「マジ得」「三木谷」「初めて申し込み」楽天モバイルのキャンペーンは結局どれが一番お得なのか

楽天モバイルは2025年3月21日から、新たなキャンペーンマジ得フェスティバルを開始しました。
楽天カード会員が楽天モバイルに初めて申し込むと、楽天ポイント20,000ポイントを獲得できるキャンペーンで、過去にも不定期に開催され話題を呼びました。
すでに楽天モバイルは、期間限定で初めてプラン申し込みへのポイント増額キャンペーンを実施中でしたが、さらにマジ得フェスティバルを追加したことで、春の商戦期への強い意気込みがうかがえます。
また、SNSで話題となった三木谷キャンペーンも継続中で、これから楽天モバイルを申し込むユーザーにはキャンペーンの選択肢がありすぎるほどある状況です。
この記事では、これら3つのキャンペーンの対象や条件を比較し、「結局どれが一番お得なのか」をずばり解説します。
楽天カード会員・これから入会なら20,000ポイントもらえるマジ得フェスティバルが圧倒的にお得
結論から言うと、他社からの乗り換え・新規契約ともに20,000ポイントもらえるマジ得フェスティバルが圧倒的にお得なキャンペーンです。
ただし、楽天カード会員であること、そして楽天モバイルに初めての申し込みであることが条件となります。
とはいえ、楽天カードは2024年時点で累計発行枚数が3,100万枚を超え、成人の約2人に1人が持っているというデータ(2024年2月、MMD研究所)もあるため、多くの人がこの条件を満たしているでしょう。
新規で入会する場合は、マジ得フェスティバルの特典に加えて10,000ポイントもらえるキャンペーンを2025年4月7日10時まで実施中。スタンダードな楽天カードであれば年会費は永年無料です。
楽天モバイルと楽天カードを利用すると以下のメリットがあり、セットで契約しておいて損はありません。
- 楽天モバイルの支払いを楽天カードに設定することでポイントが貯まる(100円で1ポイント)
- 楽天市場での買い物が、楽天モバイルユーザーは+4倍(要エントリー、月上限2,000ポイント)、楽天カード利用で+2倍(楽天カード通常分+特典分、上限なし)
- 楽天カードで「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」(48回分割払い)利用可能(楽天カード以外は利用不可)
期間 | 2025年3月21日10:00~2025年4月14日10:00 プラン利用開始は2025年4月30日23:59まで |
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特典 | 楽天ポイント20,000ポイント ※2025年6月末~10月末にかけて、4,000ポイントずつ |
条件 |
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引用:楽天モバイル公式サイトトップページ
楽天カードを持っていない・持たないユーザーは三木谷キャンペーンがお得
楽天カードを持たない場合は、三木谷社長の紹介キャンペーンである、いわゆる三木谷キャンペーンが最もお得なキャンペーンです。他社からの乗り換えであれば14,000ポイント、新規契約であれば7,000ポイントをもらえます。
三木谷キャンペーンで特筆すべきはその高いポイント還元額だけではなく、過去に楽天モバイルを契約していたユーザーの再契約や、2回線目以降の契約も対象になる点です。
楽天カードを持っていても、すでに契約しているユーザーの追加契約や、過去に契約していたユーザーの再契約には、マジ得フェスティバルを使えません。しかし、そんな契約もお得にしてくれるのが三木谷キャンペーンです。
期間 | 2023年12月5日9:00~終了日未定 プラン利用開始は、キャンペーンリンクをクリックして楽天IDでログイン(紹介ログイン)をした日の翌々月末日23:59まで |
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特典 | 乗り換え:楽天ポイント14,000ポイント ※紹介ログインした月の4か月後から3か月間(1回目4,000ポイント、2・3回目5,000ポイント) 新規契約:楽天ポイント7,000ポイント ※紹介ログインした月の4か月後から3か月間(1・2回目2,000ポイント、3回目3,000ポイント) |
条件 |
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実はそこまでメリットがない、初めて申し込みのポイント増額キャンペーン
楽天モバイルの公式サイトでは、2025年4月14日8:59まで、電話番号そのまま他社から乗り換え&初めてお申込み、または楽天モバイルへ初めてお申込みでのポイント還元が増額するキャンペーンを行っています。
キャンペーン期間中は、他社からの乗り換えは通常の6,000ポイントから10,000ポイントへ、新規契約は通常の2,000ポイントから7,000ポイントに増額しています。
期間限定で目を引きますが、お得度は実は低めです。
まず他社から乗り換えの場合、三木谷キャンペーンの方がもらえるポイントが多いため、このキャンペーンを利用するメリットはありません。
そして新規契約の場合、もらえるポイントは三木谷キャンペーンと同じですが、このキャンペーンはポイントをもらうためにエントリーとRakuten Linkの利用が必要で、条件がやや複雑です。また、三木谷キャンペーンは7,000ポイントを3回に分けて還元するのに対し、このキャンペーンは5回に分けて還元されます。
ただし、iPhoneをセットで購入する場合は、このキャンペーンが三木谷キャンペーンよりお得になってきます。これは次の項目で解説します。
期間 | 2025年2月14日9:00~2025年4月14日8:59 プラン利用開始は、プラン申し込みの翌月末日23:59まで |
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特典 | 乗り換え:楽天ポイント10,000ポイント ※条件達成した月の翌々月末から3か月間(1・2回目3,000ポイント、2・3回目4,000ポイント) 新規契約・プラン変更:楽天ポイント7,000ポイント ※条件達成した月の翌々月末から5か月間(1~3回目1,000ポイント、4・5回目2,000ポイント) |
条件 |
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引用:楽天モバイル公式サイトトップページ
iPhoneセット購入を考えると、お得になるキャンペーンが変わる
マジ得フェスティバル、三木谷キャンペーン、初めて申し込みキャンペーン、3つのキャンペーンを「回線のみ契約」で比較しましたが、「iPhoneをセット購入」に条件を変えると、お得になるキャンペーンの順番が変わってきます。
ここでは、それぞれのキャンペーンを、iPhoneの機種代が最大20,000円割引になるキャンペーンと併用する場合で説明します。なお、iPhoneを一括払いまたは24回払いで購入するのが条件です。
マジ得フェスティバルは、他社から乗り換えでも新規契約でもiPhoneが40,000円分(SE3のみ30,000円分)お得になるため、やはり圧倒的にお得なキャンペーンであることに変わりはありません。
三木谷キャンペーンと初めて申し込みキャンペーンを比較すると、後者には「製品購入&初めてプラン申し込みで6,000ポイント」が追加され、合計で最大36,000円分iPhoneをお得にすることができます。
三木谷キャンペーンよりも2,000円分多くポイント還元をもらえるため、iPhoneとセット購入ならこちらがわずかにお得となります。
他社から乗り換えと同時に、iPhoneを一括払いか24回払いで購入した場合のキャンペーン特典を比較すると以下となります。
キャンペーン | iPhone 16/15/14/13 シリーズ |
iPhone SE3 |
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マジ得 | 合計40,000円分 20,000ポイント +機種代20,000円割引 |
合計30,000円分 20,000ポイント +機種代10,000円割引 |
三木谷 | 合計34,000円分 14,000ポイント +機種代20,000円割引 |
合計24,000円分 14,000ポイント +機種代10,000円割引 |
初めて申し込み | 合計36,000円分 16,000ポイント +機種代20,000円割引 |
合計26,000円分 16,000ポイント +機種代10,000円割引 |
このように、iPhoneセット購入を条件に入れると、楽天モバイルのキャンペーンはより複雑になります。上記は乗り換えの場合ですが、新規契約となるとまた条件が変わります。
とはいえ、今ならマジ得フェスティバルの利用で普段よりもお得に楽天モバイルでiPhoneを購入できることは間違いありません。
楽天モバイルで今一番お得なのはマジ得フェスティバル
回線のみの契約、回線とiPhoneのセット購入、どちらの場合もマジ得フェスティバルの利用で最もポイント還元をもらえることが分かりました。
楽天カードが必要という条件はあれど、これから楽天モバイルを利用するなら、さらにポイントが貯まりやすくなる楽天カードを持つのがおすすめです。
マジ得フェスティバルの期間は2025年4月14日10:00まで、楽天カードの新規入会と初めて利用特典が増額するのは2025年4月7日10:00までです。
一方で、楽天カードを持たない場合や初めての申し込みではない場合は、三木谷キャンペーンという選択肢があります。こちらは終了日未定ですが、現在の条件がいつまで続くかは分かりません。楽天モバイルのキャンペーンは予告なく変更・終了するケースが多いため、お得な内に利用するのが良いでしょう。
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参考サイト一覧
- 『キャンペーン・特典一覧』(楽天モバイル、2025年3月28日時点)
- 『数字で見る楽天カード』(楽天カード、2024年12月末)
- 『2024年決済・金融サービスの利用シェアトップクレジットカードは「楽天カード」、QRコード決済は「PayPay」、非接触決済(カード式)は「WAONカード」、非接触決済(スマホ式)は「モバイルSuica」、銀行は「ゆうちょ銀行」、証券会社は「楽天証券」』(MMD研究所、2024年2月13日)