一部アフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
「電気代がお得になる株主優待があるのでは」と考えたことがある人は少なくないはずです。実際に調べてみると、電力・都市ガス業界で株主優待を実施している会社自体が少なく、しかも電気・ガス料金の支払いに直接使える優待は東邦ガスだけという結果になりました。この記事では、東邦ガスの優待内容を中心に、東京電力・東北電力・大阪ガス・西部ガスホールディングスの現状を比較し、新電力を含む電力会社の選び方もあわせて紹介します。
そもそも電力・ガス会社に株主優待はある?
食品メーカーや小売業では、自社製品の詰め合わせや割引券を株主優待として配る会社が数多くあります。一方、電力・都市ガス業界では株主優待そのものを実施していない会社が目立ちます。2026年7月時点で確認すると、東京電力ホールディングス(9501)・東北電力(9506)・大阪瓦斯(9532)は、いずれも株主優待制度を実施していません。
過去の時期には優待を行っていた会社の情報がまとめサイトや古い記事に残っていることもありますが、現行の制度としては存在しない点に注意が必要です。株主優待を目的に電力・ガス会社の株式を検討する場合は、証券会社や優待情報サイトで現在も実施中かどうかを必ず確認してください。
電気代に直接使える株主優待は東邦ガスだけ
東邦ガス(9533)は、中部電力エリア(愛知・岐阜・三重など)で都市ガスを供給する会社です。同社の株主優待は、優待ポイントを会員ポイント「がすてきポイント」に交換し、ガス料金・電気料金の支払いに充当できる点が最大の特徴です。電力・都市ガス業界でこの形の優待を行っているのは、現時点では東邦ガスのみです。
保有株数・保有期間で変わる優待ポイント
優待の対象は、1単元(100株)以上を6か月以上継続保有している株主です。毎年3月31日時点の保有状況で判定され、保有株数と保有期間に応じてポイント数が変わります。
| 保有株数 | 6か月〜3年未満 | 3年〜5年未満 | 5年以上 |
|---|---|---|---|
| 100株〜200株未満 | 1,000ポイント | 1,500ポイント | 2,000ポイント |
| 2,000株以上 | 8,000ポイント | 12,000ポイント | 16,000ポイント |
東邦ガス公式サイト「株主優待」の記載内容をもとに作成。保有株数が中間の場合のポイント数は公式サイトで案内されています。
がすてきポイントへの交換とお支払いへの充当
優待ポイントは、株主優待Webサイトまたは申込専用はがきから申し込むと、1.5倍相当の「がすてきポイント」に交換できます。がすてきポイントは、東邦ガスのガス料金(供給約款の一般料金を除く)と電気料金の支払いに利用できるほか、他の商品との交換も選べます。対象株主には毎年6月末頃に案内が郵送され、申込期限は例年9月末です。ポイントには有効期限があり、翌々年度の優待サービス期間終了時点で未利用分は失効するため、早めの申し込みがおすすめです。
東邦ガスは電気とガスのセット契約も提供しており、優待の有無にかかわらず電気とガスのセットプラン比較で毎月の負担を見直す余地がないか確認しておくのもおすすめです。
東京電力・東北電力の株主優待はどうなっている?
「電力会社最大手」というイメージが強い東京電力ですが、2026年7月時点で株主優待制度を実施していません。株主優待情報サイトでも「優待制度の実施情報はありません」と案内されており、電気料金への割引や商品進呈は行われていない状況です。
東北電力も同様に、2026年7月時点で株主優待制度は実施されていません。同社は会員サービス「よりそうeねっと」を通じてポイント還元や特典を提供していますが、これは株主向けの優待とは別の、契約者向けサービスです。
東京電力・東北電力を含めた大手電力会社10社の料金比較も、株主優待に頼らず電気代を見直すうえで参考になります。
大阪ガス・西部ガスなど他の都市ガス会社は?
大阪ガス(大阪瓦斯)も、2026年7月時点で株主優待制度を実施していません。関西エリアの都市ガス最大手ですが、優待という形での株主還元は行われていない状況です。
一方、西部ガスホールディングスは株主優待を実施しています。200株以上の保有で6,000ポイント相当、400株以上の保有で12,000ポイント相当が年2回(3月・9月基準)贈呈される仕組みです。ただしポイントは専用の「WILLsCoin」に交換したうえで、食品・電化製品・ギフト商品などのカタログから商品を選ぶ形式で、電気・ガス料金への直接充当はできません。この点は、料金の支払いに直接使える東邦ガスの優待とは仕組みが異なります。
早見表:主要電力・都市ガス会社の株主優待比較
株主優待の内容比較(2026年7月時点)
| 会社名 | 株主優待 | 電気・ガス料金への直接充当 |
|---|---|---|
| 東邦ガス(9533) | ポイント制(保有株数・期間で1,000〜16,000pt) | 可能(がすてきポイント経由) |
| 西部ガスHD(9536) | ポイント制(200株以上で6,000pt、400株以上で12,000pt) | 不可(カタログギフトのみ) |
| 東京電力HD(9501) | 実施なし | - |
| 東北電力(9506) | 実施なし | - |
| 大阪ガス(9532) | 実施なし | - |
各社公式サイト・株主優待情報サイトの2026年7月時点の情報をもとに作成。優待内容は今後変更・廃止される可能性があります。
東邦ガスエリア以外の人が電気代を節約するには?
東邦ガスの優待は、あくまで中部エリアで東邦ガスと契約している株主が対象です。関東・関西・九州など他のエリアに住んでいる場合、東邦ガスの株式を保有していても電気・ガス料金の支払いに充当することはできません。
対象エリア外の人が電気代を確実に見直すなら、株主優待を探すよりも新電力への切り替えで料金プランを比較するほうが近道です。基本料金や電力量単価は会社ごとに異なり、切り替えだけで年間数千円〜1万円以上の差が出るケースもあります。比較して切り替えを決めたら、電気の乗り換え手順もあわせて確認しておくとスムーズです。中部エリアで都市ガス会社を比較したい場合も、東邦ガス以外の選択肢とあわせて検討する価値があります。
💡 株主優待を待たなくても、新電力への切り替えで電気代を見直せます。
電気料金プランを比較するよくある質問
2026年7月現在、大手電力・都市ガス会社の株主優待の中で、ガス・電気料金の支払いに直接充当できるのは東邦ガス(9533)のみです。優待ポイントを1.5倍相当の「がすてきポイント」に交換し、ガス料金(供給約款の一般料金を除く)・電気料金の支払いに利用できます。
1単元(100株)以上を6か月以上継続保有していることが条件です。毎年3月31日時点の保有状況で判定され、保有株数・保有期間に応じて1,000〜16,000ポイントが贈呈されます。
2026年7月時点で、東京電力ホールディングス(9501)・東北電力(9506)・大阪瓦斯(9532)はいずれも株主優待制度を実施していません。過去に優待があった時期の情報が一部のメディアやまとめサイトに残っていることがありますが、現時点の制度としては存在しません。
西部ガスホールディングス(9536)は株主優待を実施していますが、内容は「プレミアム優待倶楽部」のポイントをカタログギフト(食品・電化製品など)と交換する仕組みです。電気・ガス料金への直接充当はできません。
東邦ガスの優待ポイントは、同社と契約している顧客だけが電気・ガス料金の支払いに使えます。対象エリア外の人は、新電力への切り替えで基本料金や電力量単価を見直すほうが、確実に電気代を下げやすい方法です。
まとめ
2026年7月時点で、電気・ガス料金の支払いに直接使える株主優待を実施しているのは、大手電力・都市ガス会社の中では東邦ガスのみです。東京電力・東北電力・大阪ガスは株主優待そのものを実施しておらず、西部ガスホールディングスの優待もカタログギフト型で電気代には使えません。株主優待だけを目的に電力・ガス会社の株式を選ぶのは現実的な節約策とは言えず、対象エリア外の人はもちろん、東邦ガスエリアに住んでいる人でも、まずは新電力の料金プラン比較で電気代を見直すほうが効果的です。