群馬県のプロパンガス：平均料金や適正価格、会社一覧をまとめてご紹介

群馬県のプロパンガス（LPガス）について、料金の相場や販売店一覧をご紹介します。適正価格でプロパンガスを契約する方法もチェックしましょう。群馬県にてLPガスの新規契約を考えている方、もしくは変更を考えている方は必見です。

群馬県：プロパンガスの適正価格

群馬県ではこれくらいの価格でプロパンガスを契約することができます。

※税込表示

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プロパンガス料金の構成：基本料金・従量料金とは

群馬県のプロパンガス（LPガス）料金を正しく理解するために、まずはプロパンガス（LPガス）の料金の構成について知っておきましょう。

通常、プロパンガスの料金は、ガス供給に必要な設備等にかかる固定費用の「基本料金」と、ガスの使用量に比例してかかる「従量料金」から構成されています。

「基本料金」はLPガスを使っても使わなくても毎月かかる固定料金です。「従量料金」は、ガス会社ごとに設定されている従量単価（1㎥あたりの従量料金）に、ひと月のガス使用量（㎥）をかけて計算されます。

プロパンガスの料金＝基本料金＋従量単価×ガス使用量

例えば、基本料金が1,000円、従量単価が500円のガス会社と契約していて、ひと月に10㎥のガスを使ったとしたら、その月のガス料金は、「1,000+500×10＝6,000円」となります。

地域別・群馬県のプロパンガス平均料金

プロパンガス（LPガス）料金の構成がわかったところで、群馬県のプロパンガスの平均料金について見ていきましょう。

これは、石油情報センターが公表しているデータで、各地のプロパンガス販売店からの聞き取り調査を元に作成されています。お住まいの地域がいくらぐらいかチェックしてみましょう。

従量単価の計算方法 従量単価を知るには、基本料金＋従量料金から基本料金を引いて、それぞれの使用量別に5、10で割ります。
例えば、群馬県全体において、5㎥使用した場合の従量単価の平均は「（4,610‐1,784）÷5＝565.2円」という風に求めることができます。

（出典 : 石油情報センター 液化石油ガス価格分布状況 2020年4月）
※表の価格はすべて税込みです。

地域同士の料金を比べてみると、結構な差があることがわかりますね。なぜこんなに大きな差が出てしまうのでしょうか？

そもそも、電気・都市ガスとは違い、プロパンガスにはこれまで、料金設定に関する規制が一度も存在しませんでした（自由料金制）。長い間、それぞれの販売店が独自に料金を決定してきたため、店ごとに値段がばらばらで、料金の幅が非常に広くなっているのです。

また、プロパンガスの料金は、配送コストや販売店同士の競争の有無などに左右されるため、地域ごとに傾向があらわれます。

例えば、吾妻は他地域と比べて料金が高くなっていますね。山間部で人口密度が低いため、契約家の一軒一軒にガスボンベを配送するためのコストが高いことが一因だと言えます。逆に、東部・中部は都市部が多く、比較的短時間で配送が行えるため配送コストも安く、それに伴いガス料金も安くなっているということが考えられます。

平均料金は適正価格ではない

お住まいの地域の平均料金はいかがでしたか？今のガス代と同じくらい、もしくは今のガス代の方が安いという方もいるでしょう。ただし、そうだからと言って安心してはいけません。平均は地域の相場を知るのに便利ですが、必ずしも適正価格ではないからです。

上で見たとおり、プロパンガスは料金設定に規制がありませんから、販売店は好きな値段を設定することが可能です。もし仮に多くの販売店が高めの料金設定にしていたとすれば、平均料金もこれに応じて上がります。実際にプロパンガス業界では、販売店同士が価格競争をしたがらず、料金が高止まりしやすいという傾向も指摘されています。

そのため、プロパンガスにおいては、平均だけを見てガス代の高い・安いを判断せず、それが適正かどうかを考えるのが重要です。次の適正価格を参考にしてみてください。

群馬県のプロパンガスの適正価格はいくら？

群馬県のプロパンガス適正価格は以下のとおりです。上で見た平均料金よりもだいぶ安くなりますね。

※税込表示

原則として、群馬県内ではこれくらいの価格でプロパンガスを契約することができます。

ただし、上でも触れたとおり、他地域よりも配送コストが高い場合など、適正価格も連動して高くなることがあります。そのため、群馬県内ならどこでも適正価格は絶対にこの金額、というわけではないことに留意しましょう。

群馬県内のそれぞれの地域の適正価格や、実際に適正価格に近い値段のプロパンガス販売店へ切り替えを行った方の事例はこちらからご覧いただけます。

適正価格でプロパンガスを契約する方法

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群馬県におけるプロパンガス使用の傾向

続いては、群馬県におけるプロパンガス（LPガス）の使用傾向について見ていきましょう。

石油情報センターの統計によると、群馬県の各家庭におけるひと月当たりのLPガス平均使用量は7.9㎥です。

季節別に見てみると、4月から9月までの月平均使用量は6.4㎥、10月から3月までは9.4㎥です。やはり、寒くなって暖房やお湯を使う頻度が高くなる冬に、LPガス使用量も比例して増えるということがわかります。

ちなみに、全国におけるひと月あたりの平均使用量は9.1㎥なので、群馬県は全国的にはLPガスの消費が少なめな地域だといえます。

群馬県のプロパンガス販売店一覧

ここまでで、群馬県のプロパンガス（LPガス）の概要をご紹介してきました。では実際に、群馬県にはどのような販売店があるのでしょうか？

群馬県にはなんと553件ものLPガス販売店があります（一般社団法人群馬県LPガス協会の掲載データを参考、2019年3月時点。本社だけでなく出張所や営業所も含まれています）。

ここですべてをご紹介することは残念ながら難しいので、これらの中から、

• 販売量の多いLPガス会社
• 認定液化石油ガス販売事業者

という基準でピックアップしたLPガス会社のリストをご紹介いたします。群馬県でLPガス契約を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

販売量の多いLPガス会社

初めにご紹介するのは販売量の多い群馬県のLPガス会社です。

年間のLPガス販売量が4,000トンを超えており、群馬県内に本社を持つ販売店という基準で選んで一覧にしました。「多くの人から選ばれている会社が安心でいいな」と考えている方におすすめです。

（販売量は石油化学新聞社の「LPガス資料年報」に基づく。）

認定液化石油ガス販売事業者

次にご紹介するのは、群馬県に本社のある「認定液化石油ガス販売事業者」となっているLPガス会社です。

認定液化石油ガス販売事業者とは、消費者の安全を守るために、集中管理システムなどを導入して、保安体制の強化に積極的に取り組んでいるLPガス事業者のことです。事業所の規模によって、都道府県知事、産業保安監督部長もしくは経済産業大臣が認定を行っています。

なお、集中管理システムとは、消費者の自宅と管理センターを電話回線で結ぶことにより、24時間365日ガスの正常な作動を見守り、異常にすぐ対応できるようにした保安体制です。

もちろん、認定を受けていない販売店でも、「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」に基づいて、消費者の安全管理をしています。しかし、「とことん安全性にこだわりたい」という方は、認定液化石油ガス販売事業者の中から販売店を探してみると良いのではないでしょうか。

参考：経済産業省「認定LPガス販売事業者リスト（平成30年9月末現在）」

By Rei

電気・ガス担当

電気・都市ガス・プロパンガスに関する記事を担当。再エネやカーボンオフセットなど、環境に関わるトピックについても執筆。多様で複雑な電気・ガス料金プランについて、わかりやすく役に立つ情報を届けることを心がけています。2019年セレクトラ入社。