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在宅勤務でかかる電気代はどのくらい?電気代を抑える方法は?

在宅勤務でかかる電気代はいくら?

在宅勤務を行った場合、いつもと比べてどのくらい電気代がかかるのでしょうか?在宅勤務を行うことで使用が増える家電をピックアップして計算してみました。また、電気代削減に役立つ情報もご紹介します。


在宅勤務でかかる電気料金は?

新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、在宅勤務(テレワーク)を行う企業が増えています。オフィスおよび通勤中の感染を防ぐために重要な手段ですが、一日中家で仕事をするとなると、光熱費の増加が気になるのも事実です。

そこで、在宅勤務を行うことによって電気代がどれだけかかるのか、以下の3つの電力消費について考えてみました。

  1. パソコン
  2. 照明
  3. 暖房(エアコン)

なお、この記事では、1~2人暮らしの場合や、書斎などで仕事をする場合を想定して、8畳(14.6㎥)程度のスペースで在宅勤務を行うと仮定します。そのため、仮に、リビングダイニングのような広いスペースで仕事をする場合には、電気代はこの記事で示すよりも高くなることが予想されます。

電気代の計算方法

それぞれの家電にかかる電気代をチェックする前に、一度その計算方法を確認しておきましょう。これがわかればご自宅でかかる電気代も簡単に計算することができますよ。

電気代の計算方法は以下のとおりです。

電気代の計算方法電気代 = 家電の消費電力(kW)×使用時間(h)×1kWhあたりの電力量料金(円)

これだけ見ても「消費電力って?」「電力量料金って?」と、ぴんとこない方も多いでしょう。それぞれ次で説明します。

家電の消費電力

在宅勤務でかかる電気代
それぞれの家電の消費電力を調べてみましょう。

電化製品が動くために消費する電気の大きさが消費電力です。消費電力は通常「W(ワット)」という単位で表され、電化製品の側面・裏面などに記載があります。

家電の消費電力はしばしばW(ワット)で表示されていますが、電気代を計算する時にはkW(キロワット)に直す必要があります。1000W=1kWです。

この記事では、電気代の目安を示すために特定のモデルの消費電力を用いて計算をしています。しかし、同じ家電でもメーカーやモデルが違えば消費電力は多少異なってくる、ということに注意が必要です。例えば、新しい家電はどんどん省エネ化されていますから、5年前に製造されたパソコンよりも、今年製造されたパソコンの方が消費電力は小さいでしょう。

電力量料金は電力会社によって違う

電力量料金とは、使った電気の量に応じてかかる電気料金です。「1kWhあたり××円」という風に単価が設定されています。なお、1kWh(キロワットアワー)は、1キロワット(kW)の電力を1時間(h)消費したときの電力量を表しています。

電力量料金の単価は電力会社によっても、契約している電気料金プランによっても異なります

この記事では電気代の目安を求めるにあたり、全国家庭電気製品公正取引協議会が定めた目安単価である「27円/kWh」を使用することとします。

計算例

例を用いて実際に電気代を計算してみます。

・電力量料金=1kWhあたり27円
・消費電力が1000Wの電子レンジを3分使用

電気代は「家電の消費電力(kW)×使用時間(h)×1kWhあたりの電力量料金(円)」で求められますから、まずは計算式に単位を合わせます。

・1000W=1kW
・3分=3/60h=0.05h

これを公式に当てはめると、電気代は以下のとおりとなります。

 1(kW)×0.05(h)×27(円)=1.35円

以上が電気代の計算方法です。 この方法を用いて在宅勤務でかかる電気代の目安を計算しました。次で見ていきましょう。

 パソコンの電気代

在宅勤務を行うにあたって欠かせないのがパソコンですね。ここでは、記事「パソコンの電気代はどれくらい?節約するにはどうしたら良いの?」で計算した以下のデスクトップパソコンとノートパソコンの電気代を参考にして考えてみます。

  • デスクトップパソコン1時間あたりの平均電気代:1.2円~2.5円
  • ノートパソコン1時間あたりの平均電気代:0.4円~2円

1日8時間働くと仮定して計算してみましょう。

パソコンにかかる電気代
  1日あたり(8h) 1か月あたり
デスクトップパソコン 9.6円~20円 192円~400円
ノートパソコン 3.2円~16円 64円~320円

*1か月=8時間×5日×4週で計算

こうみると、デスクトップパソコンよりもノートパソコンの方が消費電力が小さく省エネだということがわかりますね。

平日毎日8時間働いた場合、1か月のパソコンの電気代は300~400円程度と考えて良いでしょう。

 照明の電気代

続いて、照明の電気代を考えましょう。LEDと蛍光灯のシーリングライト(天井に取り付ける照明)の電気代を計算します。

お住まいの日当たりによって、電気をつけている時間が異なるでしょうから、1時間・3時間・6時間・9時間でそれぞれ計算しました。

LEDシーリングライト

  • 計算に使用したモデル
  • パナソニック LEDシーリングライト HH-CE0823A(~8畳用)
  • 消費電力:32W
LEDシーリングライトにかかる電気代
  1日あたり 1か月あたり
1時間 0.864円 17.28円
3時間 2.592円 51.84円
6時間 5.184円 103.68円
9時間 7.776円 155.52円

蛍光灯シーリングライト

  • 計算に使用したモデル
  • パナソニック 蛍光灯シーリングライト HHLZ402(~8畳用)
  • 消費電力:0.07kW
蛍光灯シーリングライトにかかる電気代
  1日あたり 1か月あたり
1時間 1.89円 37.8円
3時間 5.67円 113.4円
6時間 11.34円 226.8円
9時間 17.01円 340.2円

「LEDは省エネ」というのはよく知られたことですが、実際に蛍光灯と比べると電気代が2倍以上違うことがわかりますね。

程よく日当たりのある部屋で働く場合であれば、夕方から電気を付ければ良いので、1か月の電気代はLEDであれば約50円、蛍光灯であれば約100円程度となるでしょう。逆に、朝から晩まで照明が必要な部屋で在宅勤務を行うとなると、1か月160円(LED)、340円(蛍光灯)程度の出費が想定されます。

 暖房(エアコン)の電気代

4月に入って暖かくなり、暖房を使う機会もどんどん少なくなっているかと思いますが、朝晩の肌寒い時間や、寒い地域に住んでいる場合などはまだ暖房を付けることもあるでしょう。

そこで、エアコンを暖房として使用する場合の電気代を計算してみました。

  • 計算に使用したモデル
  • パナソニック エオリア CS-259CF(暖房8畳用)
  • 暖房消費電力:630(125~1360)W

消費電力を見ると、複数の値が記されていますね。これは、エアコンの消費電力量が常に一定ではないということを表しています。エアコンは稼働から室温を設定温度まで上げる時に多く電気を使い、室温が設定温度に達すると電気の消費が少なくなるためです。

そのため、エアコンの電気代は外気温と設定温度の差や、住居の断熱性に左右されるということに留意する必要があります。つまり、まったく同じモデルのエアコンを使っていたとしても、電気代が各家庭によって大きく違う可能性があるということです。外が寒ければ寒いほど、設定温度に達するまでに必要な電気の量は増えますし、断熱性が低い部屋であれば、室温を保つために使われる電気の量も多くなります。その逆もしかりです。

暖房(エアコン)にかかる電気代
  1日あたり 1か月あたり
1時間 17.01円 340.2円
3時間 51.03円 1020.6円
6時間 102.06円 2041.2円
9時間 153.09円 3061.8円

メーカーの示す平均的な消費電力(630W)でずっとエアコンを使ったと仮定した場合、朝晩に部屋を暖めるだけであれば1か月の電気代は1000円程度、寒い部屋でずっとエアコンが必要な場合であれば3000円程度かかると考えられます。

在宅勤務でかかる電気料金・まとめ

ここまで見てきた条件で1か月在宅勤務を行った場合の電気代をまとめるとおよそ以下の通りになります。在宅勤務でかかりうる電気代の中で、エアコン代が高いことがわかります。

  • パソコン代:300~400円
  • 照明代:50~160円(LED)/ 110~340円(蛍光灯)
  • 暖房(エアコン)代:1000~3000円

すべてをフルに使ったと仮定すると、最高で4000円弱が通常の電気代に上乗せされることになりますね。4月中ずっとエアコンを1日9時間稼働することは稀かもしれませんが、寒い地域にお住まいの場合などは該当することもあるでしょう。

逆に、エアコンがほとんど必要ない地域であれば、電気代の上乗せ額は1000円前後となるこでしょう。

したがって、在宅勤務を行うことで、安ければ1000円、高ければ4000円程度の電気代がかかると考えられます。

もちろん、それぞれのご家庭で使っている電気機器・使用頻度が異なるため、必ずこうなる!ということではありません。自分の家の正確な電気代を知りたいと思ったら、冒頭でご紹介した計算方法を用いて電気代を計算してみましょう。

電気代を削減するには

電気代を減らしたい、と思ったら、電気機器の使い方を見直すことももちろん重要ですが、電気料金プラン自体を見直してみることがおすすめです。

というのも、はじめに確認したとおり、電気の消費に応じてかかる「電力量料金」は電力会社やその電気料金プランによって違うからです。今より安い料金設定の電力会社、もしくはプランを見つけることができれば、切り替えるだけで電気料金を下げることができますね。

電力会社の切り替えで効果的に節約

2016年の電力自由化以降、たくさんの新電力大手電力会社よりもお得な料金設定のプランの提供を行っています。ですから、「今まで一度も電気の切り替えをしたことがない」という方は、電力会社の切り替えをすることで、効果的な電気代の削減が期待できます。

また、「すでに新電力に切り替えた」という方でも、電気料金プランは新しいものが次々と出てきているため、今よりさらにご自身の電気消費スタイルに合った電気料金プランが見つかる可能性もあります。今一度、他の電力会社と比べ直してみてもいいかもしれません。

こちらの電気料金比較ツールで手軽にお得なプランを探すことができます。ぜひご活用ください。

  

また、セレクトラのおすすめプランは以下の表でご確認いただけます。

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