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- 新築戸建てのプロパンガス料金の全国平均は、月10㎥で9,281円(税込)
- 新築戸建でプロパンガス(LPガス)を契約する際は、自分でプロパンガス販売店を比べて選ぼう
- プロパンガスを選ぶなら新築戸建の施工が始まる前。購入後、すぐに施工者へ伝えておこう
- 2025年4月から三部料金制が義務化され、設備料金の内訳が請求書で確認できるようになった
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新築戸建てのプロパンガス料金の相場はいくら?
まずは判断の基準になる相場を確認しましょう。以下は石油情報センターの調査に基づく全国平均のプロパンガス料金です。基本料金は2,000円で、ここに使用量に応じた従量料金が加わります。
【早見表】プロパンガス料金の全国平均(月あたり・税込)
| 基本料金 | 2,000円 |
|---|---|
| 5㎥ 使用時 | 5,707円 |
| 10㎥ 使用時 | 9,281円 |
| 20㎥ 使用時 | 16,074円 |
| 50㎥ 使用時 | 34,913円 |
※ 出典:石油情報センター「液化石油ガス価格分布状況」(2026年4月末時点)。全国平均のため、実際の料金は地域と販売店によって大きく異なります。
新築戸建ての場合、4人家族の平均使用量は月11.3~12㎥です。全国平均の従量単価で計算すると、ガス代の目安は月10,164~10,639円ほどになります。ご自宅の請求額がこれを大きく超えているなら、相場より高い契約を結んでいる可能性があります。
プロパンガス料金は地域差がとても大きく、都道府県によって平均が数千円変わります。お住まいの地域の相場は都道府県別のプロパンガス平均料金で確認できます。1㎥あたりの単価から計算したい方はプロパンガスの1㎥あたりの料金もあわせてご覧ください。
新築戸建でプロパンガス(LPガス)を契約する際の注意点とは?
新築戸建のご購入、おめでとうございます!
どんな外観、どんな間取りの家にするのか、新築戸建の購入から工事が始まるまでには、決めなければならないことが山積みで、きっと大忙しのことでしょう。
しかし、キッチンやバスルーム、床暖房などで利用するために新築戸建でプロパンガス(LPガス)の契約を考えているのなら、じつは この施工前のタイミングがとても重要 なのです。
新築戸建でプロパンガスを契約する際の注意点について、解説します。
プロパンガス(LPガス)の販売店は自分で比べて、選ぼう
新築戸建でプロパンガス(LPガス)を契約する際、まず最初にやらなければならないこと、それはズバリ、プロパンガス販売店選びですよね。
プロパンガスは全国で約2,200万世帯が利用しているエネルギーで、販売事業者は全国に約16,000社あります。その多くは地域に根ざした中小の事業者です。
こんなにたくさんあるプロパンガス販売店の中から、新築戸建で契約するプロパンガスを、一体どうやって選べばよいのでしょうか?
じつは、多くの新築戸建では、購入した持ち主ではなく、 ハウスメーカー、建築会社、工務店などの施工者がプロパンガスを選定・契約しているケースがほとんどです。
プロパンガスの販売事業者は、新築戸建の施工者へ営業活動をしており、それぞれ付き合いがあるプロパンガス販売店が決まっているのです。
しかし、戸建ての持ち家の場合、プロパンガスは自分で好きな販売店を選ぶことができます。
そして、プロパンガスをおトクに利用したいのなら、 新築戸建でもハウスメーカーや工務店任せにせず、自分でプロパンガス会社を選ぶ べきです。
なぜ新築戸建のプロパンガスを自分で選ぶべきなのか、理由をくわしく説明します。
理由1:じつはLPガスは自由料金制
プロパンガス(LPガス)の料金は、水道のような公共料金ではなく、自由料金だということをご存知でしょうか?
プロパンガスの料金には国による価格規制が一切なく、プロパンガスの販売事業者がそれぞれ独自の料金体系に基づいて決定しています。
それはつまり、同じ新築戸建で同じだけプロパンガスを利用したとしても、契約している販売事業者によってはガス料金に差が生まれる、ということです。実際、同じ地域内でも事業者によって料金が2倍以上違うケースがあります。
新築戸建のプロパンガス契約をハウスメーカーや工務店任せにして、他の販売店の料金と比べずに契約してしまったら、実は他社より2倍も3倍も料金が高かった、という事態は避けたいですよね。
理由2:新築戸建のLPガス導入には初期工事が必要
新築戸建でプロパンガス(LPガス)を利用するためには、プロパンガスを選んで契約するほかに、次のような初期工事が必要になります。
- プロパンガスの配管工事
- ガスコンロ、給湯器などプロパンガスを使用する機器の設置
- プロパンガスのボンベメーターの設置 など
これらのプロパンガスの初期工事は、契約するプロパンガスの販売事業者が担当し、新築戸建の建築工事と同時に行われます。
だからこそ、プロパンガスを自分で選びたいなら、新築戸建の施工が始まる前が重要なタイミングなのです。
施工者と付き合いのあるプロパンガスが自動的に初期工事をしてしまわないよう、 新築戸建を購入したら、まずは建設会社などにプロパンガスを自分で選びたい旨を伝えて おきましょう。
理由3:新築戸建のLPガス無償貸与契約のカラクリ
それでも、新築戸建の購入から施工まではいろいろと忙しく、「とりあえず、建設会社が選んだプロパンガス(LPガス)にしておこう」「入居してからあらためておトクなプロパンガスに乗り換えればいいか」と考える人もいるかもしれません。
また、建設会社などの中には「うちで選んだプロパンガスを契約すれば、初期工事が無料になりますよ!」という話をするところもあります。
こうなってくると、「なんだ、わざわざ自分で新築戸建のためにプロパンガス販売店を選ぶ必要はないじゃないか」という気がしてきますね。
しかし、この「乗り換え」と「初期工事タダ」こそ、新築戸建のプロパンガス(LPガス)契約における最大の注意点です。
実際のところ、新築戸建で施工者の得意先であるプロパンガス販売店が自動的に配管工事やボンベメーターの設置などを手がけた場合、建築時に新築戸建の購入者がプロパンガスの初期工事の費用を支払うことはほぼありません。
この場合、決してプロパンガスの販売事業者が初期費用を肩代わりしてタダになった、というわけではなく、「無償貸与契約」と呼ばれるプロパンガス独特の契約が知らないうちに結ばれているのです。
プロパンガスの無償貸与契約とは、その名の通り、プロパンガスの販売事業者が、配管やガスメーター、ときには給湯器などのガス機器までも、契約者へ「(建築時には)無償」で「貸与」するもの。
ただし、「無償」とは名ばかりで、新築戸建の建築時にかかったプロパンガスの初期工事やガス機器の費用を、ローンのように月々のプロパンガス料金に上乗せして請求していることがほとんどです。
無償貸与契約では、このように毎月少しずつ初期費用を回収しているため、全額を回収し終えるために、ガス会社は消費者に10~15年ほどの契約期間を義務付けています。これを途中で解約する場合、消費者は残りの初期費用を違約金として一括で支払う必要がでてきます。
もちろん、初期費用を清算すれば違う会社に乗り換えることは可能ですが、初期費用は配管工事のみで約15万円、ガス機器も含めると約40万円程度になる場合もあるため、一括で清算するのは難しい場合もありますよね。
施工が終わった段階でプロパンガスを乗り換えるとこのように大きな費用がかかりますから、やはり新築戸建の施工が始まる前に、末長く利用できるプロパンガス販売店を自分で選んでおくべきだと言えます。
2025年4月の制度改正で無償貸与はどう変わった?
ここまで説明した無償貸与の慣行は、長らくプロパンガス料金が不透明だと批判されてきた原因でした。そこで経済産業省は液化石油ガス法の省令を改正し、2025年4月2日から新しいルールが施行されています。新築でプロパンガスを契約する人にも直接関わる内容です。
三部料金制の義務化
改正の柱は、料金を次の3つに分けて表示・請求することを義務付けた「三部料金制」です。
プロパンガス料金の三部料金制
| 基本料金 | ボンベ配送、保安管理、メーター維持、検針などの固定費 |
|---|---|
| 従量料金 | 使用量に応じた変動費(原料費や配送費の変動分) |
| 設備料金 | 給湯器やガスコンロなど、ガス機器・設備のリースやメンテナンス費用 |
これまで設備費用は基本料金や従量料金に紛れ込ませることができましたが、改正後は設備料金として外に出して表示することが義務になりました。請求書を見れば、自分が毎月いくら設備費を払っているのかがわかります。
無関係な設備費の上乗せ禁止
あわせて、エアコン、インターホン、Wi-Fi機器などプロパンガスの消費と関係のない設備の費用をガス料金に含めることが禁止されました。過大な営業行為の制限規定は2024年7月に先行して施行されています。
つまり新築でも、「初期工事が無料」の中身を設備料金という形で確認できるようになりました。契約前に料金表と契約書で三部の内訳、設備料金の対象、契約期間、途中解約時の精算額を確認してください。料金表を公開していない販売店についてはプロパンガス料金の公開状況も参考になります。
新築戸建てのプロパンガスを安くする方法
相場より高い契約になってしまわないために、新築戸建てで実際にできることは次の4つです。
- 施工が始まる前に「ガス会社は自分で選ぶ」と伝える:初期工事が始まってしまうと選択肢がなくなります
- 地域の複数の販売店から料金表を取り寄せて比べる:基本料金と従量単価、設備料金の3点を同じ条件で比較します
- 相場と照らし合わせて適正価格か確かめる:プロパンガスの適正価格を基準に判断しましょう
- 契約期間と違約金の条件を確認する:長期の縛りと精算額は後から効いてきます
すでに入居していて料金が高いと感じている場合も、持ち家であればプロパンガスの切り替えが可能です。日々の使い方で下げる方法はプロパンガスの節約方法にまとめています。都市ガスの供給エリア内にお住まいなら、都市ガスへの切り替えという選択肢もあります。
新築戸建でプロパンガス(LPガス)を契約する際の注意点 - まとめ
新築戸建でプロパンガス(LPガス)を利用するためには、建築時に配管工事やガス機器の設置など初期工事が必要です。この時、「自分で探す手間が省けて楽だから」と、施工者である建設会社やハウスメーカーなどから紹介されたプロパンガス販売店と自動的に契約をしてしまう方も少なくありません。
そのプロパンガス販売店が優良な可能性ももちろんあります。しかし、施工者はあなたにとって一番良い販売店を紹介しているわけではありませんから、やみくもに契約してしまうのは禁物です。契約してから「実は地域の相場より高かった…」と後悔したくないですよね。
また、自分で初期費用を負担しないで一度契約を結んでしまうと、他のプロパンガス販売店に乗り換えるためには、高額な違約金がかかることもあります。
ですから、新築戸建のプロパンガス(LPガス)を契約する際は、 施工が始まる前のタイミングで、自分でプロパンガス販売店を選ぶことが大切 だと言えます。
新居のある地域で供給しているプロパンガス販売店の料金や契約条件を調べて、その中から納得できるガス料金プランを提供している販売店を選びましょう。
ホームページに料金などが公開されていない場合もあるので、その時は販売店に連絡して問い合わせる必要があります。
自分で調べる時間がない、という方は、プロパンガスの契約・切り替えをサポートする「無料相談サービス」を利用するのが便利です。優良なプロパンガス販売店を見つけて紹介してくれます。プロパンガスのエキスパートがアドバイスをしてくれるので、プロパンガス契約が初めての方でも安心です。
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新築戸建てのプロパンガスに関するよくある質問
全国平均では月10㎥の使用で9,281円、月20㎥で16,074円(税込)です。4人家族の平均使用量は月11.3~12㎥なので、目安は月10,164~10,639円ほどになります。地域差が大きいため、お住まいの都道府県の平均もあわせて確認してください。
プロパンガスは自由料金制で、国による価格規制がありません。さらに新築では、施工会社と付き合いのある販売店が自動的に決まり、配管やガス機器の初期費用を毎月のガス料金に上乗せして回収する「無償貸与契約」が結ばれているケースが多いためです。比較せずに契約すると相場より高くなりやすくなります。
持ち家である戸建てなら、プロパンガスの販売店は自分で自由に選べます。ただし初期工事は建築工事と同時に行われるため、選びたいなら施工が始まる前に、建設会社へ「ガス会社は自分で選ぶ」と伝えておく必要があります。
液化石油ガス法の省令改正により、料金を「基本料金・従量料金・設備料金」に分けて表示・請求する三部料金制が義務化されました。設備費用を基本料金や従量料金に紛れ込ませることが禁止され、エアコンやインターホンなどガスと無関係な設備費の上乗せも禁止されています。請求書で設備料金の内訳を確認できるようになりました。
持ち家なら変更できます。ただし無償貸与契約を結んでいる場合、10~15年の契約期間が設定されていることが多く、途中解約すると未回収の初期費用を違約金として一括で請求されることがあります。契約書で契約期間と精算額を確認してから判断してください。
新居が都市ガスの供給エリア内で、道路にガス本管が通っていれば都市ガスを選べます。都市ガスのほうが1㎥あたりの単価は安いものの、プロパンガスは熱量が約2.2倍あるため、単価だけでなく熱量換算での比較が必要です。エリア外の場合はプロパンガスになります。