フレッツ光のデメリット - 光回線はやっぱりフレッツ光?それとも他の回線?

フレッツ光のデメリット

フレッツ光にはどんなデメリットがあり、その他の光回線とどこが違うのでしょうか?これから光回線申込みを検討している人のために、フレッツ光と独自回線のどちらを選べばいいのか分かりやすく解説します。

そもそもフレッツ光って何?

フレッツ光は、NTT東日本/西日本が提供する光回線のサービス名です。光回線網としては国内最大規模となります。(全国エリアカバー率90%以上)

フレッツ光はあくまで回線そのものを指しており、接続サービスは含まれません。インターネットを利用するには、回線と接続サービスの両方が不可欠です。そのため、フレッツ光をNTTと、接続サービスをプロバイダー※と契約する必要があります。

※プロバイダーとは?プロバイダーはISP(Internet Service Provider)の略で、インターネット接続サービス事業者のことです。ユーザーがインターネットを利用するために必要なサービスを提供します。BIGLOBESo-netなどはよく知られた大手プロバイダーです。

それぞれ個別に契約するパターンのインターネットサービスは「○○ with フレッツ」という名称で、○○にプロバイダー名が入ります。

光コラボも使用回線はフレッツ光

2015年2月からは「光コラボレーションモデル」(略称:光コラボ)がサービス開始しました。これは、NTTがプロバイダーにフレッツ光回線を一部卸売りし、プロバイダーが独自の光インターネットサービスとして販売できるようにしたものです。

「○○光」という名称の光回線サービスは大半がこの光コラボです。ビッグローブ光So-net光プラスなどは、光コラボの代表格となります。

光コラボは“withフレッツ”よりも料金が安く、独自の特典やサービスが豊富という特徴があります。使用回線はフレッツ光なので、通信品質もある程度安定しています。

フレッツ光回線を使う全てのサービスは“フレッツ光”一般的にフレッツ光という場合、フレッツ光回線を使用する全ての光インターネットサービスのことを指します。この記事でも、光回線とプロバイダーを個別契約するモデル、プロバイダーがまとめてサービス提供する光コラボモデル、その両方を総称してフレッツ光としています。

光回線はフレッツ光だけではない

フレッツ光は国内最大級の光回線ではありますが、他にも光回線は存在します。たとえばNURO光、auひかり、eo光、コミュファ光などは独自の光回線を使用しています。

フレッツ光と独自回線のどちらがいいのか悩んでいる方のために、下記で簡単に比較しているので参考にしてください。

フレッツ光と独自回線の比較
  フレッツ光 独自回線
最大速度(下り/上り) 1Gbps/1Gbps 2Gbps/1Gbps
実効速度(下り/上り)※ 157Mbps/141Mbps 420Mbps/270Mbps
ユーザー数 非常に多い 比較的少ない
回線の安定度 場合によって不安定 安定している
選択可能なプロバイダー 数百 数百(NURO光などは1つ)
月額料金 3,500~5,500円 4,500~6,500円
契約縛り あり/なし あり/なし

※フレッツ光はフレッツ光ネクスト、独自回線はコミュファ光の実効速度を参照しています。参照:みんなのネット回線速度(2020年5月時点)

ここからフレッツ光のデメリットを主に取り上げつつ、独自回線との違いを説明していきます。

フレッツ光のデメリット6つ

フレッツ光の主なデメリットを6つ紹介します。ただし、いくつかのデメリットは独自回線とも共通していることを頭に入れておきましょう。

  1. 速度が独自回線よりも遅い
  2. 回線工事費がかかる
  3. 月額料金が高い
  4. 契約縛りがある
  5. 自宅でしかネット接続できない
  6. プロバイダー選びが面倒

①速度が独自回線よりも遅い

フレッツ光の最大のデメリットとして、実効速度※が独自回線に比べて遅いということが挙げられます。最大速度は1Gbpsと速そうに見えても、実際に出るスピードが遅いとあまり意味がありません。

※実効速度とは、ユーザーがインターネット接続した際に出る通信速度のことを指します。

フレッツ光がなぜ独自回線よりも速度が遅いのかというと、以下のような原因が考えられます。

  • 利用ユーザーが多過ぎて通信が混雑する
  • 一人当たり通信量の増大により制限がかかる
  • フレッツ光導入マンションは分岐が多い

フレッツ光は利用ユーザーが多過ぎて通信が混雑する

フレッツ光回線を利用するインターネットサービスは、光コラボも含めて多数あります。当然フレッツ光のユーザー数も断トツで多いため、時間帯や休日など利用が集中すると通信が混雑してしまうわけです。

さらに、2020年に入ってから在宅勤務やテレワークを取り入れる企業が急増しました。これによって、フレッツ光は平日の昼間でも通信混雑が起きるようになり、速度低下が見られるようになっています。

独自回線の光インターネットは通信混雑が少ない独自回線を利用するNURO光auひかり等は、フレッツ光に比べるとユーザー数が少なく、通信混雑もほとんどありません。そのため通信速度も安定して速く、テレワークなど大事な要件にも安心して利用することができます。通信速度が安定して速い光回線については記事後半を参照してください。

フレッツ光は一人当たり通信量の増大により制限がかかる

一人当たりの通信量のことをトラフィックといいますが、これが近年急増しているために通信速度が制限されることがあります。

なぜトラフィックが増えているのかというと、インターネットで高画質ストリーミング配信や、通信量の多いオンラインゲームを利用するユーザーが増えたためです。

ブラウザ閲覧やメールのやり取り程度ならたいしたことがありませんが、上記のような用途だと通信量は非常に多くなります。光回線に速度制限がかかると一定速度以上は出なくなり、快適なネット利用ができなくなってしまいます。

フレッツ光導入マンションは分岐が多い

フレッツ光回線を導入しているマンションは、1本の光回線を分岐して最大32世帯で共有しています。1Gbpsの光回線を32分割すると約32Mbpsになり、最大でもそれだけしかスピードが出ないという計算に。

マンション備え付けのフレッツ光を利用していて速度がとても遅いのなら、分岐の多さ・ユーザー過多・トラフィックの増加という複数の原因が重なり合っていると考えられます。

②回線工事費がかかる

フレッツ光を新規申込すると、初期費用として回線工事費(基本的に24,000円)がかかります。

光コラボによっては回線工事費が無料になる特典もありますが、条件が定められていることも。光回線を選ぶ際には、特典の条件も必ず確認するようにしましょう。

③月額料金が高い

フレッツ光とプロバイダーを個別契約すると、光回線使用料金とプロバイダー料金がそれぞれ発生します。料金を合計すると月額5,000~6,000円は下りません。

いっぽう、光コラボなら月額3,000~5,000円の間で選ぶことができます。コストパフォーマンスを考えると光コラボがおすすめです。記事後半でコスパに優れた光回線を紹介するので参考にしてください。

④契約縛りがある

フレッツ光回線を使用するインターネットサービスの大半には、2~3年の契約縛りがあります。フレッツ光を契約期間中に解約すると、基本的に9,500円の契約解除料がかかります。

また、ほとんどの光インターネットは自動更新、つまり契約期間が終了すると自動的に新たな契約期間が始まるというタイプになります。契約解除料なしで解約できる更新月を見逃してしまうと、新たな契約縛りが始まってしまうわけです。

とはいえ、契約縛りが一切ない光回線もいくつかあります。記事後半で具体的に紹介するのでチェックしてみてください。

⑤自宅でしかネット接続できない

フレッツ光は固定回線なので、当然ながら契約した住所でしかネット接続ができません。これは独自回線にも共通して言えるデメリットといえるでしょう。

それに対して、WiMAXなどのモバイルWi-Fiなら好きな場所に持ち運んでネット通信ができます。自宅よりも外出先でインターネットすることが多いのなら、モバイルWi-Fiを選ぶのも一つの手です。

⑥プロバイダー選びが面倒

フレッツ光回線を使用するプロバイダーは国内だけで数百はあります。それぞれのプロバイダーで料金やサービス、特典などが異なります。それらを比較して自分に合ったプロバイダーを探そうとすると、かなり時間がかかってしまいます。

セレクトラでも主なプロバイダーの料金や特徴を各記事で紹介していますが、調べるのが面倒に感じる人もいることでしょう。

そこでおすすめなのが、プロバイダ一体型光回線です。これは回線事業者がプロバイダーも兼ねている光回線のことです。たとえばNURO光やeo光BBIQなどがこれにあたります。

プロバイダ一体型光回線はプロバイダーが自社だけなので、比較する必要がありません。「プロバイダー選びとか面倒くさい」という人はプロバイダ一体型を選ぶといいですよ。

auひかりはプロバイダ一体型ではないauひかりはフレッツ光回線ではなく独自回線を使用していますが、プロバイダーは別途選ばないといけません。ほとんどのプロバイダーはフレッツ光と共通しており、サービスや特典などに違いがあります。

通信速度重視なら独自回線がおすすめ

通信スピードを重視するのであれば、独自回線を選ぶと間違いありません。平均通信速度が速いおすすめの光回線を紹介します。

平均通信速度の順位

1位⇒ コミュファ光(下り420Mbps)
2位⇒ NURO光(下り340Mbps)
3位⇒ メガ・エッグ光(下り327Mbps)
4位⇒ eo光(下り270Mbps)
5位⇒ auひかり(下り264Mbps)
※提供エリアが1つの県や市など規模の小さい光回線は省いています
※参照:みんなのネット回線速度(2020年5月時点)

上記の5光回線はすべて独自回線です。通信速度では、独自回線がフレッツ光を圧倒していることが分かりますね。

自社の光回線(フレッツ光以外の光回線)(一例 )
サービス名 サービス名 特徴
NURO光
NURO光の解説
NURO光
03 4577 7766

コールバック希望

オンライン申し込み
  • 下り速度、最大2Gpbs。
  • 月額料金の中に無線ルーターが含まれる。
  • サービス提供エリア : 北海道/関東/東海/関西/九州(福岡・佐賀)エリア
eo光
eo光の解説
eo光
オンライン申し込み
  • 関西電力系のケイ・オプティコム社の提供サービス
  • サービス提供エリア : 関西エリア/福井県
auひかり
auひかりの解説
en ひかり
  • スマホ・携帯にauを使っている人におすすめ。
  • プロバイダーを選ぶ必要があります。
  • auひかり x So-net光」や「auひかり x GMO」などがあります。
BBIQ光
BBIQ光の解説
NURO光
公式サイト
  • 九州で人気です。
  • サービス提供エリア : 九州エリア

独自回線は必ず対応エリアを確認しよう

独自回線は、サービス提供エリアが全国ではなく一部の都道府県に限られている場合が多くなります。そのため、まずは自分の居住地がどの独自回線に対応しているのかチェックしましょう。

通信速度が速い上位5独自回線のエリアは下記の通りです。

独自回線のサービス提供エリア
独自回線名 サービス提供エリア
コミュファ光 愛知県・岐阜県・三重県・静岡県・長野県
NURO光 北海道・東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・愛知県・静岡県・岐阜県・三重県・大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・福岡県・佐賀県
メガ・エッグ光 広島県・岡山県・島根県・鳥取県・山口県
eo光 大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・和歌県・福井県
auひかり 全国(eo光/コミュファ光の提供エリアを除く)

※対応する県でも一部の地域は未提供の場合もあるため、詳しくは各光回線の公式サイトで確認してください。

コストパフォーマンス重視なら光コラボがおすすめ

基本料金が安くて解約縛りがない光回線を探しているなら、下記の光コラボがおすすめです。

コスパに優れ契約縛りがない光回線
DTI光
エキサイト光
・en ひかり

これらの光回線の月額料金は戸建てタイプが月々4,300円~、マンションタイプなら3,300円~と安いうえ、契約縛りがないためいつ解約してもOK。高額な違約金から解放されます。

自動更新プランではない光回線
光コラボ名称 特徴 月額料金
戸建て 集合住宅
en ひかり
公式サイト
en ひかり   
  • 月額料金は業界最安値。IPv6接続対応。
  • 契約の縛りや解約金がない。
4,300円 3,300円
エキサイトMEC光
公式サイト
エキサイトMEC光       
  • 老舗のプロバイダー。IPv6接続対応。
  • 契約の縛りや解約金がない。
エキサイトMEC光の解説ページ
4,500円 3,500円
エキサイト光
公式サイト
エキサイト光       
  • 老舗のプロバイダー。
  • 契約の縛りや解約金がない。
エキサイト光の解説ページ
4,360円 3,360円
DTI光
公式サイト
DTI光
  • 契約の縛りがなく解約金もない
  • IPv6接続対応ルーターのレンタル料金12ヵ月間無料
DTI光の解説ページ
4,800円 3,600円

速度を妥協したくないならIPv6対応の光コラボにしよう

IPv6は最新の接続方式のことです。従来の接続方式IPv4は回線が混雑しやすく、通信スピードが安定しません。しかしIPv6なら、常に安定して速い通信が可能になります。

コストパフォーマンスの高さと通信速度の速さを両立させたいのなら、IPv6接続に対応している光コラボを選ぶといいでしょう。

まとめ:フレッツ光と独自回線どちらがおすすめ?

フレッツ光と独自回線のどちらがおすすめかは、次のようなタイプによって分かれます。

フレッツ光がおすすめのタイプ:

  • インターネットのライトユーザー(ブラウジングやyoutube閲覧など)
  • 家族が2~3人程度
  • 料金はなるべく安いほうがいい
  • 契約に縛られたくない

独自回線がおすすめのタイプ:

  • インターネットのヘビーユーザー(高画質動画や大容量オンラインゲームなど)
  • 家族が3~6人程度
  • スピードはなるべく速いほうがいい
  • インターネットをテレワークに使用する
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