小さいiPhoneはもう出ない?スマホ市場の傾向から発売の可能性を考察

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iPhoneSEやminiの小型シリーズはもう出ない?スマホ市場の傾向から発売の可能性を考察!

iPhone 17シリーズの発売が迫っており、世界中から大きな注目を集めています。しかし、新型iPhoneに関連する情報の中にはiPhone SEやminiのシリーズのような、小さいサイズのiPhoneの話題はありません

画面が小さいiPhoneを求めているユーザーは、「今後、小型のiPhoneは発売されるのか」は気になるところでしょう。

この記事では、iPhone SEやminiといった小型のiPhoneが発売される可能性について考察します。また、小型スマホを求める人におすすめの選択肢も紹介します。

これから先、iPhone SEやminiのシリーズは発売される?

結論から言うと、iPhone SEやminiのシリーズが新たに発売される可能性は、非常に低いと言えます。

これはAppleの公式発表ではなく、あくまで市場の状況や過去の動向から導き出される予測に過ぎません。しかし、Appleが小型シリーズの販売から手を引いたと考えられる理由は複数挙げられます。

なぜあれほどまでに支持されていたはずの小型シリーズがiPhoneのラインナップから姿を消しつつあるのか、その具体的な理由を詳しく掘り下げていきます。

新しいiPhone SEやminiシリーズが発売される可能性が低い理由4つ

iPhone SEやminiのシリーズが発売される可能性が低いと考えられる理由は、以下の4つです。

  • 廉価版モデルがSEからeシリーズに置き換わった
  • iPhone 12 miniとiPhone 13 miniがあまり売れなかった
  • 大きいスマホを求めるトレンドの変化
  • 小さいスマホの性能の限界

それぞれの理由を解説します。

廉価版モデルがSEからeシリーズに置き換わった

2025年2月28日に、iPhoneの新しいシリーズとなる「iPhone 16e」が発売されました。iPhone 16eはiPhone 16の廉価版モデルで、性能を抑えて価格を安くしています。

今までiPhoneの廉価版モデルと言えばiPhoneSEシリーズで、2025年春にはiPhone SE4の発売が期待されていました。

しかし、2025年2月にiPhone 16eが発売されたことで、廉価版のiPhoneは「SE」シリーズから「e」シリーズに置き換わったことになります。

iPhone 17以降も春に廉価版のeシリーズが発売されることがアナリストたちに予想されており、新たなSEシリーズが発売される可能性は極めて低いと言えます。

関連記事:「iPhoneは年2回発売になるのか?」| iPhone 17eの発売は2026年春?アップルは「e」シリーズを毎年発売するのか

iPhone 12 miniとiPhone 13 miniがあまり売れなかった

小型iPhoneとして発売されたminiシリーズは、12 miniと13 miniの販売台数が少なかったことにより新作が登場しなくなった、という見方が強いです。

MacRumorsが引用するCIRPのレポートによると、iPhone 12 miniの販売台数はiPhone 12/12 Pro/12 Pro Maxよりも顕著に低く、iPhone 12の総販売台数のわずか6%でした。

iPhone SE以来最も小型のiPhoneとして発売されたiPhone 12 miniでしたが、Appleの意図した結果とはならなかったようです。

翌年はiPhone 13 miniが発売されましたが、2022年のCIRPのレポートでは、2022年1〜3月のiPhone総販売数の内、iPhone 13 miniはわずか3%であったことが報じられました。iPhone 13シリーズがiPhone 12よりも順調に推移した背景からも、「miniの不人気」が浮き彫りになってしまいました。

iPhone Purchase by Model by Quarter
画像引用:MacRumors

結果的に、iPhone14シリーズ以降はminiが発売されていません。過去のminiの販売状況を考慮すると、今後もiPhoneのminiシリーズが発売される可能性は低いと考えられます。

大きいスマホを求めるトレンドの変化

ここ数年でスマホ市場のトレンドが変わり、大画面を持つ大型のスマホが多くなりました。考えられる主な要因は以下のとおりです。

  • スマホでの動画視聴やゲームが浸透した
  • 大きいスマホの方が大容量のバッテリーを搭載できる
  • コロナ禍で持ち運びやすさよりも家での使いやすさが重視されるようになった

もともとは連絡手段として使われていたスマホは、今はエンタメとしての役割も大きくなりつつあります。iPhone 12 miniが発売された2020年が、コロナ禍の真っ只中であったことも影響が大きいでしょう。

iPhone 14からiPhone 16シリーズではplusモデルが発売されており、Androidからも大きなスマホが多く発売されています。市場のトレンドとして、大きいスマホが主流になっている1つの証拠です。

小型スマホの性能の限界

ここ数年で、スマホの性能は著しく向上しています。しかし、小型スマホは搭載できる性能に限界があるため、大型スマホの性能の進化に追いつくことが困難です。具体的には、以下の点で性能が不十分と言えます。

  • 搭載できるカメラ性能に限界がある
  • 大きいスマホと比較してバッテリー持ちが劣る
  • ゲームなどを動かす処理性能が低い
  • 放熱設計の難しさ

小型スマホは、その容量に限界があるために、複数のカメラの搭載や大容量のバッテリーの搭載が困難です。そのため、全体的に性能が控えめになってしまいます。

結果として利用者からの需要が減り、小型スマホを発売しないメーカーが増えてきました。

小型iPhoneがないスマホ販売現場の現状

小型iPhoneが登場しない影響は、スマホの販売現場でも現れています。

スマホの現役販売員として感じる影響は、ユーザーの買い替えの減少と、iPhoneユーザーのAndroidへの流出です。

小型iPhoneが出ないことによる買い替えの減少

小型iPhoneが登場しないことで、iPhoneを買い替える人が減っている印象です。販売現場では、年代を問わず以下のような声が多くあります。

  • 今のiPhoneより大きくなるのは抵抗がある
  • 小さいiPhoneが出たら購入したい
  • 小さいiPhoneが出る予定はある?

新品iPhoneを扱う携帯ショップでは、すでにiPhone SEやiPhone miniシリーズの取り扱いはありません。その点がネックとなり、販売台数に影響が出ている現状です。

iPhoneユーザーのAndroidへの流出

長年iPhoneを利用してきた人がAndroidスマホに乗り換える、と言う場面にも多く遭遇します。初めてのAndroidに抵抗はありつつも、以下の点が決め手になるようです。

  • 小型iPhoneが発売されないこと
  • スペックやブランドにこだわらないこと
  • iPhoneの価格が高いこと

小型iPhoneが発売されなくなったことで、サイズだけでなく価格にも大きな影響を及ぼしています。iPhone SEやiPhone miniシリーズは、5〜7万円ほどで購入できる、比較的手の出しやすいiPhoneでした。現在では最安のiPhone 16eでも10万円程度するため、購入をためらう人が多くいます。

Androidのメリットは、必要十分な性能のスマホを10万円以下で購入できることです。iPhoneと比較してコストパフォーマンスで優れることが多く、選択肢も豊富です。結果として、iPhoneの買い替えが減り、Androidを選択する人が増えてたことを感じます。

これからのiPhoneは小ささよりも薄さと軽さ?iPhone 17 Airは新たな選択肢になるか

このように、小型のiPhoneへの期待が薄くなっているのが現状ですが、2025年9月には新たなモデル「iPhone 17 Air」の登場が噂されています

iPhone 17 Airの画面サイズは6.6インチ前後と大きめの予想ですが、厚さわずか5.5mmという本体の薄さ、約145gの軽さが特徴です。

画面の小ささと薄さを求めるユーザー層が同じとは思いませんが、軽いiPhoneを求める方には新たな選択肢となりそうです。新しいAppleのチャレンジがどれほどのユーザーに響くのか注目です。

関連記事:iPhone 17 Airの今分かっていることを総まとめ | iPhone史上最薄モデルでスペックはPro並みかも

小型スマホが欲しい人はどうするべきか

記事内で考察したとおり、iPhoneSEやminiなどの小型シリーズは発売されない可能性が高いです。小型スマホが欲しい人は、以下の選択肢を検討しましょう。

  • キャリアの認定中古品を買う
  • Appleの整備済製品を買う
  • Androidへの切り替えを検討する

キャリアの認定中古品を買う

au、ドコモ、ソフトバンクの大手キャリアでは、認定中古品のスマホを販売しています。iPhone SE3やiPhone 13 miniなども販売されているため、購入を検討してみましょう。

  • キャリア認定中古品の特徴
  • バッテリー残量は80%以上
  • 外装クリーニングと基本動作の確認がされている
  • データが初期化されている
  • 30日間の保証がある

中古品ということもあり、通常よりも安い価格でiPhoneを購入できます。さらに他社から乗り換えることで、大幅な値引きも受けられます。

中古品に抵抗がない人は、品質が保証されたキャリア認定中古品の購入がおすすめです。

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2025年8月22日更新

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2025年8月22日更新

Appleの整備済製品を買う

Appleの整備済製品とは、初期不良や返品などで返却された製品を、再度整備して新品同様の品質で販売しているものです。Appleの整備済製品の特徴は以下のとおりです。

  • Apple整備済製品の特徴
  • バッテリーが新品
  • 外装のキズや汚れがない
  • 通常価格より安い料金で購入できる

Appleの整備済製品は、認定中古品と違って未使用のiPhoneを購入できます。キャリア認定中古品よりは高額ですが、使用済みの製品を買うことに抵抗がある人におすすめです。

整備済製品は、Appleのオンラインストアで販売されています。タイミングによりラインナップが大きく変わることが特徴です。頻繁にオンラインストアを確認して、iPhone SEやminiシリーズがないかを確認してみましょう。

Androidへの切り替えを検討する

iPhoneへのこだわりがない人は、Androidの購入もおすすめです。Androidでも小型スマホは少なくなってきていますが、いくつかの選択肢から選べます。

Androidでおすすめの小型スマホは以下のとおりです。

  • Xperia Ace III(約5.5インチ)
  • AQUOS wish3(約5.7インチ)
  • Galaxy A23 5G(約5.8インチ)

価格も20,000円前後で購入できるため、iPhoneと比較しても非常に安いと言えます。ただし、全てストレージが64GBである点は注意が必要です。

iPhoneと比較すると性能は落ちますが、日常使いの支障はありません。とはいえ小型スマホは性能に限界があるため、高性能なスマホを求める人には向かないことが特徴です。

結論:iPhoneSEやminiのシリーズは発売される可能性が低い

記事内で考察したように、iPhoneSEやminiのシリーズが発売される可能性は極めて低いと言えます。具体的な理由は以下のとおりです。

  • 廉価版モデルがSEからeシリーズに置き換わった
  • iPhone 12 miniとiPhone 13 miniがあまり売れなかった
  • 大きいスマホを求めるトレンドの変化
  • 小さいスマホの性能の限界

今は大きいサイズのスマホが主流になりつつあります。iPhoneだけでなくAndroidもこの影響を受けており、小型スマホの発売はあまり期待できません。

小型のiPhoneが欲しい人は、キャリアの認定中古品、Appleの整備済製品、Androidの購入などを検討しましょう。最新の大きなスマホと比較すると、安い価格で購入できます。

画面サイズよりも性能を重視する場合は、2025年9月発売が噂されるiPhone 17シリーズも検討してみましょう。

By Akira
平日はWebライター、週末は格安SIM・Wi-Fiの販売員として活動中。通信業界での実務経験を活かして、最新の情報を分かりやすくお伝えします。