毎年電気代が下がる「再エネどんどん割」とは?

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電気業界初 - 毎年どんどん電気代が下がる電気料金プラン -

2016年に電力自由化になり、既存の大手電力会社にはない魅力的な電力料金プランが多数登場しました。既に料金プランを切り替えて電気代削減に成功している方も多いでしょう。

基本料金ゼロ円でおなじみのLooopでんきは、北海道電力エリア限定(一部離島を除く)で電気料金プラン「再エネどんどん割」を提供しています。

この電気料金プランは「業界初の電気代どんどん下がる」電気料金プランと言われています。電気代がどんどん下がるとはどういうことなのでしょうか?そして、これまでの電気料金プランと何が異なるでしょうか?

一般的な電気料金プランとは?北海道電力を例に。

 

一般的な電気料金プランとは?北海道電力を例に。

北海道電力・従量電灯Bの料金表
基本料金
(毎月固定)
10A 402.60円
15A 603.90円
20A 805.20円
30A 1207.80円
40A 1610.40円
50A 2013.00円
60A 2415.60円
電力量料金
(1kWhあたり)
120kWhまで 35.35円
120kWh超えて
280kWhまで
41.64円
280kWh超える 45.36円
燃料費等調整額 加算もしくは減算
(毎月変動)
再エネ賦課金
(1kWhあたり)
2.98円
(毎年上昇傾向)

北海道電力やその他の大手電力会社、そして多くの新電力会社もいずれも基本料金電力量料金の2つからなる料金体系が主流です。

基本料金はおもに契約アンペア数(もしくは契約容量)に基づく毎月固定の料金です。もし北海道電力の従量電灯プランで60アンペアを利用しているなら、毎月2415.60円 も支払っていることになります。毎月この金額が固定で支払わないといけないのは大きいですよね。

電力量料金は毎月電気を利用した量(電力量)に応じて支払うので、多く使った月は多く払うし、少なかった月は少なくなります。1キロワットアワー(電力量の単位)あたりいくらという形で設定されており、北海道電力の従量電灯プランの場合は3段階に分かれています。

そしてこの他に、燃料費調整額、そして再生可能エネルギー発電促進賦課金がかかります。燃料費等調整額は、発電所を動かす燃料(原油・石炭・LNG等)の多くを輸入に頼っているので、為替や燃料費の変動を毎月の料金に反映させるものです。月によっては加算もしくは減算されます。

再生可能エネルギー発電促進賦課金再エネ賦課金とも略されます)は、その名の通り再生可能エネルギー発電を普及促進させるために、毎月の電力量1キロワットアワーごとにいくらという形で徴収されており、毎年その金額が上昇しています。

北海道電力やその他の大手電力会社、そして多くの新電力会社もいずれも基本料金電力量料金の2つからなる料金体系が主流です。

基本料金はおもに契約アンペア数(もしくは契約容量)に基づく毎月固定の料金です。もし北海道電力の従量電灯プランで60アンペアを利用しているなら、毎月2415.60円 も支払っていることになります。毎月この金額が固定で支払わないといけないのは大きいですよね。

電力量料金は毎月電気を利用した量(電力量)に応じて支払うので、多く使った月は多く払うし、少なかった月は少なくなります。1キロワットアワー(電力量の単位)あたりいくらという形で設定されており、北海道電力の従量電灯プランの場合は3段階に分かれています。

そしてこの他に、燃料費調整額、そして再生可能エネルギー発電促進賦課金がかかります。燃料費等調整額は、発電所を動かす燃料(原油・石炭・LNG等)の多くを輸入に頼っているので、為替や燃料費の変動を毎月の料金に反映させるものです。月によっては加算もしくは減算されます。

再生可能エネルギー発電促進賦課金再エネ賦課金とも略されます)は、その名の通り再生可能エネルギー発電を普及促進させるために、毎月の電力量1キロワットアワーごとにいくらという形で徴収されており、毎年その金額が上昇しています。

北海道電力・従量電灯Bの料金表
基本料金
(毎月固定)
10A 402.60円
15A 603.90円
20A 805.20円
30A 1207.80円
40A 1610.40円
50A 2013.00円
60A 2415.60円
電力量料金
(1kWhあたり)
120kWhまで 35.35円
120kWh超えて280kWhまで 41.64円
280kWh超える 45.36円
燃料費等調整額 加算もしくは減算
(毎月変動)
再エネ賦課金
(1kWhあたり)
2.98円
(毎年上昇傾向)

では、この一般的な電気料金プランと「再エネどんどん割」何が違うのでしょうか?

「再エネどんどん割」の料金プランの中身は?

「再エネどんどん割」の料金プランの中身は?

上記で説明した通り、一般的な電気料金プランは「基本料金」「電力量料金」「燃料費等調整額」「再生エネルギー発電促進賦課金」の4つが含まれています。契約アンペア数や電力量ごとに細かく金額が分かれていたり、毎月もしくは毎年金額が変動するので、計算もややこしいです。

でも「再エネどんどん割」の場合、電気料金=「電力量料金」なのです。「基本料金」も「燃料費等調整額」も「再生エネルギー発電促進賦課金」も一切不要です。極めてシンプルな電気料金プランと言えます。そしてこの電気料金(電力量料金)が毎年どんどん安くなるのです。確かにこのようなプランは業界初(2020年8月現在)と言えますね。

「再エネどんどん割」のポイント① 「再エネどんどん割」の料金は、電力量料金(電気を使った分に支払う料金)のみ。

では、毎年「再エネどんどん割」を利用しつづけるとどれくらい値段が下がるのでしょうか?

「再エネどんどん割」20年間で電気料金が約30%削減する。

「再エネどんどん割」20年間で電気料金が約30%削減する。

「再エネどんどん割」を毎年利用し続けると、2年目以降から電力量料金が1キロワットアワーあたり0.5円値下がりします。5年利用続けると初年度比約6%割引、10年利用を続けると初年度比約14%割引されます。そして20年利用すれば、初年度の料金から比べて約30%も削減することができるのです。

再エネどんどん割S・年数ごとの価格変化(クリックして表示)
年度 どんどん割S 初年度からの割引率 300kWhあたり
初年度 32.00円 - 9,600円
2年目 31.50円 1.56% 9,450円
3年目 31.00円 3.13% 9,300円
4年目 30.50円 4.69% 9,150円
5年目 30.00円 6.25% 9,000円
10年目 27.50円 14.06% 8,250円
15年目 25.00円 21.88% 7,500円
20年目 22.50円 29.69% 6,750円

このように使い続ければ続けるほどお得になるのが「再エネどんどん割」の魅力です。

「再エネどんどん割」のポイント② 料金が毎年値下がりし、20年利用を続けると初年度比で約3割も安くなる。

契約が引き継げるので「長く」使い続けられる。

 

契約が引き継げるので「長く」使い続けられる。

5年、10年、20年とどんどん安くなる「再エネどんどん割」。でも、「将来どうなるかわからないなぁ」と不安に思う方もいるでしょう。

ご安心ください、「再エネどんどん割」は、同じ住所で料金プランを使う場合は、契約を継承することができます。「再エネどんどん割」を始めれば、その家で生活する次の世代、その次の世代まで、おトクな電気料金を利用できますね。

同じ住所で利用するなら、家族でも家族以外でも誰でも契約を継承できます。

「再エネどんどん割」のポイント③同じ住所で利用するなら誰でも経年割引特典を引き継げる。

【検証】北海道電力と比べてどれくらい安くなる?

 

[検証]北海道電力と比べてどれくらい安くなる?

毎年どんどん値が下がる「再エネどんどん割」は、北海道電力と比べてどれくらい安くなるのでしょうか?北海道電力の従量電灯プランもしくは、それに準じる料金プランを利用している場合(北海道ガスの従量電灯プラン、トドック電気のスタンダードプランなど)は、契約アンペア数と毎月の使用量によって電気料金が変わってきます。

一般的な北海道エリアの従量電灯プランの場合、2人暮らしなど、部屋数が少なく同時に利用する家電製品などが少ない場合は、30A以下の低い契約アンペア数で毎月の使用量も少なめでしょう。逆に4人以上など家族の人数が多く、部屋数も多く、一度に利用する家電製品が多い場合は、50アンペアなど高いアンペア契約を利用しているでしょう。

「再エネどんどん割」には契約アンペア数ごとの「基本料金」がそもそもゼロ円ですが、他の従量電灯型の料金プランと比較する時は、基本料金と電力量料金それぞれを組み合わせて考える必要があります。そこで、2人家族、3人家族、4人家族でそれぞれ組み合わせパターンを考えてみました。

  1. パターン①・・・2人家族(30Aで月平均250kWh利用)
  2. パターン②・・・3人家族(40Aで月平均350kWh利用)
  3. パターン③・・・4人家族(50Aで月平均450kWh利用)

また「再エネどんどん割」には「燃料費調整額」も「再生可能エネルギー発電促進賦課金」もありませんが、その他の電力会社では北海道電力を含め原則「燃料費調整額」と「再生可能エネルギー発電促進賦課金」が「基本料金」と「電力量料金」に加えて必要になります。

燃料費調整額」は毎月変動し、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」も毎年変動します。なので、ここでは「燃料費調整額」については2019年5月から2020年3月までの平均値を基準とし、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」は2019年5月から2020年4月検針分を基準として計算します。では、早速計算結果をみてみましょう。

2人家族の場合(クリックして表示)
比較期間 従量電灯B 再エネどんどん割 差額
初年度・月間 8,291円 8,000円 291円
初年度・年間 99,492円 96,000円 3,492円
5年目・月間 8,291円 7,500円 791円
5年目・年間 99,492円 90,000円 9,492円
10年目・月間 8,291円 6,875円 1,416円
10年目・年間 99,492円 82,500円 16,992円
15年目・月間 8,291円 6,250円 2,041円
15年目・年間 99,492円 75,000円 24,492円
20年目・月間 8,291円 5,625円 2,666円
20年目・年間 99,492円 67,500円 31,992円

 

3人家族の場合(クリックして表示)
比較期間 従量電灯B 再エネどんどん割 差額
初年度・月間 12,101円 11,200円 901円
初年度・年間 145,212円 134,400円 10,812円
5年目・月間 12,101円 10,500円 1,601円
5年目・年間 145,212円 126,000円 19,212円
10年目・月間 12,101円 9,625円 2,476円
10年目・年間 145,212円 115,500円 29,712円
15年目・月間 12,101円 8,750円 3,351円
15年目・年間 145,212円 105,000円 40,212円
20年目・月間 12,101円 7,875円 4,226円
20年目・年間 145,212円 94,500円 50,712円

 

4人家族の場合(クリックして表示)
比較期間 従量電灯B 再エネどんどん割 差額
初年度・月間 16,023円 14,400円 1,623円
初年度・年間 192,276円 172,800円 19,476円
5年目・月間 16,023円 13,500円 2,523円
5年目・年間 192,276円 162,000円 30,276円
10年目・月間 16,023円 12,375円 3,648円
10年目・年間 192,276円 148,500円 43,776円
15年目・月間 16,023円 11,250円 4,773円
15年目・年間 192,276円 135,000円 57,276円
20年目・月間 16,023円 10,125円 5,898円
20年目・年間 192,276円 121,500円 70,776円

どのパターンの場合も初年度から北海道電力より安くなっていますね。また、「再エネどんどん割」は毎年電気料金が安くなるので、使い続ければ続けるほど北海道電力との差額が増えているこことがわかります。4人暮らしで、20年使い続ければ20年目には北海道電力と比べて年間約7万円も得する計算です。これは他社の電気料金プランには真似できない割引率と言えるでしょう。

ただし、この料金比較はあくまでも北海道電力の電気料金と、その「燃料費調整額」および「再エネ賦課金」が変動しないことが条件になります。その点注意が必要です。

ただし、「再エネ賦課金」は毎年増加傾向にあります。2012年に1キロワットアワーあたり0.22円だったのが、2015年には1.58円になり、2020年4月からは2.98円になりました。国のエネルギー政策にも左右されますが、今後も同じペースで増加することが見込まれます。つまり、「再エネどんどん割」を利用すれば、毎年1kWhあたり0.5円値下がりするだけではなく、再エネ賦課金の値上がり分(1kWhあたり約0.4円)も得することになるのです。

「再エネどんどん割」のポイント④初年度から北海道電力より安くなる。

「再エネどんどん割」の「再エネ」とは?

 

「再エネどんどん割」の「再エネ」とは?

毎年料金が安くなる電気料金プラン「再エネどんどん割」ですが、どうして「再エネ」が名前に入っているのでしょうか?実は「再エネ」はLooopでんきと切っても切り離せない関係にあります。

「再エネ」とは「再生可能エネルギー」の略です。株式会社Looopは東日本大震災のボランティア活動の経験から再生可能エネルギー(太陽光発電や風力発電といった燃料費がかからないエネルギー)を普及に貢献したいという思いから生まれた会社なのです。

そんなLooopは新電力として電気を販売するだけではなく、太陽光発電や蓄電池などソーラー関連事業にも積極的に取り組んでいます。北海道の中標津町には、Looop社最大の太陽光発電所「Looop中標津太陽光発電所」があり、2019年10月から発電を行っています。そして「再エネどんどん割」で供給される電気の40%を再生可能エネルギー発電を含むFIT(フイット)電気にすることを目標にしています。

電源構成におけるFIT(フイット)電気(および再生可能エネルギー発電)の割合を40%にするのが目標と聞いて、多いか少ないかわからない人もいるでしょう。2020年現在、北海道電力が公表している電源構成では、FIT電気9%、再エネ(FIT電気以外)10%、水力6%となっており、合計で25%になります(北海道電力公式サイトより参照)。他の大手電力会社では、東京電力は12%、関西電力は15%(いずれも公式サイトを参照)となっており、北海道電力はその中でも比較的高くなっています。これは北海道には、他の電力地域に比べて豊かな自然資源があり、それを活用できるというメリットがあるからと推測されます。それでも40%というLooopでんきが掲げる目標は北海道電力やその他の電力会社に比べても、高い数値といえるでしょう。

以上のように、Looopでんきの「再エネどんどん割」は北海道から始まりました。ですが、いつまでも「北海道限定」を続けるわけではなく、今後は他の電力地域にも「どんどん」進出していく予定だそうです。Looopでんきは基本料金ゼロ円・電力量料金1段階のシンプルな料金プランを既に日本全国で展開しています(ただし、一部離島地域を除く)。日本全国で「再生可能エネルギー発電」を積極的に活用して、しかも毎年安くなる電気料金プランが使える日も、そう遠くないようです。

「再エネどんどん割」のポイント⑤再生可能エネルギー発電を含むFIT電気を積極的に供給する。(電源構成における40%が目標)

「再エネどんどん割」に申し込む方法

 

「再エネどんどん割」に申し込む方法

「再エネどんどん割」に申し込むなら、Looopでんきの「再エネどんどん割」公式ページから行いましょう。「再エネどんどん割」は、Looopでんきの「おうちプラン」「ビジネスプラン」と同じように解約金はゼロ円です。なので安心して申し込むことができますね。

Looopでんきの「再エネどんどん割」に切り替えるのは簡単です。公式ページの申し込みフォームから申し込むだけ、現在利用中の電力会社へはLooopでんきが代わりに連絡してくれます。