日本レコード大賞2025は見逃し配信・アーカイブはある?オワコンとは言わせない出演者ラインナップも一挙紹介
2025年の第67回 輝く!日本レコード大賞(通称「レコ大」)に見逃し配信・アーカイブ配信があるのかについて、現在分かっている情報を整理しました。
レコ大2025の放送日・放送時間
2025年の第67回 輝く!日本レコード大賞(通称「レコ大」)はTBS系列で2025年12月30日(火)17:30〜22:00に全国ネットで生放送されます。
放送場所は東京・渋谷の新国立劇場中劇場。
テレビでの地上波リアルタイム視聴が確実ですが、当日その場にいられない人のためにネット配信や「見逃し配信」の情報もチェックしておきたいところですね。
レコ大2025見逃し配信・アーカイブ映像配信の予定は?
「レコ大」は例年、地上波放送と同時にネット配信や見逃し配信が行われてきました。今年(2025年)も、民放公式テレビ配信サービスTVerでの配信される予定です。ただ、それがリアルタイムかどうかについての公式アナウンスはまだありません。
また、見逃し配信があったとしてもフル尺の配信ではなく「ダイジェスト映像」として配信される可能性もあります。
| 方法 | 状況 |
|---|---|
| 地上波テレビ(TBS系) | 2025年12月30日 17:30〜22:00(予定) 生放送で放送決定 |
| ネット配信/見逃し配信(TVer等) | 2025年はTVerでの配信予定あり。また過去の実績もあり。ただし、リアルタイム配信の公式アナウンスなし。見逃し配信あっても「ダイジェスト映像」の可能性あり |
| 録画予約・リマインダー | 見逃す心配を減らすならオススメです。 |
TVerやYouTubeなどの配信サービスの映像をテレビでゆっくり観たい方はこちらの記事で視聴方法を解説していますので是非ご覧ください。
第67回 輝く!日本レコード大賞(2025年)ノミネートアーティスト
いいね。では、第67回 輝く!日本レコード大賞(2025年) の「ノミネートアーティスト(=各賞の候補)」を、優秀作品賞(大賞候補)/新人賞候補 を中心にリストアップします。
特に注目したいのは、ILLIT(アイリット)やM!LK、FRUITS ZIPPERら、「優秀作品賞」としてノミネートされている10組。この中から、12月30日の本番で日本レコード大賞が選ばれる可能性があります。
各賞ノミネートアーティスト/グループと曲名
優秀作品賞
世の中の強い支持を得た作品、その年を最も反映したと認められた作品に贈られます。
- 「Almond Chocolate」ILLIT
- 「イイじゃん」M!LK
- 「かがみ」FRUITS ZIPPER
- 「革命道中 - On The Way」アイナ・ジ・エンド
- 「恋風」幾田りら
- 「ダーリン」Mrs. GREEN APPLE
- 「倍倍FIGHT!」CANDY TUNE
- 「Fun! Fun! Fun!」新浜レオン
- 「二人だけの秘密」純烈
- 「夢中」BE:FIRST
新人賞
2025年にデビューし、オーディエンスに支持された、そして将来性を認められたアーティストおよび作品に贈られます。
- CUTIE STREET
- SHOW-WA & MATSURI
- HANA
- BOYNEXTDOOR
特別アルバム賞
- 「Prema」藤井 風
特別国際音楽賞
決まった国・地域によらず、その年にグローバルに優れた活躍をしたアーティストに贈られます。
- Ado
- &TEAM
特別賞
2025年に最も世の中を賑わせ注目された作品、現象などに贈られます。
- 映画『国宝』 音楽:原摩利彦
- 細川たかし
- 松田聖子
- 矢沢永吉
最優秀歌唱賞
- 山内惠介
作曲賞
- 工藤大輝 花村想太「ノンフィクションズ」Da-iCE
作詩賞
- 指原莉乃「とくべチュ、して」=LOVE
編曲賞
- 佐藤和豊「朧」市川由紀乃 / 「夜香蘭」丘みどり
企画賞
- 「Oh my pumpkin!」AKB48
- 「THE SHOW MAN」Rockon Social Club
- 「Same numbers」乃木坂46
- 「SONGS」&「HEARTS」歌心りえ
- 「TUBE×」TUBE
- 「三木たかし ソングブック」三木たかし
日本作曲家協会選奨
- 天童よしみ
日本作曲家協会名曲顕彰
「舟唄」
歌手:八代亜紀
作曲:浜圭介
作詩:阿久悠
特別功労賞
長きにわたり音楽の創作・評論に尽力し、音楽界へ顕著な貢献を果たした故人が顕彰されます。
- アイ・ジョージ
- いしだあゆみ
- 上條恒彦
- 川村栄二
- 草野浩二
- さいとう大三
- 西尾芳彦
- 橋 幸夫
- 三浦洸一
今年のノミネートアーティストの傾向
2025年のレコード大賞は、例年にも増して世代を超えた幅広いラインナップが特徴かもしれません。優秀作品賞には、連日チャートを席巻したグループ(例:ILLIT)と、Z世代からの人気で急伸したアイドル(例:FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE)が目立ちます。
SNSでのバズりもレコ大ノミネートの後押しに
例えばCANDY TUNEの『倍倍FIGHT!』はTikTokの関連動画の総再生回数がなんと38億回超え*。SNSでのバズがぐっと後押しになりましたね。
さらに、ポップスのダンスボーカルグループに加え、歌謡曲系のベテラン(新浜レオン、純烈)が混在。この多様性が、今年の最大のポイントになりそうです。
注目ポイント👀
- 曲のトレンド性(ストリーミングやダウンロード実績)
- SNSでのバズ
- ライブ動員やメディア露出の多さ
- 作品としての音楽的完成度(楽曲・編曲・歌唱)
*出典:日テレNEWS「CANDY TUNE「倍の倍の倍になりました」 『倍倍FIGHT!』が大バズり 今年変化した事」
ファンが注目の見どころ|ふるっぱー、ミセス、幾田りら、ボネクド、HANA、ビーファ...あなたはどれを追う?
レコード大賞をリアルタイムで観る人も、後からTVerで見逃し配信で観る人も、ここに注目!というポイントをリストアップしてみました。
- ダンス系アーティストのパフォーマンス対決:ILLIT・BE:FIRSTなどのダンスパフォーマンスに期待が集まっている。
- ベテランのステージ:松田聖子・矢沢永吉ら特別賞受賞者の威厳あるパフォーマンスにも注目。ダンス系アーティストとは一味違うものになりそうです。
- 国際賞の扱い:Adoの受賞で何を歌うか、海外向け演出はあるかが注目点。
- 受賞コメント予想:藤井 風のアルバム賞受賞時のコメントなど、発言に注目している声も上がっています。
【触れない訳にはいかない】果たしてレコ大はオワコンなのか
ネットでは、「レコ大は流石にもうオワコンでしょ」という声も近年ちらほら上がっています。これを読んでいる皆さんはどう思いますか?
「オワコン」かどうかで言えば、少なくとももう役割がない番組ではまったくなくて、むしろ今の音楽シーンを横断して見られる、数少ない貴重な場なんじゃないかと思います。普段海外のHIPHOPばかり聴いている筆者の私からすると、日本で今年流行した・バズった音楽アーティストを知れる非常に貴重な機会です。
また、過去の受賞者を見て行くと、それぞれの年の流行や雰囲気、世相まで浮かび上がってきますよね。
きっと、今年の受賞ラインナップも、20年後、30年後に見返すときっと「あの時はこんな曲が流行っていたな」「この歌手良かったな」と懐かしく当時が思い出されるはずです。レコ大はそんな良さもあるんじゃないかと私は信じています。
そして、紅白のように当日のパフォーマンスで勝敗が決まるグループ対戦形式の番組と違って、レコ大はもともとジャンルを超えてその年の「日本を代表する歌」を選ぶために生まれた賞であり、アーティスト自身の1年間の骨の折れるような頑張りを称える場という意味合いが強く残っています。
上の動画はピンク・レディーの「UFO」が1978年12月31日日本レコード大賞を受賞した場面です。冒頭で司会者の高橋圭三がこうコメントしています。
(中略)—お二人はデビュー以来圧倒的な人気を誇り続けてまいりました。しかし、その陰には、眠る時間も削ってそして病も押して歌い続けたということを私たちは知っております—
2024年の第66回日本レコード大賞で大賞に輝いたのは、3人組ロックバンド・Mrs. GREEN APPLEの「ライラック」。受賞パフォーマンス中、ボーカルの大森元貴さんが涙を見せたシーンも記憶に新しいですよね。1年間走り続けてきた思いが込み上げたのかもしれませんし、アーティスト自身がこの一年を自分で讃えられる場所としてレコ大が存在していることを示す瞬間でもありました。
戦後の音楽シーンで若者と大人のあいだにあったギャップを埋めるために、あえてジャンルレスで評価する仕組みを作ったのがレコード大賞の元々の目的*1だと言われています。
だからこそ今も、J-POPでもアイドルでもバンドでもHIPHOPでも、ジャンル問わず今年の顔が一望できる。「オワコン」というより、むしろ日本の音楽シーン全体を見ることができる番組だという位置づけで楽しみたいと思います。
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