プロパンガス

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LPガスに関する情報を掲載しています。LPガスの特徴、LPガスの歴史、LPガス料金のしくみまで幅広くカバーしています。

TOKAI LPガス

LPガスの特徴

LPガスはプロパンもしくはブタンを成分とする液化石油ガスを原料にしており、その原料のほとんどを輸入に頼っています。もともとは気体である液化石油ガスに低圧をかけて液化し、日本に輸入されています。

LPガスのうちでもプロパンガスは主に家庭で使用され、ブタンガスは自動車などに使われています。

LPガス

ガスの充てんされたシリンダーが供給される。それがLPガス

都市ガスはガス導管を通って各家庭に供給されますが、LPガスはガスボンベに充てんされ供給されます。

LPガスは災害の時に強いという特徴があります。というのも都市ガスはガス導管の安全確認に時間がかかりますが、LPガスは現地に配送さえできればガスの使用が可能となるからです。

また、LPガスはボンベが2本用意されているため、災害時は2本目を使うということもできます。

法律的な面を見ると、LPガスは「高圧保安法」によりその製造・貯蔵時における取り扱いが定められており、「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」(通称「液化石油ガス法もしくはLPガス法」)では、その販売設備工事、器具等について定められています。

例えば、LPガス(プロパンガス)を燃料としてパネルヒーターを暖房として使った場合に適用される法律は、「液化石油ガス法もしくはLPガス法」、工業で使った場合は「高圧保安法」が適用されます。

  • LPガスの特徴
  • 低い圧力をかけると液化する・・・液体になると気体のときより体積が250分の1に減ります。
  • 空気より重い・・・LPガスは空気よりも1.5倍重いです。仮にLPガスがもれた場合位は低いところに溜まります。そのため、ガス漏れの警報機は低い位置に設置されています。一方都市ガスは空気より軽くその比重は0.6です。(空気は1)
  • 燃焼にはたくさんの空気がいる・・・LPガス1m3燃やすのにはその24倍の空気が必要です。LPガスを使用する場合は十分な空気が入るよう部屋の換気に注意しましょう。
  • 発熱量が都市ガスの2倍・・・都市ガスと比べて発熱量が多いのが大きな特徴です。

プロパンとブタン

プロパンガスもブタンガスも同じLPガスですが、家庭で使われているLPガスの成分はプロパンが多くを占めます。そのため家庭で使うLPガス=プロパンガスと考えられています。一方、ブタンガスはライターなどに使われています。

LPガスの歴史

LPガスは昭和30年代頃から普及し始めました。都市ガスは地下にめぐらされた導管を通して供給されますが、その導管の導入にはコストと時間がかかります。

一方、LPガスはそのような初期費用や大規模な工事が必要ないため、当時の郊外の急速な需要を満たすために多く使用されていきました。そして1997年からは、LPガスの販売は認可制から登録制となったため新規参入が増えました。

現在は、LPガスは日本国内の約半分の世帯で使用されています。LPガス以外の家庭で使用されているエネルギーとしては、都市ガス、電気(オール電化住宅等)となりますが、昨今のマーケティング効果によりオール電化もシェアを伸ばしています。

LPガス業界

LPガス業界は、「元売り」→「卸売り」→「小売り」の3つの業種で成り立っています。

元売り・・・原料の輸入・製造、販売を行う事業者
卸売り・・・元売り事業者からLPガスを購入して小売店に販売をする事業者(全国に約1,100社)
小売り・・・卸売り事業者からLPガスを購入して各家庭に販売する事業者(全国に約21,000社)

LP精製・元売り事業者

  1. アストモスエネルギー
  2. 伊藤忠商事
  3. 岩谷産業
  4. エスケイ産業
  5. ENEOSグローブ
  6. キグナス液化ガス
  7. 国際石油開発帝石
  8. ジクシス
  9. ジャパンガスエナジー
  10. 全国農業協同組合連合会
  11. 太陽石油
  12. 東京ガス
  13. 日本LPガス協会

LPガス卸売事業者

  1. 伊丹産業
  2. 伊藤忠エネクス
  3. 岩谷産業
  4. エア・ウォーター
  5. エコア
  6. エネサンスホールディングス
  7. ガステックサービス
  8. カメイ
  9. 九州石油ガス
  10. サイサン
  11. サンリン
  12. 食協
  13. 鈴与商事
  14. セントラル石油瓦斯
  15. 大陽日酸
  16. ツバメガスフロンティア
  17. TOKAI
  18. 東京ガスエネルギー
  19. 東上ガス
  20. 東邦液化ガス
  21. 日通商事
  22. 日本瓦斯(ニチガス)
  23. 広島ガスプロパン
  24. 広島ガスプロパン工業
  25. ミツウロコ
  26. 三ツ輪産業
  27. ミライフ
  28. レモンガス

日本の政策におけるLPガスの位置づけ

日本のエネルギー政策は、2002年に成立した「エネルギー政策基本法」という法律に基づき、数年おきに「エネルギー基本計画」という計画が策定されています。

日本の将来のエネルギー供給と需要の量及び構造を見通して

この「エネルギー基本計画」では、将来の日本の供給と需要やエネルギーの構造を予測して、日本のエネルギー政策の大きな方向性を示しています。例えば、原発に関する国の方針はかつて「原発は基幹電源として増設する」と規定されていましたが、2011年には白紙に戻されました。2014年安倍内閣では「エネルギー基本計画」を改訂し「原発に関しては依存度を低下させるが、重要なベースロード電源」としました。

一方LPガスに関してはというと、「LPガスは化石燃料の中で比較的にCO2排出が少ないクリーンなガス体エネルギーとして、低炭素社会の実現に資する利用を促進する」と位置づけられています。

つまりLPガスは今後も利用がますますされるべきと国によって認識されているエネルギーといえます。

LPガスの技術

プラスチック製のガスボンベ(FRP容器)

LPガス

見た目もかわいらしいLPガスボンベ。軽いので運送の負担が軽減される。

LPガスといえば、鋼製の重たい容器で配送・供給されていました。この鋼製の容器は、重たいため配送するのが大変で、見た目も良くなく、また火事の時に爆発する危険かあります。そのため海外では、FRP容器と呼ばれる繊維強化プラスチック製の容器が開発され、現在70ヶ国以上で1,000万本以上も使われています。

プラスチック製といっても、繊維強化プラスチックが使われていますのでその強度は十分です。最大の長所は従来の容器に比べその容量が半分と非常に軽いことです。さらに見た目もカラフルでかわいらしいという特徴があります。

日本でも2015年にようやく認可されて、このFRP容器の製造および販売が出来るようになりました。

そのうち、皆さんのお宅のLPガスボンベも、こんなかわいらしい容器を選べるようになるかもしれません。

プラスチック製のLPガスボンベの特徴

  • 安全:火事でも爆発しない。
  • 軽い:持ち運びが楽。輸送コストがダウン。
  • 分かりやすい:LPガスの残量が目視で確認できる。

LPガスの料金とそのしくみ

同じガスでも「LPガス」と「都市ガス」ではその料金算定のしくみは異なります。都市ガスの場合はその料金の算定には認可が必要ですがLPガスの場合はガソリンや灯油のように自由料金制です。

このため、各販売店によって料金が変わります。コストの内訳をみると、小売り段階での配送費、人件費、保安費が6割となっています。

LPガスの料金は、「基本料金」+「従量料金」によって成り立っています。基本料金は、毎月固定で決まっています。従量料金は1m3あたりの料金が決まっており、その使用量に応じて料金が決まります。

さらに原料費調整制度というものがあり、これは原料の輸入価格の変動をLPガス料金に反映させるためのシステムです。

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