「らくらくホン F-41F」FCNT新製品発表!価格・ドコモ発売日・スペック徹底解説 | 6年ぶりのガラケー新製品に騒然

2025年6月17日、FCNTは新製品発表会を開催し、「らくらくホン F-41F」と「arrows Alpha」を同時発表しました。
「優しいテクノロジーで誰一人取り残さないという想いから、「シニア」、「サステナビリティ」、「ヘルスケア」の3本柱で製品を開発している」と発表会で代表取締役の桑山泰明氏がコメントした通り、6年振りの「らくらくホン」シリーズの新商品リリースとなり注目を集めています。
この記事では、そんな「らくらくホン F-41F」の価格・発売日そしてスペックなどについて詳しく解説していきます。
6年振りのガラケー新発売:
「らくらくホン F-41F」価格・発売日・スペック徹底解説
メーカー | FCNT |
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発売日 | 2025年8月上旬 |
サイズ | 高さ 113 mm 幅 52 mm 厚さ 16.9 mm |
重さ | 約134g |
画面サイズ | 約3.0インチ |
アウトカメラ | 約800万画素 |
RAM(メモリ) | 1GB |
ROM(ストレージ) | 8GB |
バッテリー | 1,500 mAh |
おサイフケータイ | 非対応 |
防水・防塵 | 防水(IPX5/IPX8)/防塵(IP6X) |
認証 | なし |
カラーバリエーション | ホワイト・ネイビー |
発売日は2025年8月上旬、3G終了に備え
「らくらくホンF-41F」は、2025年8月上旬にでNTTドコモから発売されます。既に予約受付は開始しています。
ドコモでは、2026年3月をもって3Gサービスの「FOMA」と「iモード」対応が終了します。
「らくらくホンF-41F」は4G対応のガラケーとなるため、現在3G対応のケータイを利用しているユーザーへの買い替えの選択肢となるでしょう。
SIMフリー販売はなさそう
FCNT製の「らくらくホンF-41F」ですが、SIMフリーのメーカー直接販売はなさそうです。
現時点では、ドコモのみでの販売となります。
価格未定、4万円前後?
価格は現時点では未発表です。
前モデルの「らくらくホン F-01M」が39,600円だったので、恐らく同等の値段が予想されます。
高齢者のために敢えて「変わらない」

「らくらくホンF-41F」の対象ユーザーは、ガラケーを使い慣れている高齢者です。
そこもしっかり考慮し、敢えて大きな変化を付けず、小さな改良が一部見られる程度です。
メニュー画面の「らくらくホン」や登録相手に電話をかけるボタン「ワンタッチダイヤル」は変わりなく搭載されているので、「らくらくホンユーザー」にとっては「新しいケータイを使っている」という感覚なく利用できるでしょう。
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サブディスプレイは1.25倍
サブディスプレイは約1.5インチのTFT液晶ディスプレイで、「らくらくホンF-01M」よりも1.25倍大きくなっています。
メインディスプレイは約3インチのTFT液晶ディスプレイとなっています。
はっきりボイスで音声通話がより快適に
「らくらくホンF-41F」では、雑音を抑えて自分の声が聞こえやすくする機能「スーパーダブルマイク」の他、相手の声を聞き易く調整する「はっきりボイス」も搭載しています。
他にも、「でか着信音」機能もあり、「着信音に気付きづらい・・・」という方も安心です。
迷惑電話・迷惑メールにも対抗
最近、高齢者を対象とした詐欺犯罪が増えています。
「急に電話が掛かってきたら、犯罪かどうか判断できない」というケースも多いのではないでしょうか。
「らくらくホンF-41F」では、登録されていない電話番号からの着信に対し、通話録音を知らせるメッセージが流れるため、犯罪抑制に繋がることが期待できます。
また、怪しいキーワードの入ったメールについては、返信・文中リンクのクリック・電話応答などに対する注意喚起がされます。
どちらの機能も設定が必要なので、「自分で設定できるか自信がない…」という場合は、購入時にドコモショップなどで相談しましょう。
ケータイの使い方で困った時も安心
「らくらくホンF-41F」には使い方が分からない場合も安心です。
「使い方」ボタンを長押しで、らくらくホンセンター(通話料・利用料無料)というコールセンターに繋がります。
ただし、一部修理費用などが発生する場合もあるので、自身の相談が無料相談の対象かどうかもしっかり確認しましょう。
手元が滑っても大丈夫
「らくらくホンF-41F」は防水防塵対応はもちろん、米国国防省が決めた「MIL規格14項目」に対応しているため、衝撃に強い設計となっています。
「ケータイをうっかりよく落としてしまう」という方にもおすすめです。
いつでも安心なラジオ搭載
災害時など、情報収集がし辛い時に活躍するのがラジオです。
「らくらくホンF-41F」は、アナログ方式のイヤホンをアンテナとしてUSB Type-C端子に挿すことで、ラジオ番組を楽しむことができます。
写真も簡単にきれいに撮れる
「らくらくホンF-41F」に搭載される「おまかせカメラ」なら、シャッターを押すだけで写真も画像処理をしてくれるので、簡単にきれいな写真を撮ることができます。
まとめ:数少ないガラケー新製品、買い替えにおすすめ
今回発売となった「らくらくホンF-41F」ですが、「あえて大きく進化させない」というポイントが、筆者は気に入っています。
ガラケーユーザーである高齢者の使い勝手にこだわった結果、大きな変化を起こさず、小さな改善が実装された機種となっています。
「スマホが苦手」という世代に寄り添ったガラケーとなっているため、「そろそろ携帯の買い替え時期だけど、スマホちょっと…」という方におすすめです。