NBAを視聴できる携帯会社が楽天モバイルからドコモに変更?NBAを見られる3つのサービスを徹底解説!

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NBAを視聴できる携帯会社が楽天モバイルからドコモに変更?NBAを見られる3つのサービスを徹底解説!

今までは楽天モバイルを契約していることで、NBAの全試合を生配信で視聴できました。しかし、楽天モバイルのNBA Rakutenのサービスが終了し、ドコモが新しくNBA配信のサービスを提供することが発表されています。来シーズンからのNBA配信をどうやって視聴すればよいのか、迷っている人も多いはずです。

結論、NBA配信を視聴したい人は、携帯会社をドコモに乗り換えるか、NBAリーグパスを契約する方法があります。それぞれのサービス内容や料金を把握することで、自分がどちらを契約すべきかの判断ができます。

この記事では、来シーズンのNBAを視聴する方法を3つ解説します。一番お得な方法を見つけて、新シーズンに備えましょう。

NBA Rakutenが終了してドコモがNBA配信サービスを発表

2025年7月31日にNBA Rakutenが終了しました。現在はNBA Rakutenのアプリを開くことができなくなり、過去の試合も視聴できなくなっています。

楽天モバイルの配信終了と入れ替わるタイミングで、2025年8月5日にドコモがNBA配信に関する契約を締結しました

ドコモの他には、AmazonプライムビデオとNBAリーグパスでNBA配信が視聴できます。それぞれのサービス内容やNBA配信を始めるドコモの狙いなどを知り、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

NBAの2025-2026シーズンを視聴する方法は3つ!

2025年の秋から始まるNBAの新シーズンを視聴する方法は、以下の3つです。

それぞれの特徴やサービス内容をまとめて解説します。

ドコモの対象プラン契約でNBAとDAZNがの視聴無料

ドコモの対象プランとなるドコモMAXまたはドコモポイ活MAXを契約すると、追加料金なしでNBA配信を視聴できます。主な配信内容は以下のとおりです。

  • レギュラーシーズンの配信
  • プレーオフの配信
  • 一部の試合での日本語解説
  • ハイライトや試合結果の速報
  • オリジナルコンテンツの配信

上記のサービス内容から、去年までのNBA Rakutenと近いサービスだと予想されています。

さらにドコモの注目すべき点は、DAZNを追加料金なしで見られることです。DAZNでは国内のバスケリーグであるBリーグや、ワールドカップでの日本代表の試合も視聴できます。

ドコモの「ドコモMAX」(データ無制限で月額8,448円)は、楽天モバイルのデータ無制限(月額3,278円)よりも5,170円高くなります。
しかし、後述のNBAリーグパスは月額4,500円(2024-2025の価格)、DAZNは月額4,200円。NBAとDAZNの両方を契約したい場合はドコモに乗り換えてもお得と言えます。

また、「ドコモMAX」「ドコモポイ活MAX」ともに、すでに家族がドコモを利用している場合や、dカードを持っている場合はプラン料金を安くすることができます。

  • 「ドコモMAX」「ドコモポイ活MAX」の割引
  • 家族で3回線以上ドコモを利用:毎月1,210円割引
  • 長期利用割:毎月220円割引(20年以上)
  • dカードお支払い割:毎月550円割引(dカードPLATINUM/GOLD/GOLD U)
  • ドコモ光セット割:毎月1,210円
  • ドコモでんきセット割:毎月110円

Amazonプライムビデオはライトユーザー向け

2025-2026年のシーズンから、AmazonプライムビデオでのNBA配信が始まります。

Amazonプライムビデオでは、年間66試合程度の試合を独占配信する予定です。Amazonプライムビデオで配信される試合は、他のサービスでは放映されません。ただし、配信される試合数が少ないためライトユーザー向けと言えます。

Amazonプライムビデオは、Amazonプライムの会員になることで視聴が可能です。プライム会員の料金がこちらです。

月額プラン600円
Prime Studentは300円
年間プラン5,900円
Prime Studentは2,950円

NBAリーグパスを契約すると全ての試合を視聴できる

ドコモに乗り換え以外でNBAリーグの全試合を見る方法が、NBAリーグパスの契約です。

NBAリーグパスは、NBA公式アプリまたはAmazonプライムビデオ内の有料チャンネルで購入が可能です。

NBAリーグパスには、年額プランと月額プランがあります。それぞれの料金は現時点では発表されていません。例年の傾向から、3,000円〜4,000円程度の月額が予想されます。なお、2024-2025年のシーズンは月額4,500円でした。
NBAリーグパスは2025年9月3日から購入できるようになるため、追加情報を待ちましょう。

楽天モバイルの契約者数は減少する可能性が高い?それでもNBA Rakutenがもたらしたメリットは大きい

スマホの販売現場では「NBAを視聴できるから」という理由で楽天モバイルをこだわって利用していた人も多い印象です。楽天モバイルの電波に不満がありつつもNBAを視聴するために我慢して契約していた層は、楽天モバイルから他社へ流出してもおかしくありません。

しかし、楽天モバイルがNBA配信を通じて得たものも多くあります。最も大きな恩恵は、NBA Rakutenをきっかけに楽天モバイルを試すユーザーを増やせたことです。

楽天モバイルは月額料金が安い一方で、電波に対する懸念が原因で利用することをためらっている人もいました。NBA Rakutenをきっかけに楽天モバイルを契約して電波に不満を感じていない人は、楽天モバイルを継続利用する可能性が高いです。

つまり、楽天モバイルは契約者数は減少する可能性が高いが、それでもNBA Rakutenのサービスを提供していた価値はあったとも言えます。

NBA配信の対象となるドコモのプランを解説

NBA配信の対象となるドコモのプランは、ドコモMAXとドコモポイ活MAXの2つだけです。一方で、ahamoやドコモminiなどはNBA配信の対象外となっています。各プランの料金や特徴を解説します。

対象プランはドコモMAXとドコモポイ活MAX

「ドコモMAX」はデータ通信が無制限のプランです。月間のデータ通信料が1GB未満、3GB未満の場合は自動で割引が適用されます。

ドコモMAX料金プラン
~1GB 1~3GB 3GB~無制限
基本料金 5,698円 6,798円 8,448円
割引内訳
  1. みんなドコモ割(3回線以上):-1,210円
  2. 長期利用割(20年以上):-220円
  3. ドコモ光セット割/home 5Gセット割:-1,210円
  4. dカードお支払い割:ー550円
  5. ドコモでんきセット割:110円
割引適用 2,398円 3,498円 5,148円
基本通話料 22円/30秒
5分通話無料
オプション
880円/月
かけ放題
オプション
1,980円/月
通信速度 ・ネットワーク混雑時・大量通信時などに通信制限がかかる場合あり
・「5G/データプラス」契約の場合、ペア回線の利用可能データ量は30GB。超過後は最大通信速度1Mbps
ドコモのサイトを見る

「ドコモポイ活MAX」は月額11,748円のデータ無制限プランですが、条件を達成することでdポイントが還元されます。

ドコモのNBA配信の対象プランは、楽天モバイルよりも月額料金が高いことが特徴です。月額料金を抑えるためには、家族割やWi-Fiとのセット割を適用する必要があります。プランや特典内容を考慮して、ドコモを契約すべきかを判断しましょう。

ahamoやドコモminiは対象外

ドコモにはahamoやドコモminiなどの格安のプランもあります。しかし、格安プランはNBA配信の対象外です。追加料金なしでNBA配信を視聴するためには、ドコモMAXやドコモポイ活MAXなどの月額料金が高いプランに加入する必要があります。

楽天モバイルは、メイン回線としてではなく、サブ回線として契約している人も多くいました。楽天モバイルの最低月額1,078円のみを払い、回線を利用せずにNBA Rakutenの恩恵だけを受ける方法です。

ドコモは無制限プランでしかNBA配信サービスを扱わないため、サブ回線として契約するには月額料金が高いと言えます。今利用している携帯会社を変更したくない人は、ドコモを契約せずにNBAリーグパスを契約することがおすすめです。

NBA配信を開始したドコモの狙いを徹底考察

NBA配信を開始したドコモの狙いは、サービス強化による囲い込みと1回線あたりの収益の増加だと考察できます。それぞれの考察内容を解説します。

ドコモの狙い①:サービス強化による囲い込み

ドコモには、自社でしか提供していないサービスを始めることで、ユーザーを囲い込みたいという狙いがあると考えられます。ドコモはNBAだけでなくDAZNも追加料金なしで見れるため、スポーツファンの囲い込みに力を入れてきたことは明確です。

携帯会社は月額料金での差別化が難しくなってきており、別の方法でユーザーを惹きつけて、囲い込む必要があります。最もシンプルな方法は、独自のサービスを始めることです。具体的には、以下のような例があります。

  • auが携帯会社として初めての衛星通信を始めた
  • ソフトバンクがPayPayの還元率が高いプランを提供した
  • 楽天モバイルが楽天市場と連携して国内最大級の経済圏を作った

スマホの販売現場においても「このサービスは今の携帯会社でしか使えないから、乗り換えはしたくない」という声は多くあります。ドコモも同様にユーザーを囲い込むことが、NBA配信を始める大きな狙いです。

ドコモの狙い②:1回線あたりの収益の増加

ドコモのNBA配信の対象となるプランの月額料金が高いことが特徴です。ahamoやドコモminiなどの安い料金プランでは、NBA配信のサービスを提供しません。月額料金が高いプランを契約してもらうことで、1回線あたりの収益を増加させたいという意図が考えられます。

ドコモはahamoやirumo(旧プラン)などの格安プランが浸透したことにより、1回線あたりの収益を増加させることが難しくなっています。「1回線あたりの収益を増加させたい」というのは、ドコモに限らず全ての携帯会社の考えです。多くの携帯会社は独自の付加価値をつけることで、月額料金が高いプランへの誘導を狙っています。

ドコモが狙い通りの結果を出せるかは、NBAリーグパスの価格が大きく影響してきそうです。ドコモのNBA配信とNBAリーグパスで価格やサービス内容を比較した上で、ユーザーがどちらを選ぶかに注目が集まります。

結論:ドコモかリーグパスの契約で2025-2026シーズンもNBAの視聴が可能

楽天モバイルの代わりに新しくNBA配信を始める携帯会社はドコモです。2025年秋から始まるNBAの新シーズンは、以下の3つの方法で視聴できます。

  • Amazonプライムビデオ
  • ドコモのNBA配信
  • NBAリーグパス

Amazonプライムビデオの月額は600円ですが、NBAの試合は年間66試合程度しか配信されません。Amazonプライムビデオは主にライトユーザーに向けたサービスです。より多くの試合を楽しみたい人は、ドコモの対象プランまたはNBAリーグパスを契約する必要があります。

注意したい点は、ドコモのNBA配信の対象となるプランは、ドコモMAXとドコモポイ活MAXの2つということです。楽天モバイルのように安く使えるプランではありません。
ただし、ドコモMAXとドコモポイ活MAXではDAZNも無料で見られるため、NBAだけでなく日本代表の試合なども見たいファンにはおすすめです。

ドコモはNBA配信のサービスを展開することで、顧客の囲い込みと1回線あたりの収益の増加を狙っていると考察できます。ドコモの狙いがうまくいくかどうかは、NBAリーグパスの月額料金次第で大きく変わる見込みです。NBAリーグパスは9月3日から購入できるようになるため、追加情報を待ちましょう。

By Akira
平日はWebライター、週末は格安SIM・Wi-Fiの販売員として活動中。通信業界での実務経験を活かして、最新の情報を分かりやすくお伝えします。