空気清浄機の電気代はいくら? 花粉シーズンにつけっぱなしでも大丈夫?節約術
花粉シーズン到来!空気清浄機は、花粉対策として最も頼りになる家電のひとつです。しかし、昨今の電気代の高騰を受けて「24時間つけっぱなしにしたら電気代がかさむのでは?」と心配している方も少なくないでしょう。
特に、昨今の中東問題で2026年夏以降の電気代はさらに値上がりする可能性があると指摘されています。電気代を取り巻く環境は厳しさを増しています。
だからこそ、「空気清浄機の電気代は実際いくらなのか」を正確に知ることが重要です。結論からいうと、 空気清浄機の電気代は1ヵ月あたり約100〜800円程度と、エアコンや電気ヒーターに比べると安価です。
ですから、エアコン、ヒーターほど電気代に神経質にならなくても良いといえます。
しかしながら、再エネ賦課金や燃料費調整額も含めて電気代を計算すると、このコストは上がる可能性があります。
電気代は具体的にどれくらいなのか、さらに節約する方法はないのか、この記事で詳しく解説します。
空気清浄機の電気代の計算方法
空気清浄機を含め、あらゆる電化製品の電気代は、以下の計算式で求められます。
電気代の計算方法
電気代(円)= 消費電力(W)÷ 1000 × 使用時間(h)× 電力単価(円/kWh)
ここでは、電気の基本料金、再エネ賦課金、燃料費調整額が含まれていません。
電力単価は契約プランや電力会社によって異なりますが、本記事では目安として 31円/kWh で計算します。メーカーも基本的に31円/kWhで計算し、自社製品の電気代の目安を出しています。
たとえば消費電力45Wの機種を24時間・30日間稼働させると——
45 ÷ 1000 × 24 × 30 × 31円 = 約1004円/月
【ポイント】実際にはもっと電気代がかかる可能性がある理由
上記では、31円/kWhで計算していますが、実際の請求額はこれより高くなるケースがほとんどです。理由は以下の2つが上乗せされるためです。
- 燃料費調整額:原油・LNGの国際価格に連動して毎月変動。中東情勢が緊迫すると上昇しやすい
- 再エネ賦課金:2025年度は3.98円/kWhと過去最高値。全ての家庭に一律で課される
燃料費調費の単価は、2026年3月現在はマイナスとなっていますが、再エネ賦課金は現在、3.98円/kWhかかります。ですから、上記の料金に加えて、45 ÷ 1000 × 24 × 30 × 3.98円 = 約128円/月がかかることになります。
参考ニュース・資料
- 東京電力エナジーパートナー公式サイト│燃料費調整等のお知らせ(2026年3月分)
- 経済産業省│再生可能エネルギーのFIT制度・FIP制度における2025年度以降の買取価格等と2025年度の賦課金単価を設定します
モードによっても空気洗浄の消費電力は変わる
電気代は機種の消費電力と使用するモード(弱・自動・強)によって大きく変わります。次章でモード別・機種別に詳しく見ていきましょう。
各製品のスペックを見れば、必ず、モード別の消費電力の記載があります。
【花粉シーズン】つけっぱなしにした場合の電気代は?
花粉シーズンは、空気清浄機を24時間稼働させる家庭が増えます。一般的な家庭用空気清浄機(〜25畳対応クラス)を1ヵ月間つけっぱなしにした場合、モードごとの電気代は以下のとおりです。
| 運転モード | 消費電力の目安 | 1時間あたり | 1日(24時間) | 1ヵ月(30日) |
|---|---|---|---|---|
| 弱(静音)モード | 約2〜5W | 約0.06〜0.16円 | 約1.5〜3.7円 | 約45〜110円 |
| 自動(標準)モード | 約10〜20W | 約0.31〜0.62円 | 約7.4〜14.9円 | 約220〜450円 |
| 強(ターボ)モード | 約50〜80W | 約1.55〜2.48円 | 約37〜60円 | 約1,100〜1,790円 |
※電力単価31円/kWhで計算
花粉シーズンのポイントは、日中は自動モード、就寝時は弱モードに設定すること。この使い方なら1ヵ月の電気代を200〜400円台に抑えることができます。
「つけっぱなし vs. 必要なときだけ使う」はどちらがお得?
電源をオン・オフするたびに強モードが一時的に稼働するため、こまめに切るほうがかえって電気代が増える場合があります。
花粉が多く飛散する春先は、弱モードでつけっぱなしにするほうが電気代・効果ともに優秀です。
電気代を抑えたい場合は、空気清浄機を置く位置に注意することも非常に効果的です。
空気清浄機の電気代を節約する5つのコツ
① 適切な場所に設置する
部屋の短辺の中心、壁から30cm以上離して設置するのが基本です。また、吸い込み口や吹き出し口を塞いでしまうと、余計な電力を使うことになります。
花粉対策ならば、玄関や窓際など、外の空気が入ってくる個所におくと効果的です。
② フィルターを定期的に掃除する
フィルターの目詰まりは消費電力増加の原因になります。
エアコンもフィルターの掃除を怠ると、電力を無駄に消費するのと同じ理屈です。マスクを何重にもして息を吸い込むことを想像してみてください。
③ 強モード→自動モードに戻す
帰宅直後など必要なときだけ強運転を使いましょう。
④ 省エネ機能を活用する
スリープモードなどを使うことで消費電力を削減できます。
⑤ 電力会社・プランを見直す
電気の使用量、これ以上減らすことができない場合は電気料金単価の見直しをしてみましょう。
電力単価そのものを下げることが最も効果的な節約です。
特に2026年は電気代の上昇が予想されているため、早めの見直しが重要です。