一部アフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
ENEOSでんきは大手電力より電気代がお得!
🎁 2026年9月実施中:乗り換えで電気料金が最大12,000円割引(2026年11月4日まで)
全世帯人数で東京電力よりお得 ・ ポイント還元・ガソリン代割引も
ENEOSでんきの公式サイトで確認⚡ 我が家の電気代、今より安くなる?
エリアと電気使用量を入力するだけで、9月時点の料金プランで約20社を比較できます。
クアラルンプールの電気代はいくら?
クアラルンプールを含むマレー半島では、Tenaga Nasional Berhad(TNB)が家庭への電力供給を担っています。2025年7月からは新しい料金制度に移行し、燃料価格などの変動を反映する仕組みもあわせて導入されました。
TNBの家庭向け料金をもとに、月300 kWhを使う家庭の電気代を、日本の東京電力「従量電灯B」(30A契約)と比べてみます。
月300kWhを使った場合の電気代(1リンギット=39.5円換算)
| クアラルンプール(TNB) | 日本(東京電力 従量電灯B・30A) | |
|---|---|---|
| 1kWhあたりの単価 | 約17.5 円 | 約41 円 |
| 月の電気代 | 約5,260 円(約RM133) | 約12,320 円 |
| 日本との差額 | 約▲7,050 円(約57%安い) | — |
為替レートは2026年8月28日時点。日本側は毎月変動する燃料費調整額を除き、再エネ賦課金4円18銭/kWh(2026年度)を含めて計算しています。
日本の半分以下という結果に
1kWhあたりの単価で見ると、クアラルンプールは約17.5円で、日本の約41円の半分以下です。マレーシアは天然ガスや石油を産出する資源国であり、発電に使う燃料を自国でまかなえる部分が大きいことが背景にあります。燃料の大半を輸入に頼る日本とは、構造が異なります。
この傾向は世界全体で見ても変わりません。セレクトラが各国の電気料金を比較した世界の電気代ランキングでも、マレーシアはアジアの中で安い水準に位置しています。
ただしエアコンの使い方で大きく変わる
注意したいのがエアコンです。クアラルンプールは年間を通して高温多湿な気候のため、日本のように「夏だけ冷房を使う」わけではありません。一年中エアコンを使う家庭では、単価が安くても使用量が増えることで請求額はふくらみます。
さらにTNBの料金は、月600 kWhを超えると小売料金RM10が加算され、月1,500 kWhを超えるとエネルギー料金の単価そのものが上がる仕組みです。使えば使うほど負担が重くなる構造になっています。
また、時間帯によって単価が変わるTime-of-Use(ToU)料金も家庭向けに用意されており、電気を使う時間帯を工夫することで料金を抑えられる場合があります。この点は、日本の夜間割引プランと考え方が似ています。日本での冷房にかかる電気代の目安は夏の電気代の平均で確認できます。
クアラルンプールのガス代はいくら?
マレーシアのガス事情は、日本とはかなり異なります。日本では都市ガスが使える地域なら、地下の導管を通じて各家庭にガスが届きます。導管が通っていない地域で使われるLPガス(プロパンガス)も、日本では毎月の使用量に応じた請求です。一方マレーシアでは、天然ガスのパイプライン供給に加えて、家庭でLPG(液化石油ガス)のボンベを使うケースが一般的です。
14kgボンベはRM26.60(約1,050円)
PETRONASは家庭向けのLPGボンベを販売しており、14 kgの家庭用LPGはRM26.60です。日本円にすると約1,050円になります(2026年8月28日時点のレート)。
ただし、LPGは日本の都市ガスのように毎月の使用量に応じて請求されるわけではありません。ボンベを交換する頻度によって月々の負担が変わるため、「月のガス代」として一律に比較するのは難しくなっています。住宅によっては調理や給湯に電気を使うこともあり、日本でよくある「電気+都市ガス」という組み合わせとは、そもそも暮らし方が違うという点を押さえておく必要があります。
RM26.60は「補助金価格」で、対象は家庭用のみ
ここが移住を考えるうえで見落としやすいポイントです。RM26.60という価格は市場で自由に決まった価格ではなく、マレーシア政府が定める統制価格です。1kgあたりRM1.90に固定されており、14kgで計算するとRM26.60になります。価格統制・反暴利法(2011年)にもとづいて価格が定められ、供給統制法(1961年)にもとづいて取り締まりが行われています。
重要なのは、この補助金価格の対象が「家庭用」に限られるという点です。飲食店などの商業用途で使うLPGは補助の対象外で、価格も大きく異なります。屋台などの小規模事業者には例外的に補助が認められていますが、業務用の大型ボンベは統制価格の枠外です。
つまり、住居で調理に使う分には補助金価格で購入できますが、「マレーシアはガスが安い」という感覚をそのまま商業利用に当てはめることはできません。現地で飲食店を営むことを検討している場合は、前提が変わります。
マレーシアでは電力会社を選べない
では、マレーシアでも日本のように「電気代が安い会社」を探して乗り換えられるのでしょうか。
答えは「できません」です。クアラルンプールを含む半島マレーシアでは、家庭への電力供給をTNBが担っています。発電や卸売の分野では市場改革が進められているものの、日本の電力小売全面自由化のように、一般家庭が複数の小売電力会社から契約先を選ぶ仕組みにはなっていません。
ガスについても、天然ガスのパイプライン供給は規制の対象です。家庭用LPGはPETRONASなどから購入できますが、価格は前述のとおり政府が決めています。
そのため、マレーシアでは「A社とB社とC社の電気料金を比較して、一番安い会社に乗り換える」という発想自体が、家庭の光熱費を抑える一般的な方法にはなっていません。
日本では電力会社・ガス会社を選べる
電力については、2016年4月に電力小売全面自由化がスタートし、家庭を含むすべての消費者が電力会社や料金メニューを選べるようになりました。都市ガスについても、2017年4月から小売全面自由化が始まっています。
つまり日本では、同じ地域に住んでいても、契約する会社やプランによって電気代が変わります。現在の請求額が平均と比べてどうなのかは、電気代の平均やガス代の平均と見比べると判断しやすくなります。
マレーシアのように単価そのものが安い国では選択肢がなく、日本のように単価が高い国では選択肢がある。この対比は、そのまま「日本で光熱費を抑える方法」を示しています。使用量を減らす節電に加えて、契約先を見直すという手段が使えるのは日本の強みです。
📉 9月のおすすめ電気料金プランは?
日本では電力会社を自由に選べます。新電力に切り替えると、年間で5,000〜15,000円節約できるケースもあります。電気料金シミュレーターなら、最新の単価を反映した料金で比較できます。
電気料金をシミュレーションするなお、同じ方法でフランスやスペインの電気代とも比較しています。あわせてフランスとの電気代比較やスペインとの電気代比較もご覧ください。
よくある質問(FAQ)
安くなっています。TNBの家庭向け料金をもとに1kWhあたりの単価を計算すると約17.5円で、日本の東京電力 従量電灯B(30A)の実質単価 約41円と比べて半分以下の水準です。月300kWhを使う家庭で比べると、日本より約57%安い計算になります。
使用量によって変わりますが、月300kWhを使う家庭であれば約RM133(約5,260円)が目安になります。ただしクアラルンプールは年間を通して高温多湿な気候のため、エアコンを長時間使う家庭では使用量が大きく増えます。月600kWhを超えると小売料金RM10が加算され、月1,500kWhを超えるとエネルギー料金の単価そのものが上がる仕組みです。
14kgのボンベがRM26.60(約1,050円)です。これは政府が定める統制価格で、1kgあたりRM1.90に固定されています。ただし補助金価格の対象は家庭用に限られており、商業用のLPGは対象外で価格も大きく異なります。
選べません。マレー半島ではTNBが家庭への電力供給を担っており、日本の電力小売全面自由化のように、一般家庭が複数の小売電力会社から契約先を選ぶ仕組みにはなっていません。一方、日本では2016年4月に電気、2017年4月に都市ガスの小売が全面自由化されており、契約先やプランを自分で選べます。
まとめ
日本人の移住先として注目されるマレーシア。首都クアラルンプールの電気・ガス事情を調べると、次のことがわかりました。
- 電気の単価は約17.5 円/kWhで、日本の約41 円の半分以下
- 月300 kWhで比べると約5,260 円と、日本より約57%安い
- ただし年間を通してエアコンを使うため、使用量は増えやすい傾向にあります
- 家庭用LPGは14 kgでRM26.60(約1,050円)。ただし補助金価格の対象は家庭用のみ
- マレーシアでは電力会社を選べず、日本では選べます
マレーシアと日本では、料金の水準だけでなくエネルギーの供給方法や、消費者が契約先を選べるかどうかも異なります。日本では電力会社や都市ガス会社を自由に選べるため、光熱費を抑えたい場合は、自分の生活スタイルに合った料金プランを比較してみることができます。
セレクトラ関連記事一覧 :
参考サイト一覧
- TNB(Tenaga Nasional Berhad)|2025年7月からの家庭向け電気料金
- マレーシア エネルギー委員会(Suruhanjaya Tenaga)|電力制度・料金の監督機関
- PETRONAS(Mesra)|家庭用LPGボンベの製品情報
- マレーシア国内取引生活費省(KPDN)|LPG統制価格と補助金の対象範囲
- ORICON NEWS|菊地亜美さんのマレーシア移住報告(2026年8月4日)
- 東京電力エナジーパートナー|従量電灯B 料金表