UQモバイルの「くりこしプラン」など旧プランが2025年11月1日から強制値上げ!他社に乗り換えるべき?

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UQモバイルの「くりこしプラン」など旧プランが2025年11月1日から一斉値上げ!他社に乗り換えるべき?

KDDIと沖縄セルラーは、2025年11月1日よりUQ mobile(以下、UQモバイル)の旧プランを最大220円値上げすることを発表しました。

値上げの対象プランは、新規受付を終了している旧プラン全てで「くりこしプラン」や「ミニミニプラン」など。2025年6月3日に開始した現行の「コミコミプランバリュー」「トクトクプラン2」は対象外です。

既存のユーザーにとっては「強制値上げ」とも言える発表で物議を醸しています。
とはいえ、今回の料金改訂では、単純な値上げだけではなく、ギガの増量とau Starlink Directオプションの値下げが実施されます。この点に関しては、メリットに感じるユーザーも多いでしょう。

この記事では、UQモバイルの旧プランがどのように変わるのかを徹底解説。「UQモバイルの新プランに移行するべき?」「UQモバイルから他社に乗り換えるべき?」という疑問にお答えします。

なお、本記事内の金額は全て税込表記です。

2025年11月1日からのUQモバイルの料金

2025年11月1日以降の、主な値上げ対象プランの変更をまとめます。

月額220円値上げ・2GB増量の対象プラン

コミコミプラン+

2025年10月31日まで 2025年11月1日から
基本料金 3,278円 3,498円
データ容量 33GB 35GB

コミコミプラン

2025年10月31日まで 2025年11月1日から
基本料金 3,278円 3,498円
データ容量 20GB 22GB

トクトクプラン

2025年10月31日まで 2025年11月1日から
基本料金 3,465円
※1GB以下2,277円
3,685円
※1GB以下2,677円
自宅セット割、au PAYカードお支払い割適用 2,178円
※1GB以下2,365円
2,398円
※1GB以下2,585円
データ容量 15GB 17GB

くりこしプラン +5G M

2025年10月31日まで 2025年11月1日から
基本料金 2,728円 2,948円
自宅セット割適用 2,090円 2,310円
データ容量 15GB 17GB

くりこしプラン +5G L

2025年10月31日まで 2025年11月1日から
基本料金 3,828円 4,048円
自宅セット割適用 2,970円 3,190円
データ容量 25GB 27GB

月額110円値上げ・1GB増量の対象プラン

ミニミニプラン

2025年10月31日まで 2025年11月1日から
基本料金 2,365円 2,475円
自宅セット割、au PAYカードお支払い割適用 1,078円 1,188円
データ容量 4GB 5GB

くりこしプラン +5G S

2025年10月31日まで 2025年11月1日から
基本料金 1,628円 1,738円
自宅セット割適用 990円 1,100円
データ容量 3GB 4GB

実はいいこともある?値上げと同時の変更

「値上げ」と聞くと拒否反応しか出てきませんが、今回のUQモバイルでは顧客離れを防ぐための措置が取られています。

それが値上げ対象プランのギガ増量と、au Starlink Directの利用料金の値下げです。

対象プランが1GB~2GB増量

220円値上げする対象プランでは2GB、110円値上げする対象プランでは1GB、毎月のデータ通信容量が増量されます。

UQモバイルのデータチャージ料金が1GBあたり1,100円のため、10分の1の価格で増量を受けられるのはメリットと言えます。

「au Starlink Direct専用プラン」の料金が月額550円へ値下げ

UQモバイル自宅セット割
画像引用:UQモバイル公式サイト

旧プラン(値上げ対象プラン)では、「au Starlink Direct専用プラン」の利用料金が月額1,650円でしたが、2025年11月1日からは月額550円に値下げされます。

2025年6月3日から開始したUQモバイルの現行プラン「コミコミプランバリュー」と「トクトクプラン2」ではすでに月額550円で利用できることから、新プランと旧プランで特典内容を揃えた形となります。

au Starlink Directに興味のあるUQモバイルユーザーであれば、1,100円の値下げは大きなメリットになるでしょう。

 

「au Starlink Direct」は、auスマートフォンが直接通信対応のStarlink衛星とつながり、空が見える状況であれば圏外エリアでも通信できるサービスです。テキストメッセージ送受信(SMS/RCS/iMessage)や、テキストメッセージアプリ経由での現在地の位置情報共有、Android スマートフォンでGeminiによる調べもののほか、緊急地震速報/津波警報/Jアラートの受信も可能です。

au Starlink Directとは? 隠す

関連記事:UQモバイル・povoでも使える!「au Starlink Direct」徹底解説 | 対応端末やできること・注意点まとめ

ギガ増量は2025年8月に値上げしたauにはない措置

メインブランドのauは、既存プランの値上げを2025年8月1日に実施しました。

しかし、データ無制限ではない「スマホミニプラン+ 5G/4G」などにギガ増量はなく、au Starlink Directの無料提供が追加されました。

データ無制限プランには、さらにau海外放題無料(15日分/月)や通信優先が追加されます。

UQモバイルユーザーにとって、au Starlink Directの値下げだけではプラン値上げに納得するのは難しいでしょう。メリットを感じやすい「ギガ増量」でどれだけ顧客離れを防げるのか、今後に注目です。

UQモバイルの値上げへのユーザーの反応

UQモバイルの値上げ発表を受けて、旧プランを契約するユーザーからは戸惑いの声が上がっています。

一方で、特に110円値上げのプラン契約者は、ギガ増量にやや好意的な口コミもありました。

ここ数年のUQモバイルの新プランが「実質値上げ」と捉えられてきた背景もあり、ここに来て旧プランの値上げはユーザーに悪い印象を与えてしまったようです。

とはいえ、値上げ幅は110~220円と大きい額ではないので、改めて新プランや他社のプランと比較してみましょう。

UQモバイルの新プランと値上げ後の旧プランとの比較

コミコミプランバリュー(35GB)

基本料金 3,828円
データ容量 35GB
通話 1回10分以内の国内通話無料
10分超過後は22円/30秒
特典
  • Pontaパス(月額548円)無料
  • サブスクぷらすポイント
  • au Starlink Direct月額550円

旧プランから「コミコミプランバリュー」に変更がおすすめなのは、以下の場合です。

  • 「コミコミプラン」を契約していて、ギガを35GBへ増やしたい
  • 「コミコミプラン」「コミコミプラン+」を契約していて、Pontaパスを利用したい
  • 「くりこしプラン+5G L」を自宅セット割なしで契約している

なお、30GBでもっと安いプランにしたい場合、ahamo(2,970円/30GB)、LINEMO(2,970円/30GB)、povo(2,780円/30GB)、楽天モバイル(3,278円/無制限)という選択肢があります。

トクトクプラン2(5GB/30GB)

基本料金 4,048円
※5GBまでは2,948円
自宅セット割、au PAYカードお支払い割適用 2,728円
※5GBまでは1,628円
データ容量 30GB
通話 22円/30秒
特典
  • サブスクぷらすポイント
  • au Starlink Direct月額550円

「トクトクプラン2」は、基本は30GBのプランですが、5GBまでの利用は自動で1,100円割引となるため、旧プランの「くりこしプラン +5G S」や「ミニミニプラン」の後継にもなっています。

旧プランから「トクトクプラン2」に変更がおすすめなのは、以下の場合です。

  • 「トクトクプラン」を契約していて、ギガを30GBに増やしたい
  • 自宅セット割を適用して「くりこしプラン+5G L」を契約している

自宅セット割なら「くりこしプラン+5G S」「ミニミニプラン」はまだメリットが大きい

UQモバイルの自宅セット割を利用できている場合、「くりこしプラン+5G S」と「ミニミニプラン」の料金は他社と比べても安価です。値上げを受け入れて継続していても、現行のUQモバイルの「トクトクプラン2」よりも安く使えるのでメリットが大きいです。

しかし、自宅セット割を利用できていない場合、格安SIM他社と比べると割高です。

楽天モバイル(1,078円/3GBまで)、LINEMO(990円/3GBまで)、povo(990円/3GB)といった、割引条件がなくても最初から安い他社への乗り換えを検討するのもおすすめです。

UQモバイルからの乗り換えでおすすめの格安SIM4選

UQモバイルの旧プランは自宅セット割がないと割高です。ここでは、割引条件がなく誰でも初めから安いプランを提供する格安SIM4社を紹介します。

また、「コミコミプラン」「コミコミプラン+」は自宅セット割がなくても最初から安いプランですが、30GBプランは各社が似たような料金で、それぞれの特色を出しています。一度他社のプランとも比較してみると、より自分に合ったプランが見つかるかもしれません。

UQモバイルの値上げをきっかけに、スマホのプランを見直してみてはいかがでしょうか。

楽天モバイル

 

楽天モバイルは3GB、20GB、データ無制限の段階性プランです。

楽天モバイルの特徴は何と言ってもその圧倒的な安さ。データ無制限で月額3,828円、さらにRakuten Linkアプリを使えば国内通話が無料です。

ただし、楽天モバイルはまだKDDIほどの基地局を持たないため、カバーエリアが限定的というのが注意点です。都市部であれば繋がりやすさにかなり改善が見られますが、地方の場合は事前にカバーエリアを確認しましょう。

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楽天モバイルの公式サイトを見る

ahamo

ahamoはドコモの格安プランで、オンライン申し込み限定です。

月額2,970円で30GBと5分以内かけ放題のワンプランのため、シンプルなプランを選びたい方に最適です。

ahamoの特徴が、月額1,980円の「ahamo大盛り」オプションで80GBを追加できること、最大15日間は30GBまで海外でも利用できることです。

LINEMO

LINEMOはソフトバンク回線のオンラインブランドです。

プランは2つで、「LINEMOベストプラン」は3GB990円/10GB 2,090円の段階性プラン、「LINEMOベストプランV」は2,970円で30GBと5分以内かけ放題を利用できます。

LINEMOはLINEアプリでのトーク・音声通話がカウントフリーのため、LINEアプリをよく使う方であれば、データ容量を効率よく節約できます。

povo

UQモバイルと同じau回線を安く利用したい場合は、povoがおすすめです。

povoはオンライン申し込み専用で、月額プランを選ぶのではなく「トッピング」を購入することで必要な分だけデータ容量をチャージできることが特徴です。

3GBトッピングはオートチャージ機能があるため、毎回トッピングを購入する手間がありません。

povo 2.0の公式サイトを見る※UQモバイル、au、povo 1.0ユーザーはこちら

結論:条件によっては値上げ後のUQモバイルも継続の価値あり!スマホプラン見直しのきっかけにしてみよう

UQモバイルの値上げの詳細と、旧プランと新プランの比較を解説しました。

2025年11月1日からUQモバイルの全旧プランが値上げとなりますが、ギガの増量やau Starlink Directの値下げがあるため、スマホの使い方によっては継続の価値があることが分かりました。

特に今のプランでギガが微妙に足りていない方は、1GB110円という格安でギガが増えるのでメリットを感じられるでしょう。

また、au Starlink Directの利用料は現在よりも1,100円の大幅値下げなので、利用を迷っていた方には嬉しい変更です。

一方で、長らくプランを見直していなかった方は、UQモバイルの新プランや他社のプランと比較することでスマホ代を更に安くできるかもしれません。

この記事を参考に、値上げ実施の2025年11月1日までにプランの見直しをしてみてはいかがでしょうか。