6月9日はサイバー防災の日|がんばらなくてもできる簡単4つの安全ルール

6月9日は「サイバー防災」の日。インターネット回線やパソコンの料金比較サービスを提供するセレクトラでは、安全なインターネット利用のために、サイバー防災の重要性も呼び掛けています。
「サイバー防災」と聞くと、なんだか難しく感じるかもしれませんが、要は「オンライン上での犯罪や事故を防ぐための行動」のことです。実は、ちょっとした心がけだけで大きな被害を防ぐことができます。だからこそ、日々の生活の中に取り入れて習慣化してしまうのがいちばんの対策。
今回は、がんばらなくてもできる4つの基本ルールをご紹介します。
1.安全なサイトを見分けるコツ
ウェブサイトの中には、そのページでの入力情報が全部筒抜けになってしまう危険なサイトもあります。それが、通信が暗号化されていないウェブページです。

開いているウェブページの上部に、「⚠️保護されていない通信」と表示されていページ、URLが「http」ではなく、「https」から始まっているページは危険です。
「http」のままのサイトは情報が暗号化されておらず、情報を盗み見られるリスクがあります。ブラウザによっては、暗号化されていないページに入る前に警告を出してくるパターンがありますので、その場合はすぐに前の画面に戻りましょう。
※使っているブラウザ(Chrome、Edgeなど)によっては、注意表記がことなる可能性があります。
2.パスワードの盗み見に注意|生体認証を登録しよう

カフェや共有オフィスなど、他人が近くにいる場所ではパスワード入力をしていませんか?以外とシンプルだけど見落としがちなのが、「パスワードを入力している場面を盗み見られる」というリスク。
セキュリティツールもあるし、対策はバッチリ!と思っている人に限って、「盗み見」などのアナログな危険を忘れてしまいがちです。
▼意外と忘れがちな非デジタル危機管理
- 個人情報が書かれた書類をゴミ箱にそのまま捨てる
→ゴミから情報を抜き取られる可能性があります。シュレッダーを使いましょう。 - 公共の場で電話口でパスワードや電話番号を伝える
→どこかで誰かが盗み聞きしているかもしれません。大事な話は個室で。 - 混雑した電車でログインパスワードを入力
→背後で誰かがあなたのパスワードを盗み見しているかもしれません。大事な作業は落ち着いた場所で。
例えば、職場であればパスワードを付箋でモニターに貼るのもNGです。見ようと思えば誰でも見える場所にパスワードなどの大事な情報を置かないようにしましょう。
また、指紋認証や顔認証を登録し、そもそもパスワードを頻繁に入力しないようにするのが一番安全です。

公共スペースのFree Wi-Fiも危険
人目につかないところであっても、Free Wi-Fiで情報の送受信をするのは避けましょう。情報を盗聴される危険があります。心配な人は、モバイルWi-Fiを使うか、通信のセキュリティ確保のためにVPNの利用をおすすめします。
3.メールやSMSのリンクは「とりあえず警戒」
怪しいリンクはクリックしないのが鉄則です。聞き覚えのあるサービスからのメールでも、よく見たら偽物のメールかもしれません。心当たりがないリンクはクリックしないようにしましょう。

上の画像は、筆者の私が実際に受けとったフィッシング詐欺と思われるSMSです。よく見ると、日本語がなんだか変なのが分かります。私はセゾンカードを使っていないので、すぐに怪しいと分かりました。
▼こんなタイトルのメールやSMSにはとりあえず警戒しよう!一例
- 佐川急便、クロネコヤマト、ゆうパックなどの不在通知「ご不在のようでしたので荷物を持ち帰りました」
→ずっと家に居たのに何で?置き配にしたはずなのになぜ?と疑問に思わせてリンクをクリックさせる作戦です。騙されないように... - 「カード利用を制限」、「~しないと利用を停止する」、「料金未納」などといったワード
→不安を煽ってリンクをクリックさせる作戦です。リンクはクリックせず、自分で当該サービスにアクセスして確認しましょう。
楽天やAmazonなどの大手サービスでは、セキュリティ上の理由からメールにリンクを貼らないようにしている企業もあります。必ずしもメールにリンクが無くても、ユーザー自身がマイページに直接アクセスすれば偽サイトへアクセスしてしまう心配は少なくなるためです。
「大事なお知らせ」、「パスワードを更新してください」などのリンク付きのメールが来たら、自分で公式サイトやマイページにアクセスするのが安全でしょう。SMS(ショートメール)も同様です。
4.パスワード管理は記憶に頼らずアプリに任せるのが吉
パスワードを書かないと忘れてしまうという人は、パスワード管理アプリを利用しましょう。パスワードをインターネット上になる厳重な金庫に保管できるため、考えたり覚えておいたりする必要がありません。
また、「生年月日や名前を含まない」パスワードを考えろと言われても思いつかなくて困るという人もいるのではないでしょうか?こういったアプリを使えば、安全なパスワードを一瞬で考えてくれます。
パスワード管理アプリを使えば、1つのマスターパスワードだけで、すべてのパスワードを安全に管理できます。
例:1Password、Bitwarden、KeePass
参考サイト

セレクトラ💚消費者ファースト宣言
このマークは、消費者保護の立場から書かれた記事に付与されます。企業からの一方通行の情報だけではなく、生身の人間が消費者目線で発信する情報を届けたい。誰もが自分の意思で自由に商品を選べる世界を目指して――そんな思いで作られた記事です。
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