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バヌアツで噴火

気象庁によると、2026年8月25日午後6時40分ごろ(日本時間)、オーストラリア東側の南太平洋に位置するバヌアツのアンバエ火山で大規模な噴火が発生しました。噴煙高度は海抜約1万5千メートルに達しています。

気象庁は噴火にともなう津波の情報に注意するよう呼びかけていましたが、26日午前5時、日本への津波の影響はないと発表されています。海外の検潮所でも、この噴火にともなうとみられる大きな潮位の変化は観測されていません。一方、現地の被害状況については、本記事作成時点で確定的な情報は確認できていません。

バヌアツのような島国は電気をどう確保している?

太平洋に浮かぶ島嶼国の多くは、日本のような大規模な発電所や広域送電網を持ちません。実際、バヌアツではディーゼル発電への依存度が高く、公益事業規制庁(URA)の月次エネルギー市場レポートによると、2024年2月の規制対象事業者の発電量ではディーゼルが84.28 %を占めました。水力が10.00 %、太陽光が3.10 %、風力が2.61 %です。月による変動はあるものの、2023年から2024年にかけてディーゼルの割合はおおむね8割前後で推移しています。

ディーゼル発電機は、軽油や重油を燃料にエンジンを回して電気を作る発電設備です。大規模な火力発電所のように広い敷地や燃料パイプラインを必要とせず、比較的小型の設備でも島や集落単位の電力をまかなえるため、送電網が整っていない地域や非常用電源として世界中で広く使われています。

バヌアツでは島が地理的に分散していることに加え、地形も険しく、送電網の整備・拡張には大きなコストがかかります。こうした事情から、島ごとに独立した電力系統や小規模な電源を持つケースがあります。

燃料の輸送が途切れると発電にも直結して影響が出るため、バヌアツは2030年までに電力の100 %を再生可能エネルギーでまかなうことを目標に掲げ、水力・太陽光・風力への転換を進めています。

ガス、つまり調理用エネルギーの事情も、日本の都市ガスの延長では説明できません。バヌアツには都市ガスのようなパイプライン網はなく、LPガスも国内生産されていないため全量を輸入に頼っており、価格は太平洋地域の中でも高い水準にあるとされています。実際には、LPガスに限らず薪などのバイオマス燃料が調理に広く使われており、灯明用の灯油もあわせて使われています。パイプラインがなくても輸送できる燃料が使われている、という点が共通の構造です。

日本の離島にも似た仕組みがある

この構造は、遠い海外だけの話ではありません。日本の離島にも、似た仕組みが使われています。

電気はどうなっているの?

本土の送配電網とつながっていない離島では、その島の中だけで発電から供給までが完結する仕組みが使われています。多くはバヌアツと同じように、燃料を船で運んで稼働させるディーゼル発電機が中心です。

たとえば島根県の隠岐諸島では、ディーゼル発電に風力発電と大容量の蓄電池を組み合わせる「隠岐ハイブリッドプロジェクト」が進められており、2018年には約6,100 トンのCO2排出量削減を達成しています。燃料コストや停電リスクを抑える取り組みは、日本の離島でも広がりつつあります。

ガスはどうなっているの?

都市ガスの導管が通っていない地域では、LPガスが標準的な燃料です。これは離島に限らず、都市部から離れた地域全般に共通する構造ですが、離島ではその傾向がより顕著になります。

日本でも、都市ガスの導管がない地域ではLPガスが使われています。LPガスは販売店によって料金が異なるため、複数の会社を比較することができます。

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よくある質問(FAQ)

ありません。気象庁は2026年8月26日午前5時、今回の噴火による日本への津波の影響はないと発表しています。海外の検潮所でも、噴火にともなうと考えられる大きな潮位の変化は観測されていません。

海底や沿岸の地形を大きく変える規模の噴火・地震は、遠く離れた場所まで津波を到達させることがあるためです。気象庁は震源・噴火の規模や位置から津波発生の可能性を都度調査し、必要があれば注意を呼びかけます。今回も調査のうえで「影響なし」という結論が発表されました。

バヌアツには都市ガスのようなパイプライン網はなく、LPガスも国内で生産されていないため輸入に頼っています。ただし、家庭の調理用エネルギーとしては薪などのバイオマス燃料も広く使われており、LPガスだけが主流というわけではありません。パイプラインがなくても輸送できる燃料が中心になっている点が共通しています。

近い部分があります。都市ガスの導管が通っていない離島では、LPガスが標準的な燃料です。電気についても、本土の送電網とつながっていない離島では、その島の中だけで発電・供給が完結する仕組みが使われています。

まとめ

バヌアツのアンバエ火山で大規模な噴火が発生し、気象庁は日本への津波の影響はないと発表しています。一方、現地の被害状況については、本記事作成時点で確定的な情報は確認できていません。

今回のニュースをきっかけに調べてみると、バヌアツでは発電量の8割以上をディーゼルが占めており、水力・太陽光・風力への転換が少しずつ進んでいることがわかりました。都市ガス網がない代わりに、LPガスや薪などバイオマスといった輸送・調達できる燃料が使われている点も特徴です。この構造は日本の離島にも似た形で見られ、暮らす場所によって電気・ガスの仕組みが変わることを知っておくと役立ちます。