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「お得割」を打ち出したUQモバイルとワイモバイルに対し、ahamoと楽天モバイルはそもそも割引に頼らないフラットな料金設定です。この土俵の違う4社を、同じ物差し(累計料金)で並べてみると意外な結果が見えてきました。
本記事は執筆時点(2026年7月20日)の情報です。料金はすべて税込で、割引期間・適用条件・キャンペーン期間は変更される場合があります。最新情報は各社公式サイトで必ずご確認ください。
まずは4社の料金と割引をひと目で比較
比較の前提として、4社それぞれの「35GBクラス」に相当するプランを選びました。ahamoは30GB、楽天モバイルは無制限と容量に差はありますが、いずれも「そこそこ大容量を使いたい人」の選択肢になる価格帯です。
| プラン | データ | 通話 | この夏の割引 | 月額 |
|---|---|---|---|---|
| ahamo | 30 GB | 5分込み | なし フラット料金 |
2,970円 |
| 楽天最強プラン | 無制限 | Linkで かけ放題 |
なし フラット料金 |
3,278円 |
| UQ コミコミバリュー |
35 GB | 10分込み | コミコミ おトク割 -660円×13カ月 |
3,168円 14カ月目〜3,828円 |
| Y!mobile シンプル3 L |
35 GB | なし | 超おトク割 -1,100円×12カ月 |
4,378円 13カ月目〜5,478円 |
ここで注目したいのは、ahamoと楽天モバイルはそもそも割引がなくても月額3,000円前後だということです。UQ・ワイモバイルの「お得割」は魅力的ですが、それはあくまで「もともと高めの料金を1年間だけ値引きする」仕組みです。この違いが、次の総額計算で効いてきます。
それぞれのキャンペーンや料金の詳細は、UQコミコミおトク割の解説、ワイモバイル超おトク割の解説、ahamoの評判・料金、楽天モバイルのキャンペーンでも確認できます。
結局どこが安い?1年・3年・5年の累計料金を計算
キャンペーンの割引は永久には続きません。UQは最大13カ月、ワイモバイルは最大12カ月で割引が終わり、通常料金に戻ります。一方でahamo・楽天はずっと同じ料金です。そこで「割引が終わった後まで含めた総額」で本当の差を見るために、1年目・3年目・5年目の累計支払額を計算しました。
計算の前提
- UQ「コミコミプランバリュー(35 GB)」、ワイモバイル「シンプル3 L(35 GB)」、ahamo(30 GB)、楽天最強プラン(無制限)を比較
- いずれも単体契約で、割引は「契約するだけ」の基本キャンペーンのみを適用
- UQは13カ月間3,168円→14カ月目以降3,828円、ワイモバイルは12カ月間4,378円→13カ月目以降5,478円で計算
- ahamoは2,970円、楽天は3,278円のフラット料金で計算(PayPayカード割・家族割・端末値引きは含めない)
- 加入月を1カ月目とし、すべて税込で計算
| プラン | 1年目 12カ月 |
3年目 36カ月 |
5年目 60カ月 |
|---|---|---|---|
| ahamo 30GB・5分込み |
35,640円 | 106,920円 | 178,200円 |
| 楽天最強プラン 無制限・Link通話 |
39,336円 | 118,008円 | 196,680円 |
| UQ コミコミ 35GB・10分込み |
38,016円 | 129,228円 | 221,100円 |
| Y!mobile L 35GB・通話別 |
52,536円 | 184,008円 | 315,480円 |
計算の結果、1年目・3年目・5年目のいずれの時点でも、割引を打ち出していないahamoが最も安いという結果になりました。2番手は無制限の楽天モバイル。「お得割」で話題のUQ・ワイモバイルは、その次に続く形です。
お得割2社の中で比べると、UQのほうがワイモバイルより一貫して安く、5年目には約9.4万円の差がつきます。ワイモバイルは割引額(-1,100円)こそ大きいものの、もともとの通常料金が高いため総額では伸び悩みます。
なぜ「お得割」勢は総額で負けるのか
毎月1,100円も割り引くワイモバイル、660円を13カ月引くUQ。それでも総額でahamo・楽天に届かないのはなぜでしょうか。理由は2つあります。
理由1:お得割は「1年間だけ」の割引
UQ・ワイモバイルの「お得割」は、あくまで加入から約1年間限定の割引です。UQは14カ月目、ワイモバイルは13カ月目から通常料金に戻ります。つまり「安いのは最初の1年だけ」で、その後の数年間は通常料金がそのまま積み上がっていきます。
特にワイモバイルは、割引が終わると月額5,478円という大手キャリア並みの料金に戻ります。1年目の割引額だけを見て契約すると、2年目以降に「思ったより高い」と感じやすいので注意が必要です。
理由2:ahamo・楽天は割引に頼らない“素の安さ”
一方でahamo(2,970円)と楽天モバイル(3,278円)は、そもそも割引がなくても安いフラット料金です。キャンペーンが終わって料金が上がる心配がなく、契約から何年経っても同じ金額で使い続けられます。長く使うほど、この「値上がりしない安心感」が総額の差になって表れます。
言い換えれば、「お得割」は“高めの料金に1年間だけ割引を乗せた”もの、ahamo・楽天は“最初から安い”もの、という構造の違いがあるのです。
価格だけで選ぶと後悔する|条件の違いに注意
とはいえ、「じゃあ全員ahamoでいい」という話ではありません。今回の4プランは、価格以外の条件がそれぞれ異なります。総額の安さと合わせて、以下の違いを必ず確認しましょう。
- ahamoはデータが30GBで、他社(35GB・無制限)より少なめ。通話も5分かけ放題までで、UQの10分より短い
- 楽天モバイルは無制限でLink通話も無料と魅力的だが、建物内や地方でのエリア・通信品質に地域差があり、通話は専用アプリ「Rakuten Link」経由が前提
- UQ・ワイモバイルはau・ソフトバンクの本回線をそのまま使う高品質回線で、全国の店舗で対面サポートを受けられる安心感がある
- ahamo・楽天はオンライン専用(楽天は店舗もあり)で、手続きは基本的に自分で行う必要がある
つまり、「価格最優先ならahamo・楽天、回線品質や店舗サポートの安心感を取るならUQ・ワイモバイル」という整理になります。お得割2社は総額では割高でも、その分の価値(品質・サポート・35GB・通話込み)があるという見方もできます。
UQは14カ月目以降にau PAYゴールドカード(年会費11,000円)を保有していれば3,168円が継続します。ワイモバイルもPayPayカード割(-330円〜-770円)を上乗せできます。すでにこれらのカードや光回線を持っている方は、上の総額よりさらに安くなる場合があります。
どれを選ぶ?タイプ別のおすすめ
ここまでの比較をふまえ、どのプランが向いているかをタイプ別にまとめました。
| こんな人 | おすすめ |
|---|---|
| とにかく総額を安くしたい/30GBで足りる/通話は5分程度 | ahamo |
| データを無制限で使いたい/長電話もアプリで無料にしたい | 楽天モバイル |
| 回線品質と店舗サポートを重視/35GB+10分通話込みがいい | UQモバイル |
| ソフトバンク光・家族割・PayPay経済圏を使っている | ワイモバイル |
「お得割」で乗り換えを検討するなら、同じサブブランドでもUQのほうが総額で優位です。より詳しい比較はワイモバイルとUQモバイルの比較ガイド、UQモバイルとahamoの比較、ahamoと楽天モバイルの比較もあわせてご覧ください。
気になる会社が決まったら、公式サイトで最新のキャンペーンと在庫を確認しましょう。
よくある質問
同じ35GBクラスを単体契約で比べると、1年目・3年目・5年目のいずれの時点でも割引のないahamoが最安です。5年目の累計はahamo178,200円、楽天モバイル196,680円、UQモバイル221,100円、ワイモバイル315,480円となりました(いずれも税込・基本キャンペーンのみ適用)。
お得割はあくまで「加入から約1年間だけ」の割引で、UQは14カ月目、ワイモバイルは13カ月目から通常料金に戻るためです。ahamo・楽天はもともと割引なしで月額3,000円前後のフラット料金のため、長く使うほど総額の差が広がります。
同じ35GBならUQモバイルのほうが一貫して安く、5年目で約9.4万円の差がつきます。ワイモバイルは割引額(-1,100円)が大きい一方で通常料金が高いため、総額ではUQに届きません。
価格最優先ならahamoが有力ですが、データは30GBと少なめで通話も5分まで、手続きはオンライン中心です。回線品質や店舗サポートを重視するならUQ・ワイモバイル、無制限で使いたいなら楽天モバイルなど、使い方に合わせて選ぶのがおすすめです。
含まれていません。本記事は基本料金の割引のみで計算しています。実際にはオンラインショップのキャッシュバックや端末値引き、UQのau PAYゴールドカード継続割、ワイモバイルのPayPayカード割などもあるため、条件次第で順位が変わる場合があります。各社の最新情報を公式サイトでご確認ください。
まとめ:「お得割」は1年目の魅力、総額ならahamo・楽天
この夏に登場したUQモバイル「コミコミおトク割」とワイモバイル「超おトク割」を、ahamo・楽天モバイルも加えて1年・3年・5年の累計料金で検証しました。
結論として、純粋な総額の安さではahamo、次いで楽天モバイルが優位でした。「お得割」は1年目こそ効果的ですが、割引終了後に通常料金へ戻るため、長期ではフラット料金のライバルに逆転されます。
ただし、価格だけでは測れない違いもあります。回線品質・店舗サポート・35GB・通話込みという価値を重視するならUQモバイルが、お得割2社の中では総額最安でおすすめです。ソフトバンク光や家族割、PayPay経済圏を使える方はワイモバイルも選択肢になります。ご自身の使い方と重視するポイントに合わせて選びましょう。
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