、試算はディーラー相場の約4万円とします。

 ガソリンディーゼル
法定費用26,950円31,050円
車検基本料40,000円40,000円
車検代合計66,950円71,050円

車検の際にはこれらの費用に加えて、交換が必要なパーツやその工賃であるメンテナンス代が上乗せされます。次にメンテナンス代について説明します。

ハイエース:メンテナンス費用

ハイエースのオーナーのメンテナンス状況を確認したところ、定期メンテナンスを個人的に行う場合と、毎年車検の際に整備工場で行うことが多いようです。

維持費としてかかる費用は、消耗品や劣化品のパーツ交換が中心になります。主なパーツの交換時期、相場についてトヨタ自動車のメンテナンス情報やハイエースオーナーのブログ情報などをまとめました。

パーツ別メンテナンス相場

パーツ別:交換頻度と相場
パーツ交換頻度費用相場
オイル交換1年2回4,000円
バッテリー交換3年1回15,000円
ブレーキフルード3年1回6,000円
ブレーキ回りクリーニング1年1回4,000円
エアクリナーエレメント3年1回3,000円
ブレーキパッド3年1回14,000円
エンジン冷却水7年1回3,024円
タイヤ交換3年1回100,000円

出典:48rider|ハイエース情報、トヨタ自動車|メンテナンス情報

この表では、標準環境での一般的なメンテナンスと相場の情報をお伝えしています。メンテナンスの頻度や内容は、自動車の走行環境や乗り方等で変化します。自分でメンテナンスできる場合には工賃など割安になります。

これらのパーツの相場を、1年当たりの相場に換算すると、合計で年間約58,000円となります。

ハイエース:維持費比較まとめ

ここまでハイエースの維持費を確認してきました。ディーゼル車とガソリン車で、一部費用に違いがありますので改めて比較してみます。

ガソリン車とディーゼル車との比較

燃料代でディーゼル車の方が8万円安くなることが影響し、維持費はディーゼル車の方がガソリン車より割安になります。

ハイエースバン:ガソリン vs ディーゼル

項目

1年あたり換算費用

ディーゼルはガソリンより...

ガソリンディーゼル

燃料代

290,000円209,000円

81,000円安い

任意保険

56,000円56,000円

自動車種別税

16,000円16,000円-

車検代

66,950円71,050円4,100円高い

メンテナンス代

58400円58400円-

維持費 概算

490,000円410,000円

1年あたり76,900円安い

ハイエースと普通車SUV(ハリアー)の比較

ハイエースにするべきか、普通車にするべきか悩んでいる方もいらっしゃると思いますので、SUVのハリアーガソリン車と維持費を比較しました。

燃費の良さで普通車の方が維持費が安くなります。ハイエースは普通車に比べて自動車税は安いですが、毎年車検があることでほぼ相殺されるといえます。

ハイエースガソリン vs 普通車SUVガソリン

項目

1年あたり換算費用

普通車(ハリアー)はハイエースより...

ハイエースガソリンハリアーガソリン

燃料代

290,000円
7.9km/L
190,000円
12.1km/L

100,000円安い

任意保険

56,000円48,000円

8,000円安い

自動車種別税

16,000円36,000円20,000円高い

車検代

66,950円41,000円*

25,950円安い

メンテナンス代

58,400円58,400円-

維持費 概算

490,000円344,000円

1年あたり113,950円安い

出典:みんカラ|ハリアーガソリン燃費U80系

*ハリアー車検代|重量税32.800円、自賠責保険24ヵ月17,650円、車検手数料1,600円、車検基本料30,000円で計算。合計82,050円。普通車は2年に1回の車検のため、この金額を1年当たりで換算して41,000円

まとめ:ハイエースの維持費を抑える2つのポイント

いかがでしたでしょうか。ハイエースの維持費は普通車と違うため、わかりにくい点が多いかと思いますが、ざっくりとした維持費をイメージしていただけたと思います。

最後に維持費を抑えるための確認事項についてご紹介します。

1・任意保険を見直す

任意保険を安くするといっても、補償を削ってしまっては後悔する可能性があります。補償内容は削らずにに節約する方法を考えてみます。

 同じ補償内容で保険会社見積もりをいくつか比較する

 運転する人の範囲や、運転する人年齢条件を限定する

任意保険は見直しを行えば、会社を選べば年間数万円ほど安くなることもあります。現在の補償内容をもとに一括見積もり等で保険料を比較してみましょう。

2・車検のメンテンナンス代をしっかり確認する

車検では交換の必要のないパーツ代を見積もりに加算されることがあります。 交換時期の目安を把握して、本当に対応が必要なパーツなのかチェックすることで車検時のメンテナンスが割安になることがあります。

ハイエースの魅力の一つにカスタマイズがあります。カスタムに費用をかけられるようい、少しの手間で抑えられる維持費を節約してハイエースライフを楽しんでください。