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大阪中之島美術館では、現在「フェルメール展」が開催されています。
「チケットが取れない」と嘆く声が多く聞かれるほど、注目を集めている今回のフェルメール展。せっかく行きたいと思っていても、チケットの入手に苦戦している方も多いのではないでしょうか。
本記事では、セレクトラ編集部員が実際にフェルメール展へ足を運んだ様子をレポートします。会場の混雑状況や展示の様子、グッズの販売・在庫状況など、実際に訪れてみて分かったリアルな情報を紹介します。
さらに、激戦を極めたチケット戦争を振り返りながら、どうすればチケットが取れたのかを考えていきます。「これからフェルメール展に行きたい」「なんとかチケットを取りたい」という方も、ぜひ参考にしてください。
- 平日の10時30分入館枠で、「真珠の耳飾りの少女」を鑑賞できたのは13時30分前後(入館から約3時間)
- グッズの購入まで含めると、入館から退館まで3〜4時間程度を見ておきたい
- フェルメール・ショップは2階のほうが品ぞろえが豊富。2階と5階のどちらか一方しか入れない
- チケットは売り切れ・当日券なし。今から狙うなら公式リセール
- 先行販売は「販売開始時刻ジャスト」+「安定した通信環境」が勝負を分ける
- 展覧会名:フェルメール 真珠の耳飾りの少女展(17世紀オランダ絵画の名品、奇跡の再来日)
- 会場:大阪中之島美術館
- 会期:2026年8月21日(金)〜9月27日(日)
- 取材日:2026年8月26日(平日)
本記事の混雑状況・グッズの在庫状況は、上記の取材日時点で編集部員が実際に確認した内容です。日によって大きく変わる可能性があるため、お出かけ前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。
【大混雑】耳飾りの少女を見るまで3〜4時間待ち!とにかく人が多い
まずは、気になる観覧スケジュールについてご紹介します。
今回、セレクトラ編集部が訪れたのは平日の10時30分〜11時入館枠。大阪中之島美術館に入館してから退館するまでのおおよその流れは、以下の通りでした。
| 時間 | できごと |
|---|---|
| 10時30分 | 大阪中之島美術館に入館し、フェルメール展の列に並ぶ |
| 11時すぎ | 5階のフェルメール展に入り、列に並びながら展示を鑑賞 |
| 13時すぎ | 「ディアナとニンフたち」を鑑賞 |
| 13時30分前後 | 「真珠の耳飾りの少女」を鑑賞 |
このように、入館してからフェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」を見るまで、なんと約3時間以上かかりました。
上の写真を見ていただくとわかるように、非常に混雑しています。
さらに、2階または5階のフェルメール・ショップに立ち寄る場合は、その分の時間も必要です。展示の鑑賞だけではなくグッズの購入まで含めると、入館から退館までおおよそ3〜4時間程度を見ておいたほうが良いでしょう。
一部ショートカットで鑑賞時間を少しだけ短縮可能
展示を順路に沿って進んでいると、途中で「好きなところから見てください」と案内される場所が2〜3か所あります。
ここで混雑している列を避けて先に進むことで、多少の時間短縮が可能です。
ただし、短縮できるのは数十分程度。展示そのものの混雑がかなり激しいため、ショートカットを利用したからといって、劇的に鑑賞時間が短くなるわけではありません。
時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
「真珠の耳飾りの少女」「ディアナとニンフたち」はじっくり鑑賞できない
今回のフェルメール展で特に人気を集めているのが、「真珠の耳飾りの少女」と「ディアナとニンフたち」です。どちらもフェルメールの貴重な作品ということもあり、作品の前には長い列ができていました。
「真珠の耳飾りの少女」は、作品の真正面まで進んで写真を撮影することができます。
ただし、写真を撮る時間も含めて、真正面から作品を見られるのは体感で10秒ほど。
「もう少しじっくり見たい!」と思っても、後ろには次の人が続いているため、長時間立ち止まって鑑賞するのは難しい状況でした。
せっかくの名画なので、できればゆっくり眺めたいところですが、今回の混雑状況では「作品を間近で見られただけでもよかった」と考えたほうがよさそうです。
レンブラントやヤン・ステーンが前座?!豪華すぎる展示にも注目
フェルメール展ということで、どうしてもフェルメールの作品に注目が集まりますが、個人的に驚いたのが、フェルメール以外の展示作品も非常に豪華だったことです。
なかでも、レンブラント・ファン・レインやヤン・ステーンといった、単独で企画展が開催されてもおかしくないほどの巨匠の作品もいくつか展示されています。
「フェルメールを見るために来たのに、レンブラントやヤン・ステーンまで見られるの?!」と思ってしまうほどのラインナップ。フェルメール展における「前座」と呼ぶには、あまりにも豪華すぎます。
フェルメールの作品を目当てに訪れた方も、ぜひフェルメール以外の作品にも注目してみてください。会場はかなり混雑しているため、すべての作品をじっくり鑑賞するのは難しいものの、「この作品も見られるんだ!」といううれしい発見があるはずです。
【物販情報】フェルメール・ショップは2階の方がグッズが潤沢かも
フェルメール展では、展覧会限定のグッズやフェルメール作品をモチーフにしたコラボグッズなどを購入できる「フェルメール・ショップ」も注目ポイントです。
フェルメール・ショップは2階と5階の2か所に設けられています。
ただし、ショップに入る際には入口でショップチケットを渡す必要があるため、2階と5階の両方に入ることはできません。
5階のショップは、企画展の出口からそのまま立ち寄りやすいのがメリットです。展示を見終わった流れでグッズを購入できるため、こちらを利用する方も多いでしょう。
一方、実際に見た印象では、5階よりもスペースの広い2階のフェルメール・ショップのほうが、コラボグッズなどの品ぞろえが豊富だったように感じました。
「せっかくフェルメール展に来たから、グッズもしっかり選びたい」という方は、2階のショップを狙ってみるのもよさそうです。
ただし、グッズの在庫や販売状況は日によって変わる可能性があります。特に人気商品はすでに売り切れが続出しているため、欲しいグッズがある場合は早めにチェックしておくことをおすすめします。
フェルメールのチケット戦争にどうやったら勝てた?
今回のフェルメール展で非常に苦労したのが「チケットの確保」です。
先行チケット販売には「tabiwa」のシステムが利用されています。tabiwaは大阪・関西万博のチケット販売でも利用されていましたが、実際に今回利用してみたところ、万博のときから特に大きく改善された印象はありませんでした。
販売開始時にはアクセスが集中し、なかなかサイトにつながらない状態に。ようやくつながったと思っても、すでに大勢の人が待機しているため、チケットを取るまでにはかなりの運要素がありました。
実際、編集部周辺でも待機列の番号には大きな差が出ました。12時ちょうどにアクセスできた友人は2万番台。一方、12時20分ごろにようやくつながった筆者やもうひとりの友人は6万番台でした。
しかし、6万番台ではチケットを購入することができませんでした。
この結果からも、チケットを確保するためには、販売開始時刻にいかに早くアクセスできるかが非常に重要だと感じました。
フェルメールのチケット戦争に勝つためのポイント
実際にチケットを取ってみて、個人的に重要だと感じたポイントは以下の2つです。
- 販売開始時間ジャストでアクセスする
- できるだけ回線の速いキャリア・通信環境を利用する
特に重要なのが、販売開始時間に合わせてアクセスすることです。「少しくらい遅れても大丈夫」と考えていると、あっという間に待機列が後ろになってしまいます。
また、アクセスが集中する時間帯なので、通信環境も重要です。自宅のWi-Fiだけに頼るのではなく、状況によってはスマートフォンのモバイル回線を利用するなど、できるだけ安定した通信環境を用意しておくと良いでしょう。
ちなみに、格安SIMは昼休みや夕方などの混雑する時間帯に速度が落ちやすい傾向があります。手元の回線がどのくらいの速度なのか不安な方は、格安SIMの通信速度は本当に遅いのかもあわせて確認しておくと安心です。
自宅のWi-Fiでアクセスするつもりの方は、光回線が遅くなる原因と対策を先にチェックしておくのもおすすめです。
とはいえ、実際には最終的には運頼みというのが正直なところです。まさに「チケット戦争」という言葉がぴったりの争奪戦でした。
フェルメール展のチケットはもう取れない?
現在、フェルメール展のチケットは売り切れ状態となっており、当日券も販売されていません。
そのため、これからフェルメール展へ行きたい方は、公式のリセール(再販売)を狙う必要があります。
ただ、実際にリセールの状況を見てみると、出品されているのは小中学生向けのチケットが中心。大人向けのチケットはなかなか出品されず、見つけてもすぐに売れてしまうなど、こちらも簡単には入手できない状況でした。
「今からではもう無理なのでは……」と思ってしまいますが、予定が変わってチケットを手放す人が出てくる可能性はあります。どうしてもフェルメール展へ行きたい方は、公式リセールをこまめにチェックし続けてみてください。
【フェルメール展以外】チケット戦争に勝つためのポイント
フェルメール展に限らず、人気の美術展やイベントでは、チケットの販売開始直後にアクセスが集中し、争奪戦になることがあります。
こうした「チケット戦争」に勝つためには、基本的にできるだけ早い段階からチケットを確保することが重要です。最速抽選や先行販売が用意されている場合は、まずそこから応募しておくのが確実でしょう。
一方、先着順の販売では、いかに販売開始時刻に合わせてアクセスできるかがポイントになります。そのため、チケット争奪戦に挑む際は、駅や地下鉄など、もともと通信が混雑しやすい場所からのアクセスはできるだけ避けるのがおすすめです。
また、スマートフォンだけではなく、パソコンや別の回線を用意しておくなど、可能な範囲で複数のアクセス手段を準備しておくのもひとつの方法です。
「先行販売・抽選にはできるだけ早く応募する」「先着販売は販売開始時刻ジャストを狙う」「安定した通信環境を確保する」。この3点を意識して、人気イベントのチケット戦争に挑みましょう。
とはいえ、アクセスが集中するほど、最後はどうしても運に左右されます。できる限りの準備をしたうえで、あとは幸運を祈るしかありません。
真珠の耳飾りの少女をじっくり見るならオランダ・マウリッツハイス美術館に行くのが一番かも
今回のフェルメール展は、普段なかなか日本で見ることのできないフェルメールの作品を間近で鑑賞できる、貴重な機会でした。
一方で、人気の「真珠の耳飾りの少女」はかなりの混雑。筆者が訪れた際も、作品の真正面から鑑賞できる時間はわずか10秒ほどで、「もう少しゆっくり見たかった」というのが正直な感想です。
「真珠の耳飾りの少女を心ゆくまで眺めたい」という方は、作品の所蔵先であるオランダ・ハーグのマウリッツハイス美術館まで足を運ぶのが、一番の方法かもしれません。
もちろん、オランダまで行くのは簡単ではありません。それでも、今回のフェルメール展をきっかけに「もっとフェルメールの作品をじっくり見たい」と感じた方は、本場の美術館を訪れてみるのも素敵な選択肢です。
今回のフェルメール展は、チケットの入手から会場での鑑賞まで、まさに「チケット戦争」と呼ぶにふさわしい人気ぶりでした。これから訪れる方は、十分な時間を確保したうえで、混雑も含めてフェルメール展を楽しむつもりで行くことをおすすめします。
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