メインコンテンツへ
Selectra Japan

【令和8年熊本地震】「今すぐ支援したい」スマホで電子決済寄付という選択肢 - PayPay・d払いで募金する方法・詐欺対策

Kumiko Kumiko 更新日:
「今すぐ、被災地を支援したい」——そう思ったあなたへ。令和8年(2026年)熊本地震では、スマホから数十秒・1ポイント単位で寄付できる“キャッシュレス募金”が広がっています。東日本大震災でも多額の義援金を寄せた台湾は、今回も発災翌日にコンビニのアプリとポイントで募金を開始。日本国内でもPayPay・ドコモ・楽天・au PAYが、アプリやポイントでの募金を続々と受け付け始めました。一方で、その善意を狙う“偽募金”も後を絶ちません。本記事では、電子決済で今すぐ募金する正規の方法と手順、そして詐欺に遭わないための見分け方を、公式情報からまとめます。

一部アフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

このたびの令和8年熊本地震により犠牲となられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。一日も早い平穏な日常の回復を、心よりお祈り申し上げます。

大きな災害のあとは「何か力になりたい」と思っても、現金を用意して窓口に足を運ぶのは簡単ではありません。いまはスマホの決済アプリから、手元のポイントを使って数十秒で寄付できる時代です。ただし、支援の気持ちを狙った偽の募金も同時に増えます。この記事では、まず“今すぐ使える正規の方法”を手順つきで示したうえで、詐欺に遭わないための確認ポイントまで整理します。

  • PayPay:アプリの「寄付」から数十秒で寄付できます(PayPayポイントも利用可)。
  • ドコモ:「令和8年熊本地震支援募金」をd払い・dポイントで受付中(2026年8月31日17時まで)。
  • 楽天:楽天クラッチ募金に楽天ポイントやカードで寄付できます(2026年8月28日まで)。
  • ポイントで寄付して寄附金控除も受けたいならau PAYふるさと納税、確実に控除を受けたいなら日本赤十字社が向いています。
  • 迷ったら下の早見表で、使えるお金・送金先・受付期限・控除の可否を見比べてください。

電子決済で募金する方法の早見表

まずは、本記事執筆時点(2026年7月31日)で受付が確認できている主な方法を早見表で整理します。金額・条件は各サービスの公式発表に基づきますが、最新の内容は必ず各公式ページでご確認ください。

令和8年熊本地震:電子決済でできる主な募金(2026年7月31日時点)

方法 使えるお金 送金先 受付期限 寄附金控除
PayPay 寄付 PayPay残高・PayPayポイント・PayPayクレジット
※マネーライト、期間限定ポイントは対象外。本人確認(eKYC)が必要
寄付先プロジェクトごと 2026年7月29日〜 プロジェクトにより異なる
ドコモ 支援募金 d払い・dポイント(期間・用途限定も可)・ドコモビジネスポイント 熊本県 2026年8月31日17時 対象外(領収書なし)
楽天クラッチ募金 楽天ポイント・クレジットカード・楽天銀行振込 被災者支援(寄付先は決定次第公表) 2026年8月28日 対象外(領収書なし)
au PAY ふるさと納税 Pontaポイント・au PAY
※ポイント交換所でau・UQ/Pontaパス会員は最大1.5倍、他は1.1倍
被災自治体(ふるさと納税) 2026年7月29日〜受付中 対象(受領証明書あり)
日本赤十字社 義援金 クレジットカード・銀行振込・窓口・PayPay・コンビニ・ネット(Amazon/Yahoo!) 被災者へ全額 2026年10月30日 対象

「気軽に・ポイントを使って」支援したいならPayPay・ドコモ・楽天、「ポイントで寄付しつつ控除も受けたい」ならau PAYふるさと納税、「確実に控除まで受けたい」なら日本赤十字社、と考えると選びやすくなります。それぞれの手順を順番に見ていきましょう。

海外でも広がるキャッシュレス募金 ―― 台湾の事例

今回の熊本地震では、キャッシュレスでの支援が国境を越えて動きました。台湾の公共放送・中央広播電台(RTI)によると、台湾の小売・フィンテック各社が発災翌日から募金の受付を始めています。

  • 7-ELEVEN:アプリ「OPENPOINT」や店内のマルチメディア端末「ibon」から寄付。
  • ファミリーマート:会員アプリの「公益活動」ページや店内端末「FamiPort」から寄付。窓口は難民支援のAAR Japanを経由。
  • Hi-Life(萊爾富):全国約1,800店の「Life-ET」端末から寄付。
  • 全聯(PX Pay Plus):アプリの専用ページから、PXポイントやクレジットカードのTreeポイントで寄付。

受付期間はいずれも2026年7月29日〜8月31日で、窓口となるNGO「Mustard Seed Mission(伯大尼)」はすでに約1万ドル(約163万円)の緊急支援を実施したと報じられています。台湾は東日本大震災の際にも多額の義援金を日本に寄せており、今回もポイントやアプリという“いつもの決済手段”で素早く支援の輪が広がった形です。

この「手元の決済手段で、すぐに・少額から」という流れは、日本国内の各サービスにも共通します。次章から、日本で今すぐ使える方法を手順つきで見ていきます。

PayPayで募金する方法

PayPayは2026年7月29日、アプリ内の「寄付」機能を通じて令和8年熊本地震への支援を含む15のプロジェクトへ寄付できるようにしました。普段のPayPay残高やポイントをそのまま使えるため、いちばん手軽な方法のひとつです。

PayPayでの寄付の手順

  1. PayPayアプリのホーム画面で、サービス一覧の「すべて」をタップする。
  2. 「生活」カテゴリーの中にある「寄付」をタップする。
  3. 令和8年熊本地震の支援プロジェクトを選ぶ。
  4. 金額と支払い方法(残高・ポイントなど)を指定し、内容を確認して寄付を確定する。

PayPayで寄付するときの注意点

  • 使えるのはPayPay残高(PayPayマネー、PayPayマネー(給与))・PayPayポイント・PayPayクレジット。PayPayマネーライトと期間限定ポイントは対象外です。
  • 寄付を利用するには本人確認(eKYC)が必要です。
  • 寄付分はPayPayステップ(ポイント付与の判定)の対象にはなりません。
  • 寄附金控除を受けられるかは寄付先プロジェクト(受領団体)によって異なるため、寄付前にアプリ内の説明を確認しましょう。

ドコモ(d払い・dポイント)で募金する方法

NTTドコモは「令和8年熊本地震支援募金」の受付を開始しました。集まった募金は熊本県に送金され、被災地支援・復興支援金として役立てられます。使い道に悩んでいたdポイントを支援に回せるのが利点です。

ドコモの募金の手順と使えるもの

  1. ドコモの「令和8年熊本地震支援募金」の受付ページにアクセスする(dポイントクラブ等から遷移)。
  2. 支払い方法を、d払い/dポイント/ドコモビジネスポイントから選ぶ。
  3. 金額(1円・1ポイント単位)を入力し、内容を確認して寄付を確定する。
  • d払いは1円単位から寄付できます。
  • dポイントは1ポイント=1円相当から寄付でき、期間・用途限定のdポイントも利用できます

受付期限と控除の注意点

受付は2026年8月31日17時までです。ここで特に注意したいのが、寄附金控除の扱いです。

楽天クラッチ募金(楽天ポイント)で募金する方法

楽天グループは「楽天クラッチ募金」で「令和8年熊本地震被害支援募金」の受付を開始しました。集まった募金は全額が被災者支援に充てられます(寄付先は決定次第、公式ページで公表)。楽天ポイントをそのまま使えるのが特長です。

楽天クラッチ募金の手順と使えるもの

  1. 楽天クラッチ募金「令和8年熊本地震被害支援募金」のページを開く。
  2. 決済方法を、楽天ポイント/クレジットカード(楽天カードやVISA・Mastercard)/楽天銀行の指定口座への振込から選ぶ。
  3. 金額を入力し、内容を確認して寄付を確定する(楽天ポイントは1ポイント=1円分から利用可能)。

楽天クラッチ募金の注意点

  • 受付期間は2026年7月29日〜8月28日の予定です(状況により延長の可能性あり)。
  • 寄付先の指定はできず、手続き完了後のキャンセルはできません。
  • 領収書は発行されず、寄附金控除の対象にはなりません

ポイントで寄付して控除も受けたいなら:au PAYふるさと納税

「ポイントで気軽に寄付したいけれど、寄附金控除も受けたい」——そのニーズに応えるのが、au PAYふるさと納税の「災害支援寄附」です。Pontaポイントやau PAYで寄付でき、寄付は被災自治体へのふるさと納税として扱われるため、寄附金受領証明書が発行され、寄附金控除の対象になります(返礼品はありません)。

au PAYふるさと納税の手順

  1. au PAYふるさと納税の「令和8年熊本地震 災害支援寄附」ページを開く。
  2. 支援したい被災自治体を選ぶ(御船町・津奈木町などへの寄付、八代市・宇土市は代理受付)。
  3. PontaポイントまたはPontaポイント(au PAYマーケット限定)で寄付する。必要に応じて「お得なポイント交換所」でポイントを増やしてから寄付する。

ポイント交換で最大1.5倍、控除も対象

ポイント交換所を使うと、au/UQ mobileの契約者やPontaパス会員は最大1.5倍、その他の人も1.1倍にしてから寄付に回せます。さらに寄付先が被災自治体のため、発行される受領証明書で寄附金控除(ワンストップ特例または確定申告)を受けられます。ポイントを活かしつつ控除も受けたい人に向いた方法です。

確実に控除を受けたいなら:日本赤十字社の義援金

「まとまった金額を、確実に被災者へ届けて控除も受けたい」という場合は、日本赤十字社の「令和8年熊本地震災害義援金」が確実です。義援金は手数料を差し引かれることなく、全額が被災された方々へ届けられます

  • 受付方法は、クレジットカード・銀行振込・郵便局/ゆうちょ・各地の赤十字支部の窓口・PayPay・コンビニ・インターネット(Amazon、Yahoo!)など複数から選べます。
  • 受付期間は2026年10月30日までです。
  • 受領証を受け取れば、確定申告で寄附金控除の対象になります。

一般に、ポイントを使った寄付や、領収書が発行されない募金は寄附金控除の対象になりません。控除は「自分のお金で寄付し、受領証を受け取った」ことが前提になるためです。例外は、寄付先が自治体となるau PAYふるさと納税のようなふるさと納税型で、この場合は受領証明書が発行されて控除の対象になります。

上記のほかにも、公的機関や信頼できる団体がキャッシュレス募金を受け付けています。いずれも公式サイトから寄付しましょう。

電子決済募金の選び方

どの方法を選べばよいか迷ったら、次の3つの視点で考えると決めやすくなります。

自分に合った募金方法の選び方
  • 普段使っている経済圏で選ぶ:PayPay派はPayPay、ドコモ・dポイント派はドコモ、楽天派は楽天クラッチ募金、au・Ponta派はau PAYが、いちばん手間がかかりません。
  • ポイントを消化して気軽に支援したい:各社ともポイントでの寄付に対応しています。特にau PAYふるさと納税はポイント交換所で最大1.5倍にしてから寄付できます。
  • 寄附金控除を受けたい:領収書が出ない募金(ドコモ・楽天クラッチ募金など)は控除対象外です。控除を受けたいなら、ふるさと納税型のau PAY、または日本赤十字社などの正規義援金を選び、受領証を保管しましょう。
  • 金額の大小よりも、「無理なく続けられる方法で、確実に正規の窓口へ届ける」ことが大切です。少額でも、被災地の支援につながります。

    偽募金・詐欺に遭わないために

    大きな災害のあとは、支援の気持ちにつけ込む「義援金詐欺」が必ずと言っていいほど発生します。消費者庁も2026年7月31日に「震災に関する義援金詐欺に御注意ください」と注意を呼びかけています。以下のポイントを押さえておきましょう。

    • 公的機関が各家庭に電話などで義援金を求めることはありません。不審な連絡があれば、その機関に直接確認しましょう。
    • 募っている団体の活動状況やお金の使い道をよく確認し、納得したうえで寄付しましょう。
    • 銀行振込を求められたときは、振込先の名義をよく確認しましょう。
    • 寄付は必ず公式アプリ内や公式サイトのリンクから行い、SMSやSNS・メールで届いた募金リンクは安易にタップしないようにしましょう。

    「これは詐欺かもしれない」と感じたら、消費者ホットライン188(いやや!)や、警察相談専用電話#9110に相談しましょう。少しでも不安があれば、寄付を止めて確認することが大切です。

    災害時はデマや誤った情報も広がりやすくなります。情報の見極め方については、こちらの記事もあわせてご覧ください。

    まとめ|スマホから、今すぐ・安全に支援する

    令和8年熊本地震では、PayPay・ドコモ・楽天・au PAYといった身近な決済サービスから、数十秒・1ポイント単位で募金できるようになりました。台湾でもコンビニのアプリやポイントで支援が広がっており、キャッシュレス募金はいまや「今すぐできる支援」の中心になっています。

    気軽に支援したいならPayPay・ドコモ・楽天、ポイントで寄付しつつ控除も受けたいならau PAYふるさと納税、確実に控除まで受けたいなら日本赤十字社の義援金、と目的に合わせて選びましょう。そして何より、寄付は必ず公式アプリ・公式サイトから行い、偽募金に注意すること。あなたの少しの行動が、被災地の力になります。

    災害への通信面での備えについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。

    熊本地震の電子決済募金に関するよくある質問

    はい。楽天クラッチ募金「令和8年熊本地震被害支援募金」で、楽天ポイント(1ポイント=1円分)・クレジットカード・楽天銀行振込から寄付できます。受付は2026年7月29日から8月28日までの予定です。ただし領収書は発行されず、寄附金控除の対象にはなりません。

    au PAYふるさと納税の災害支援寄附なら、Pontaポイントやau PAYで寄付でき、寄付先が被災自治体となるため寄附金受領証明書が発行され、寄附金控除(ワンストップ特例または確定申告)の対象になります。返礼品はありません。ポイント交換所を使うと、au・UQ mobileの契約者やPontaパス会員は最大1.5倍にしてから寄付に回せます。

    一般に、ポイントを使った寄付や、ドコモ・楽天クラッチ募金のように領収書が発行されない募金は、寄附金控除の対象になりません。控除は「自分のお金で寄付し、受領証を受け取った」ことが前提になるためです。控除を受けたい場合は、ふるさと納税型のau PAY、または日本赤十字社や自治体などの正規の義援金窓口を利用し、受領証を保管してください。

    各社の発表では、寄付にあたり利用者に手数料は案内されていません。ドコモの支援募金はd払い・dポイントとも1円(1ポイント=1円相当)単位から寄付できます。PayPayは寄付分がPayPayステップの対象外となります。最新の条件は各公式アプリでご確認ください。

    はい。ドコモの「令和8年熊本地震支援募金」では、通常のdポイントに加え、期間・用途限定のdポイントも1ポイント=1円相当から利用できます。受付は2026年8月31日17時までです。集まった募金は熊本県に送金されます。

    消費者庁は、「公的機関が各家庭に電話などで義援金を求めることはない」「団体の活動状況や使い道を確認する」「振込先の名義をよく確認する」ことを呼びかけています。寄付は必ず公式アプリ内や公式サイトのリンクから行い、SMSやSNSで届いたリンクは安易にタップしないようにしましょう。不安なときは消費者ホットライン188、警察相談専用電話#9110に相談してください。

    目次

    Kumiko スマホ・SIM担当

    スマホ・SIM関連の記事を担当、楽天モバイル関連記事の執筆量はセレクトラで1番。前職のコンサルティング業界では大手通信会社のプロジェクト等に参画。長年情報に携わる仕事でごはんを食べてきたため、その情報収集能力を活かし、現在はSIM・スマホの専門家として活動しています。「移り変わりの激しいスマホ業界のタイムリーなお得情報を、どのメディアよりも分かり易く伝えること」がモットー。現在、6か国目移住国にてサバイブ中。