【2025年最新】コスパ最強の暖房器具はどれ?冬の電気代が安い暖房ランキング
![【[current-date:jp_year]最新】コスパ最強の暖房器具はどれ?冬の電気代が安い暖房ランキング【徹底比較】](https://selectra.jp/sites/selectra.jp/files/styles/article_hero/public/images/electricity_bills_for_heating_appliances.png.webp)
一年で最も電気代が高い冬。冬の電気代が高いのは、ズバリ「暖房器具の電気代」が原因です。
冬の電気代が高い原因は「暖房器具」の電気代!
2025年2月に発表された総務省統計局の家計調査によれば、2024年1月~3月の冬の電気代平均は1ヶ月あたり【10,974円】(総世帯:世帯人数平均2.18人)でした。

※総務省統計局「家計調査・家計収支編」を基にセレクトラが作成
エアコンを一日中つけっぱなしで使うことの多い夏の方が電気代が高いイメージがありますが、実は、冬の電気代の方が夏の電気代よりも高いのです。
前年(2023年1~3月)の冬の電気代平均が【15,585円】だったのに比べて、2024年の冬の電気代が4,611円も安くなったのは、政府による電気・ガス料金支援が大きかったことが挙げられます。
つまり、電気・ガスの補助金がなかったら、2024年の冬の電気代はもっと高かったということです。
セレクトラでは、電気代が安い暖房器具を徹底比較し、電気代のコスパが良い順にランキング化しました。
~暖房器具の電気代:コスパランキング~
- 🥇1位 ガスストーブ(ガスファンヒーター)
- 🥈2位 電気毛布
- 🥉3位 石油ストーブ(石油ファンヒーター)
- 4位 こたつ
- 5位 ホットカーペット
- 6位 電気ストーブ
- 7位 エアコン
- 8位 電気ファンヒーター(セラミックファンヒーター)
- 9位 オイルヒーター
- 10位 パネルヒーター
冬の電気代・暖房費を節約したいと思ったら、使用する暖房器具とその使い方を見直すことが大切です。
しかし、冬の電気代削減に最も効果があるのは、暖房器具の見直しと併せて電気料金プランも見直すこと!
以下の料金比較シミュレーターで、あなたの電気料金プランが最安かどうか、一度チェックしてみましょう。
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電気料金比較シミュレーション
💡世帯人数別:電気使用量の目安(1月分)
・1人暮らし:250kWh /・2人暮らし:440kWh /・3人暮らし:515kWh /・4人暮らし:655kWh
電気料金シミュレーターご利用上のご注意
- 本サービスで表示される料金プランの情報は、各電力会社が公表しているデータを基に作成されています。当該情報について、十分な注意を払った上で定期的に更新を行っておりますが、ご利用時点での料金単価やサービスその他を保証するものではありません。
- 政府による補助金が適用される際、その割引をシミュレーションに反映しています。一部の電力会社では適用外となる場合がございますのでご注意ください。
- シミュレーションには、元々の定額割引が含まれていますが、特典ポイントや一部キャンペーンなどは計算に反映されていません。詳細はシミュレーター内の「特徴」説明や、各電力会社の公式サイトをご確認ください。
- 燃料費調整単価、またそれに相当する電源調達調整単価などは、各電力会社の公表データに基づき毎月更新し、1年分の電気料金に反映しています。現在2025年5月分の単価を基準として計算しています。
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金は、現在2025年度分の3.98円/kWhを基準に計算しています。
- 自家発電設備や蓄電池の利用による料金の変動は、シミュレーション結果に反映されていません。
- 継続して利用する場合の料金を試算しています。途中解約料や特定の条件で発生する料金は含まれていません。
- 全国どの地域でもご利用いただけます。ただし、離島や集合住宅単位で一括契約されている場合は、料金プランの切り替えができない場合があります。
- 電気とガスを併用している一般のご家庭向けに設計されています。
- ご入力いただいた条件から、当社独自の前提条件に基づいて電力使用量を試算しています。本シミュレーションは参考目安であり、実際の支払額や節約額を保証するものではありません。
- 当社では各料金プランやサービスの詳細についてのご質問にはお答えできません。直接各電力会社にお問い合わせください。
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コスパのいい暖房器具は?【電気代比較ランキング】
家庭にある主な暖房器具の1時間あたりの電気代を計算したところ、冬の暖房器具の中で最も電気代が安いのは「ガスストーブ(ガスファンヒーター)」で、最も電気代が高いのは「パネルヒーター」という結果になりました。
ただし、8位以下の暖房器具(電気ファンヒーター・オイルヒーター・パネルヒーター)に関しては、消費電力・電気代にほぼ差がない状態です。
1時間あたりの暖房器具の電気代は、以下の計算式で算出できます。
- 1時間あたりの暖房器具の電気代【計算方法】
- 1時間あたりの電気代=消費電力(W)÷1000 × 電気料金単価(31円)
※電化製品の消費電力は「W」で表示されており、電気代の計算では「kW」に変換する必要があるため、1000で割ります。
全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している電力料金の目安単価が【1kWh=31円】のため、現在の目安単価31円を基準に電気代を計算します。
下記ランキングの電気代計算には、2024年3月末現在、大手家電量販店での売上げランキング上位のおすすめモデルで、最新型の暖房器具を多く使用しました。
最小・最大値の消費電力だけでなく、長時間使用することの多い安定時の消費電力を基にランキングを作成しています。
※ただし、暖房器具の製造年や機種(スペック)、使用する運転モードによって消費電力・電気代は異なります。
🥇1位:ガスストーブ(ガスファンヒーター) | |
---|---|
ガスファンヒーター(11~15畳) 【大阪ガス】140-6163 |
|
🥈2位:電気毛布 | |
掛け敷き電気毛布 【山善】YKMK-SMH60 |
|
🥉3位:石油ストーブ(石油ファンヒーター) | |
石油ファンヒーター(9~12畳) 【ダイニチ工業】FW-32S4-W |
|
4位:こたつ | |
リビングこたつ 【ニトリ】LS22 8060 WW |
|
5位:ホットカーペット | |
ホットカーペット(2畳) 【山善】NUK203 |
|
6位:電気ストーブ | |
電気ストーブ 【山善】DS-M093 |
|
7位:エアコン | |
エアコン・スタンダード(8~12畳) 【パナソニック】CS-283DFL |
|
8位:電気ファンヒーター(セラミックファンヒーター) | |
省エネセラミックヒーター 【QUADS】QS323 |
|
9位:オイルヒーター | |
オイルヒーター(10~13畳) 【デロンギ】RHJ35M1015 |
|
10位:パネルヒーター | |
遠赤軽量パネルヒーター 【sirota】SN-M351 |
|
※小数点2桁以下は切り捨て
単純に電気代だけを比較すると、ガスストーブ(ガスファンヒーター)や電気毛布が安く、パネルヒーターやオイルヒーターが高い、となります。
しかし、暖房器具は種類によってそれぞれ用途や機能が異なるため、電気代の安さだけで暖房器具のコスパを判断するのは困難です。
例えば、エアコンよりも電気代が安いガスストーブ(ガスファンヒーター)や石油ストーブ(石油ファンヒーター)は、電気代は安くても、ガス代や灯油代のコストが別途かかります。
また、電気ストーブや、こたつやホットカーペットのようなスポット暖房器具は、即暖性はあっても部屋全体を暖めるのは難しいため、エアコンを使うよりも電気代がかかってしまうリスクも。
暖房器具をコスパ良く利用して冬の電気代を節約するためには、各暖房器具の特徴を理解したうえで、ご自分のライフスタイルに合った使い方をすることが重要です。
1kWhあたりの電気代は電力会社によって違う!
1kWhあたりの電気料金単価は、お住まいの地域・電力会社によって異なります。電気代を安くしたいと思ったら、単価の安い電力会社に切り替えるのが最も効果的です。
電気代の安い電力会社ランキングを見る
暖房器具の種類と特徴(メリット・デメリット)

家庭用の暖房器具の種類は用途によって機能が異なります。
ここでは、主な暖房器具の種類を特徴ごとにわけて一覧化しました。
特徴 | 暖房器具の種類 | コスパ |
---|---|---|
広い空間全体を暖める | エアコン(暖房) | 〇 |
部屋をゆっくり暖める | オイルヒーター | ✖ |
パネルヒーター | ✖ | |
狭い部屋を素早く暖める | ガスストーブ(ガスファンヒーター) | ◎ |
石油ストーブ(石油ファンヒーター) | ◎ | |
電気ストーブ(ハロゲンヒーター) | △ | |
電気ファンヒーター(セラミックファンヒーター) | ✖ | |
部分的に暖める | こたつ | 〇 |
ホットカーペット | 〇 | |
電気毛布 | ◎ |
次の項目で、それぞれの暖房器具の特徴(メリット・デメリット)を詳しく解説します。
ただし、冬の電気代・暖房費節約に最も効果的なのは、電気料金プランの見直しです。
以下の電気料金シミュレーターで、自分の状況に合わせた電気料金プランの比較をしてみましょう。
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電気料金比較シミュレーション
💡世帯人数別:電気使用量の目安(1月分)
・1人暮らし:250kWh /・2人暮らし:440kWh /・3人暮らし:515kWh /・4人暮らし:655kWh
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- 再生可能エネルギー発電促進賦課金は、現在2025年度分の3.98円/kWhを基準に計算しています。
- 自家発電設備や蓄電池の利用による料金の変動は、シミュレーション結果に反映されていません。
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エアコン【コスパの高い暖房器具】

エアコンは、ヒートポンプの技術で室外の空気中から熱を取り込み、この熱を室内に循環させることで空間を暖める暖房器具です。
エアコン【メリット】 | エアコン【デメリット】 |
---|---|
|
|
リビング・広い部屋に最適! |
リビングやワンルームなどの広い空間を暖める暖房器具には、エアコンが最適です。
💡エアコンの電気代は高い?
エアコンは、電気で熱を作るのではなく、空気中にある熱を取り込んで使います。
電気で熱を作っている他の暖房器具が「消費電力」=「暖房能力」であるのに対し、熱を取り込んで利用するエアコンは「消費電力」の約5倍の暖房能力があります。
つまり、エアコンは、少しの電気でたくさんの熱を生み出すことができるコスパの高い暖房器具です。
冬の電気代節約に最も効果的なのは電気料金プランの見直し
オイルヒーター【空気を汚さず安全!】

オイルヒーターは、ヒーター内で電気加熱したオイルを本体に張り巡らせたパイプ内で循環させることにより部屋を暖める暖房器具です。
オイルヒーター【メリット】 | オイルヒーター【デメリット】 |
---|---|
|
|
寝室・子ども部屋に最適! |
オイルヒーターは、寝室用の暖房など、人の出入りが少ない部屋で長時間利用するのに適した暖房器具です。
また、他の暖房器具と比較して低温での運転のため、やけどや火事のリスクも少なく、子ども部屋でも安心して使えます。
パネルヒーター【サイズが豊富】

オイルヒーター同様、パネルヒーターも、送風ではなく輻射熱で部屋をじんわりと暖めるタイプの暖房器具です。
そのため、運転開始後すぐに部屋全体を暖めることはできませんが、遠赤外線効果で身体を直接温めるのに優れています。
パネルヒーター【メリット】 | パネルヒーター【デメリット】 |
---|---|
|
|
サイズによって使い分け可能・子ども部屋にも最適 |
パネルヒーターは、オイルヒーターよりもコンパクトで持ち運びがラクなのが特徴です。
サイズや種類も豊富なので、小さいものは脱衣所やデスクの足元周りで使ったり、大きいものはリビング・寝室用に利用したりと、用途によって使い分けが可能。
また、オイルヒーターと同じように、空気を汚さず安全な暖房器具なので、子ども部屋にも最適です。
冬の電気代節約に最も効果的なのは電気料金プランの見直し
ガスストーブ(ガスファンヒーター)

ガスストーブ(ガスファンヒーター)は、ガスを燃料にした暖房器具で、以下の2種類あります。
- ガスストーブの種類
- ガス管供給式:ガス管に接続して使う
- カセットボンベ式:屋外でも利用可能
ガス管供給式のガスストーブの場合は、「都市ガス」と「プロパンガス(LPガス)」で使用する暖房器具が異なることに注意しましょう。
現在利用中のガス会社が都市ガスであれば、都市ガス専用のガスストーブを、プロパンガスを利用中であれば、プロパンガス専用のガスストーブを選ぶ必要があります。
カセットボンベ式は、電池や電源コードなどが不要で移動も簡単なため、災害時などの非常用や、キャンプなどのアウトドア用としても便利です。
ガスストーブ【メリット】 | ガスストーブ【デメリット】 |
---|---|
|
|
狭い空間や、屋外・防災用に最適 |
ガスストーブ(ガスファンヒーター)は、小型でコンパクトなものが多いため、狭い部屋をすぐに暖めたい時などに適しています。
ただし、ガスを使用するため、安全面を考慮して子ども部屋などに置くのは避けた方がいいでしょう。
石油ストーブ(石油ファンヒーター)

石油ストーブ(石油ファンヒーター)は、電気によって灯油を燃やし、その熱をファンで室内に送風する暖房器具です。
石油ストーブ【メリット】 | 石油ストーブ【デメリット】 |
---|---|
|
|
和室・書斎(勉強部屋)に最適 |
石油ストーブ(石油ファンヒーター)は、洋室の広いリビングよりも、和室や書斎、勉強部屋のような狭い空間を全体的に暖めるのに向いています。
また、電源を入れるとすぐに暖まるので、エアコンの暖房で広い部屋が十分に暖まるまでの間に併用するのにもおすすめ。
ただし、石油ストーブ(石油ファンヒーター)は灯油の燃焼により二酸化炭素が発生するため、定期的に換気が必要である点に注意しましょう。
電気ストーブ【すぐ温まりたい時に◎】

電気ストーブは、本体から赤外線や遠赤外線を発することにより、近くのものを直接温める暖房器具です。
発熱体(熱源)によって以下のような種類があります。
- 電気ストーブの種類
- ハロゲンヒーター:発熱体はハロゲンランプ
- カーボンヒーター:発熱体は炭素繊維
- グラファイトヒーター:発熱体は黒鉛(グラファイト)
- シーズヒーター:発熱体はニクロム線を絶縁体で包み、金属のパイプで覆ったもの
- 石英管ヒーター:発熱体のニクロム線を石英管ガラスで覆ったもの
種類によってメリット・デメリットはそれぞれ細かく異なりますが、共通しているのは、熱を発するまでの起動時間が早く、電源を付けるとすぐに暖かくなる点です。
電気ストーブ【メリット】 | 電気ストーブ【デメリット】 |
---|---|
|
|
補助暖房やスポット暖房に最適 |
電気ストーブは比較的コンパクトなサイズが多く、広い空間を暖めるよりも、部分的にすぐ暖めたい場合に適しています。
他の暖房器具に比べて、消費電力が高いため、長時間使うと電気代が高くなってしまう点に注意が必要です。
電気ファンヒーター(セラミックファンヒーター)

電気ファンヒーター(セラミックファンヒーター)は、特殊加工セラミックを発熱させて温風を作り、ファンで送風することで部屋を暖める暖房器具です。
電気ファンヒーター【メリット】 | 電気ファンヒーター【デメリット】 |
---|---|
|
|
補助暖房やスポット暖房に最適 |
電気ファンヒーター(セラミックファンヒーター)は、脱衣所やキッチンなどの狭い空間や短時間の利用に向いている暖房器具です。
また、リビングでエアコンなどで暖房中に暖まりにくい足元を温めるための補助暖房として使うことにも適しています。
冬の電気代節約に最も効果的なのは電気料金プランの見直し
こたつ【保温性抜群!】

こたつは、テーブルの下に設置された発熱体によって内部を暖める暖房器具です。
こたつ【メリット】 | こたつ【デメリット】 |
---|---|
|
|
エアコンやヒーターとの併用がおすすめ |
こたつは、冷えを感じやすい手足を直接温めることができる便利な暖房器具です。
ただし、暖められる場所が限定的なため、空間を暖めるエアコンやヒーターとの併用が効果的です。
ホットカーペット【足元の冷えに◎】

ホットカーペットは、カーペット内部に織り込まれた電熱線に通電することで熱を発生させる暖房器具です。
形状は普通のカーペットですが、端部に付属している操作用コントローラーによって温度調整やタイマー設定が可能です。
ホットカーペット【メリット】 | ホットカーペット【デメリット】 |
---|---|
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エアコンやヒーターとの併用がおすすめ |
ホットカーペットは、こたつと同様に空間を暖める力はありません。
ただし、エアコンやヒーターでは暖めにくい足元を効果的に暖められるため、他の暖房器具との併用がおすすめです。
また、空気の汚れや危険性もないため、子ども部屋でも安心して利用できます。
電気毛布【身体を直接温める】

電気毛布は、ホットカーペット同様、毛布の中に電熱線を入れ込んで発熱させる暖房器具です。
電気毛布には、身体に掛けるタイプと就寝時にベッドや布団に敷くタイプ、掛け敷き両用タイプがあり、いずれも直接身体を温めたい時に便利です。
電気毛布【メリット】 | 電気毛布【デメリット】 |
---|---|
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|
エアコンやヒーターとの併用がおすすめ |
最近の電気毛布は、USB対応や洗濯機で洗えるものなど、様々な種類のものがあり、ライフスタイルや用途に合わせて選べるのがメリットです。
他の暖房器具に比べて消費電力も少なく、電気代も安いため、長時間使用しても安心!
ただし、空間を暖める能力はないので、アコンやヒーターとの併用がおすすめです。
冬の電気代節約に最も効果的なのは電気料金プランの見直し
暖房器具の電気代【節約方法】
暖房器具の電気代やそれぞれの特徴がわかったところで、冬の電気代を大きく左右する【暖房器具の電気代】を節約する方法について解説します。
- 暖房器具の電気代を節約する方法
- 目的・場所ごとに暖房器具を使い分ける
- 適切な設定温度で使う
- 適度な湿度を保つ
- 古い家電の買い換え
目的・場所ごとに暖房器具を使い分ける
暖房器具の種類と特徴で見たように、暖房器具には異なった特徴があり、それぞれ最適な使い方があります。
「1時間あたりの電気代が安いから」という理由ではなく、使用する部屋の広さや用途に合わせて最適な暖房器具を選ぶことが、冬の電気代節約に最も重要です。
目的に合わせて賢く選ぼう【暖房器具比較一覧】
家庭でよく使われる代表的な暖房器具を「コスパ」「速暖性」「保温性」「安全性」「乾燥度」「メンテナンス」の6項目に分けて比較し、一覧にまとめました。
エアコン | 電気ストーブ | セラミックヒーター | ガスストーブ ガスファンヒーター |
石油ストーブ 石油ファンヒーター |
オイルヒーター パネルヒーター |
ホットカーペット こたつ |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
コスパ | 〇 | △ | ✖ | ◎ | ◎ | ✖ | 〇 |
速暖性 | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | 〇 |
保温性 | ◎ | ✖ | ✖ | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ |
安全性 | ◎ | 〇 | ◎ | ✖ | △ | ◎ | 〇 |
乾燥度 | ✖ | 〇 | △ | △ | ✖ | ◎ | ◎ |
お手入れ | 必要 | 不要 | 不要 | 必要 | 必要 | 不要 | 必要 |
上図から、暖房器具は種類によって得意な機能が異なることがよくわかりますね。
それぞれの利点を活かし、目的に合わせて適切に利用することで、効率よく快適に部屋を暖めることができます。
帰宅直後は、速暖性の高いガスストーブや石油ストーブで部屋を素早く暖め、部屋が暖まったら、温度キープに優れているエアコンに切り替える、など。
効率よく部屋を暖められるだけでなく、冬の電気代を節約できます。
どこで使うのがベスト?【暖房器具の設置場所】
暖房器具の電気代を抑えるには、どこでどのように使うのが効率的か、それぞれの暖房器具の特徴をふまえて下図にまとめました。
使用場所 | 最適な暖房器具 |
---|---|
リビング(8畳以上) |
|
リビング(8畳未満)・和室・書斎 |
|
寝室 |
|
子ども部屋 |
|
脱衣所・キッチン・トイレ |
|
冬の電気代を節約したいと思ったら、暖めたい部屋の広さや目的に合わせた暖房器具の使い方が重要です。
冬の電気代のカギを握るのはエアコン!
家庭で使われている暖房の中でも、最も広く使用されているエアコンは、冬の電気代を大きく左右します。
セレクトラの独自調査では、冬に使用する暖房器具のうち、主にエアコンを使用する人の割合が全体の約77%も占めることがわかりました。

▶「冬の電気代と暖房器具」に関するアンケート調査詳細:クリックで確認
調査期間 | 2024年3月22日‐3月29日 |
調査対象モニター | 冬の電気代が気になる方 |
調査手法 | インターネット調査 |
調査機関 | 株式会社マクロミル |
暖房器具の電気代節約方法は全種類の暖房器具で共通ですが、ここでは多くの家庭の冬の電気代を左右するエアコンを例にとって、暖房器具の節電方法をわかりやすく解説します。
適切な設定温度で使う
環境庁では、快適性を損なわず省エネ対策になる室温として【夏季は28℃・冬季は20℃】を推奨しています。
例えば、エアコンの設定温度を1℃下げた場合の消費電力量は、冷房時に約13%・暖房時に約10%も削減されます。外気気温6℃の時に、エアコンの暖房の設定温度を21℃から20℃に下げた場合(9時間/日)、年間で節約できる電気使用量と電気代は以下のとおりです。
- 設定温度1℃下げるだけで電気代節約に!
- 電気使用量:53.08kWh省エネ
- 電気代:約1,645円の節約
※出典:一般財団法人省エネルギーセンター
💡設定温度20℃キープで電気代削減!
設定温度を1℃下げるだけで確実に電気代が節約できるため、暖房器具を使用する際は、適切な設定温度をキープしましょう。
また、リビングなどの広い空間を暖めたい場合は、エアコンの設定温度を低めに保ち、ホットカーペットやこたつ等の補助暖房を併用して、体感温度を高めるのも節電に効果的です。
💡空気清浄機・サーキュレーターの併用が電気代節約に◎
エアコンの暖房を使用する際は、空気の温度ムラをなくし、暖かい空気が隅々まで行き渡るよう、空気清浄機やサーキュレーターの併用もおすすめです。効果的に電気代を節約できます。

※出典:ダイキン工業「エアコンの電気代を節約する方法」
なお、冷たい空気は部屋の下の方にたまりやすいため、エアコンの風向きは下向きに設定しましょう。より素早く部屋全体を暖めることができます。
また、暖かい空気が逃げないよう、厚地のカーテンを使用して熱をキープすることも節電になります。
エアコンは、起動する時に最も多くの電力を消費します。そのため、30分以内の短時間であれば、スイッチをこまめにオンオフするよりも、つけっぱなしにした方が電気代の節約になります。
また、運転モードは「自動運転」にすると、消費電力を抑えられるので節電に効果的です。
💡定期的にフィルターを掃除する
エアコンは定期的なメンテナンスが必要な暖房器具です。
暖房時、エアコンは部屋の冷たい空気を吸い込み、暖かい空気にして部屋の中に吐き出すことで部屋を暖かくしますが、エアコンのフィルターが目詰まりすると吸い込める空気の量が少なくなり、多くの電気が必要です。
フィルター掃除をしないと年間25%も電気代が高くなるという試算*もあるため、定期的にフィルターを掃除しましょう。

※出典:ダイキン工業「エアコン掃除の困りごとと対処法」
エアコンの暖房代を節約してコスパ良く使用したい場合は、2週間に1回を目安に定期的にエアコンのフィルターを掃除しましょう。
なお、年に一度は、プロのハウスクリーニング業者にエアコンクリーニングを依頼するのもおすすめです。
フィルターだけでなくエアコン内部まで徹底的に洗浄してもらうと、風量が強まって最小限の消費電力で済むようになります。
適度な湿度を保つ
暖房器具を使用する際は、室内の湿度を適切に保つことも電気代の節約に有効です。
暖房中は、室内の湿度を40~60%に保つことで体感温度が上がり、設定温度が低くても暖かく感じやすくなります。
そのため、エアコンなどの暖房器具で湿度設定ができる場合は、湿度を40~60%に設定するとよいでしょう。
湿度設定ができない場合は、加湿器などを併用し、適切な湿度バランスを保つことをおすすめします。
古い家電の買い換え
家庭の電化製品は日々進歩し、家電の省エネ率も上がっています。
もし、現在お使いの暖房器具が10年以上前の古い機種で、消費電力が高いタイプであれば、最新の省エネモデルに買い換えることで電気代を節約できます。
例えば、同じメーカー(Panasonic)のエアコンでも、10年以上前に製造された2013年のエアコンと最新のエアコン機種を比較したところ、省エネ率の向上により、実際に、消費電力量や電気代に以下の差が出ました。

※「省エネ製品買換ナビゲーション」で比較
そのため、古い暖房器具の買い換えを検討中の方は、省エネタイプの最新機種にリプレイスすることで電気代を簡単に節約できます。
電気代が安くなる【暖房器具の賢い選び方】
暖房器具を購入する際は、以下のポイントに注意して選びましょう。
目的に合った暖房器具を選ぶ
まずは、どんな部屋でどんな用途で使う暖房器具が必要なのか、目的に合った種類の暖房器具を選ぶことが大切です。
- 暖房器具の使用目的は?
- 広い空間全体を暖めるため
- 狭い空間を素早く暖めるため
- 身体を直接温めるため
- スポット暖房として補助的に使うため
暖房器具の種類ごとに、それぞれ得意分野が異なります。
使用場所・目的に合わせて、メリットが活かせる暖房器具を選びましょう。
熱源を選ぶ
使用場所と目的が決まったら、暖房器具の熱源についても検討が必要です。
例えば、子ども部屋に使用する暖房器具であれば、灯油の補充が必要な石油ストーブ(石油ファンヒーター)や、やけどや火事のリスクがあるガスを熱源としたガスストーブ(ガスファンヒーター)は向いていません。
暖房器具の機能だけでなく、使用場所に適した熱源かどうかも確認しておきましょう。
省エネタイプを選ぶ
せっかく暖房器具を買い換えるなら、電気代が安くなる省エネタイプを選ぶのが賢明です。
特に、長時間利用する場合は、消費電力が少なくて済む暖房器具ほど、電気代の節約が見込めます。
なお、資源エネルギー庁では、小売事業者に対して、家電などの省エネ性能が一目でわかるよう「省エネラベル」の表示を義務付けています。

※出典:資源エネルギー庁「統一省エネラベル等」とは
上記の省エネラベルにより、以下のことがわかります。
- 【省エネラベル】チェックポイント
- 省エネ性能の評価点
- 省エネ基準の達成状況
- 省エネ基準達成率(%)
- 年間消費電力量(kWh/年)
- 年間の目安電気料金(円)
暖房器具選びで迷ったら、省エネ性能がより高い暖房器具を選ぶと後悔しません。
省エネラベルをチェックして、どの暖房器具が最も電気代の節約に有効か、比較しながら選ぶとよいでしょう。
料金比較ですぐわかる💡冬の電気代が安い電力会社
冬の電気代が高い原因である「暖房器具の電気代&特徴」について解説してきましたが、冬の電気代節約で最も効果的かつ簡単な方法は「あなたの電気代が一番安くなる電力会社への乗り換え」です。
冬の電気代を安くしたい方は、以下の料金比較シミュレーターで、「郵便番号」+「1ヶ月あたりの電気使用量」をご入力ください。
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- 電気とガスを併用している一般のご家庭向けに設計されています。
- ご入力いただいた条件から、当社独自の前提条件に基づいて電力使用量を試算しています。本シミュレーションは参考目安であり、実際の支払額や節約額を保証するものではありません。
- 当社では各料金プランやサービスの詳細についてのご質問にはお答えできません。直接各電力会社にお問い合わせください。
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