ドコモの新料金プランを徹底解説!実質の月額料金値上げって本当?いつから?

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ドコモに新プラン登場!実質の月額料金値上げって本当?

2025年4月24日、ドコモが新プランの取り扱い開始を発表しました。 新プランの開始は2025年6月5日。 それに伴い、現行プランの「eximo」や「eximo ポイ活」、小容量プラン「irumo」の新規受付が2025年6月4日に終了します。

ユーザーとして気になるのはお得かどうか。「ドコモの新プランって安いの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。 今回はドコモの新プランは安いのか、詳しくお伝えします。

【結論】ドコモの新料金プランは実質値上げ!6月5日から開始

【結論】ドコモの新料金プランは実質値上げ

結論から言うと、ドコモが発表したすべての新プランは実質「月額料金の値上げ」です。 上記の画像をご覧いただくとわかるように、これまでのプランよりも高くなっていることがわかります。

もちろん割引を適用すれば月額料金はかなり安くなるものの、割引適用条件のハードルが比較的高いこともあり、すべての割引を適用して最低価格で利用できるユーザーのほうが少ないと考えられます。

新プランの適用は2025年6月5日から開始になります。

特典が増えた新プランは、人によっては旧プランよりもお得

新プランでは旧プランになかった特典が増えました。では高くなった分を特典などで取り返せるかと言うと、「人による」というのが正直なところです。

「ドコモMAX」などの特典である「ドコモからAmazonプライム登録で最大6ヶ月間追加料金0円(合計最大3,600円割引)」はたった6ヶ月間だけ、 「長期利用割」の条件は10年以上の利用が必要と、新規ユーザーにとっては「お得感」に欠けるかもしれません。

旧プランのeximoやirumoと比べてどっちがお得?

割引適用を考えないなら、間違いなく旧プランのほうがお得です。 月額料金が軒並み値上がりしているうえ、「irumo」の魅力のひとつであった0.5GBプランが「ドコモmini」にはありません。 ユーザー目線で言えば「料金プランが改悪された」の一言に尽きるでしょう。

ただ、日ごろから動画サイト「DAZN」を視聴しているなら話は別「DAZN for docomo」の月額料金税込4,200円が実質タダになるため、今よりも支払うお金が減るというユーザーも一定数いるはずです。

とはいえ、新プランで値上がりすることは事実。 「特典はいらないから安く使いたい」という方は2025年6月4日までに旧プランの新規受付を行うことをおすすめします。 また、「irumo」に関しては他社からの乗り換えによる申し込みは継続する模様です。

ドコモ関係の契約が多いユーザーなら新プランも安くなる

ドコモ関係の契約が多いユーザーなら新プランも安くなる

ドコモの新プランを格安SIMと比較するとかなり高い印象ですが、割引を適用することで月額料金を半額以下まで下げることが可能です。 ただし、割引を適用をするための条件は以下の通りです。

  • ドコモ新プランの割引適用条件の例
  • 家族でドコモを利用する(最大税込1,210円/月割引)
  • 10年以上ドコモを利用する(最大税込220円/月割引)
  • dカードでスマホ料金を支払う(最大税込550円/月割引)
  • ドコモの光回線or家庭用Wi-Fiを利用する(税込1,210円/月割引)
  • ドコモでんきに契約する(税込110円/月割引)

この条件ひとつひとつにそれぞれ価格の違う割引が適用されます。 すべての条件を満たす必要は必要はありませんが、満たす条件が多ければ多いほど割引額が加算されていく仕組みです。

この割引条件を見てわかる通り、すべての割引を適用するには相当な労力を要します。 ドコモ関係の契約が多い「根っからのドコモユーザー」なら新プランをお得に使用できるでしょう。

しかし、単に月額料金を減らしたいだけなら「格安SIM」に乗り換えるという手があります。 ドコモ回線にこだわるなら格安の「ahamo」、他社なら「楽天モバイル」「ワイモバイル」「UQモバイル」などがおすすめです。

ドコモの新プランをさらに解説!値上げしたプランの内容とは

2025年6月5日から始まるドコモの新プランは以下の4種類です。

  • ドコモMAX
  • ドコモポイ活MAX
  • ドコモポイ活20
  • ドコモmini

特典もりだくさんのドコモMAXの特徴

まずは特典いっぱいの基本プラン「ドコモMAX」についてお伝えします。

今回発表された新プランのメインプランとも呼ぶべき「ドコモMAX」は、その月に使用したデータ量によって月額料金が変わります。 「今月ギガ使いすぎちゃった!」「今月はギガを使わなさそう」というときでも、いちいちプランを変える必要はありません。

月額料金は割高ですが、現行プラン(旧プラン)の「eximo」同様さまざまな割引を適用可能です。

  • 1GBまで税込5,698円/月(すべての割引適用後:税込2,398円/月)
  • 1GB~3GBまで税込6,798円/月(すべての割引適用後:税込3,498円/月)
  • 3GB~無制限で税込8,448円/月(すべての割引適用後:税込5,148円/月)

「ドコモMAX」の注目すべきポイントは月額料金ではありません。 「eximo」よりも遥かに豪華になった特典にこそ「ドコモMAX」の最大の魅力があります。

  • DAZN for docomoが追加料金なしで見放題
  • ドコモからAmazonプライム登録で最大6ヶ月間追加料金0円(合計最大3,600円割引)
  • 国際ローミングが30GBまで無料
  • ドコモを長期利用すると最大220円/月の割引適用

なかでも「DAZN for docomo」が追加料金なしで見放題という特典はユーザーにとっては非常にうれしいのではないでしょうか。 何故なら現在「DAZN for docomo」の月額利用料は税込4,200円。 つまり、割引額とデータ使用量によっては2,000円以上のお釣りが返ってくる、ということになるのです。

ポイ活に重点を置いた「ドコモポイ活MAX」「ドコモポイ活20」の特徴

続いては「ドコモポイ活MAX」と「ドコモポイ活20」についてご紹介します。

「ドコモポイ活MAX」「ドコモポイ活20」はポイ活、つまりポイントを貯めたり使ったりする活動に重きを置いた新プランです。 他のプランに比べて「dカード PLATINUM」などのポイント還元率が高く設定されており、いつもよりお得にポイントを貯めることができます。

月額料金はポイ活ができるうえに使用可能データ量が多い分、「ドコモMAX」より割高に設定されているようです。

  • ドコモポイ活MAX
  • 無制限で税込11,748円/月(すべての割引適用後:税込8,448円/月)
  • ドコモポイ活20
  • 20GBまで税込7,898円/月(すべての割引適用後:税込4,818円/月)
  • 20GB~無制限で税込9,570円/月(すべての割引適用後:税込6,490円/月)

「ドコモポイ活MAX」「ドコモポイ活20」はさらに月額料金をポイント支払い充当が可能です。

気になる主な特典ですが、「ドコモポイ活MAX」は「ドコモMAX」と同様の内容、 「ドコモポイ活20」は「ドコモからAmazonプライム登録で最大6ヶ月間追加料金0円(合計最大3,600円割引)」のみです。

「ドコモmini」は「irumo」に代わる低価格プラン

「irumo」の代わりとなる低価格プランが「ドコモmini」です。ここからは「ドコモmini」の特徴をご紹介します。

「ドコモmini」は「ギガはいらないから安く使いたい」というユーザーのニーズを叶える新プラン。 4GBタイプもしくは10GBタイプを選んで契約します。「ドコモmini」の気になる月額料金は以下の通りです。

  • 4GBまで税込2,750円/月(すべての割引適用後:税込880円/月)
  • 10GBまで税込3,500円/月(すべての割引適用後:税込1,980円/月)

「ドコモmini」の月額料金は他のプランに比べて抑えられています。 さらに、割引の内訳には家族割である「みんなドコモ割」や10年以上ドコモを利用して初めて使える「長期利用割」は含まれていません。

つまり「ドコモmini」はドコモを長期利用していない方や乗り換えを前提としている方のニーズも満たすプランだと言えます。 特典も「ドコモからAmazonプライム登録で最大3ヶ月間追加料金0円(合計最大1,800円割引)」と大きな旨味もなく、とにかく安く使いたい方にぴったりな新プランなのです。

時代の変化を汲んだ新プランに需要はある?

時代の流れを汲んだドコモの新プラン。 値上げの代わりに付加価値として「DAZN」がお得に視聴できる新プランは一定数の需要が見込めそうです。 ただ、「DAZN」に興味がない層には響きにくく、ユーザー離れを促す要因になるかもしれません。

今や格安SIMの台頭により、スマホの料金は「安くて当たり前」。 「付加価値」に舵を切った今回のドコモの新プランは他社と差別化できるのか、上手くユーザーが取り込めるのか期待が高まります。