プロパンガス、容器にどのくらいガスが残っているか調べる方法は？

ご家庭で使用しているプロパンガス（LPガス）、容器（ボンベ）にどのくらいガスが残っているのか残量を知ることはできるのでしょうか？プロパンガスを使い切ってしまって、急にガスが使えなくなったら？そんなちょっと心配性なあなたの疑問にお答えします。

• 家庭用のプロパンガス（LPガス）の残量を「目視で」把握することはできません。
• ただし、プロパンガスを使い切ってしまい、急にガスが使えなくなる、ということはありませんので安心を。

ボンベ内のプロパンガス（LPガス）の残量を知ることは可能？

「このところ、来客などで、いつもよりもたくさんのプロパンガス（LPガス）を使用したような？容器には十分なガスが残っているだろうか？」

「ガスを使い切ってしまっていたらどうしよう？プロパンガスの残量を簡単に知る方法はないのだろうか？」

急にガス残量が気になってしまいこのページにたどり着いた方もいるかもしれません。

残念ながら、家庭で使用されているプロパンガス（LPガス）がどのくらいボンベ（容器）に残っているかを目視で知ることはできません。

プロパンガスは液体にされて容器に入って運ばれてきます。（詳しくは「都市ガスとプロパンガスの違い」をご覧ください）このため、容器を振ってみて「ちゃぷちゃぷ」音がすれば、中にガスが入っていると判断できます。しかしながら、プロパンガスは安全対策のため、転倒防止のチェーンなどがかかってきますので、容易に動かすことはできません。

加えて、プロパンガスの容器は、プロパンガス販売店の所有となっています。このため、勝手に容器を振るなど、むやみにいじったことにより、何か問題が起きた場合、賠償問題にもなりかねません。このように、プロパンガス容器に契約者が触れることはできないので、よって外面からプロパンガスの残量があるかどうか確認することはできないのです。

LPガス残量計という簡易的な装置も世の中にはありますが、これが家庭用のLPガス（プロパンガス）容器についていることはありません。

というわけで、やはり残念ながら、LPガス（プロパンガス）容器の中のガスの残量を目でぱっとみて把握することはできません。

プロパンガス（LPガス）容器内のガスはなくならないの？

プロパンガス（LPガス）容器内のガスの残りが分からなかったら、急にガスが切れて使えてなくなることをどのように防ぐのでしょうか？

心配しなくても、プロパンガスが無くなって使えない、ということが起きないように、きちんと対策はとられています。

まず、プロパンガスの容器はサイズ別にいくつかの種類があり、その住宅のサイズや世帯人数を考慮して適当なサイズなプロパンガス容器が契約の際に導入されます。

加えて、ガスの容器は2本もしくは4本ずつ提供されます。これは、１本目が使い終わった場合でも、続けて２本目を使えるようにするため、そして、その間に空になった１本目のプロパンガス容器を新しいものに交換できるようにするためです。

• 十分な大きさのプロパンガス容器を使用しているから大丈夫
• バックアップとして常に複数のプロパンガス容器が準備されているから安心

このように、必ずバックアップのプロパンガス容器（ボンベ）が用意されていますので、ご安心ください。

また、プロパンガスは容器で運ばれるため、車さえ通れれば、必要とされている地域へのガス供給が容易に可能です。（一方で、都市ガスはガス導管の普及に時間がかかります。また、損傷個所が１カ所でもあると、その先の各家庭にはガスを届けることができません。）

「プロパンガス（LPガス）は災害時に強い。」と一般的に言われている理由はこのような特徴によるものです。

信頼できるプロパンガス（LPガス）販売店を選ぼう

プロパンガス（LPガス）の容器（ボンベ内）の残量は確認することが出来るのか？という疑問に答えつつ、プロパンガスの供給のしくみにも触れてみました。

プロパンガスの場合、残量の確認や保安はもちろんのこと、供給のこと、ガス設備の管理など、契約の際に押さえておくべき重要ポイントがいくつかあります。

あなたの契約しているプロパンガス販売店はこれらの疑問にきちんと答えてくれますか？

• プロパンガス販売店は自由に選ぶことができます。
• 保安、契約、料金のこともきちんと説明してくれるプロパンガス販売店を選びましょう。

現在契約しているプロパンガス販売店にあまり満足できていない、という場合はプロパンガス販売店の見直しをしてみるのも良いかもしれませんね。

他の販売店の料金や契約条件、対応などを、現在の販売店と比べてみましょう。

また、「無料切替相談サービス」を使うと効率よく優良なプロパンガス販売店を見つけられます。ご活用ください。