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PinTでんきVS東京電力:電気料金を徹底比較💡東電グループでも安くならない理由を2026年8月最新データで検証

Rei Rei 更新日:
東京電力グループの新電力「PinT(ピント)でんき」と、関東で最も契約者が多い本家「東京電力」。同じグループなら電気代も同じ?それとも安い?徹底比較しました。

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「PinTでんきは東京電力グループだから、料金も東京電力と同じくらいでは?」と考える方も多いはず。

結論から言うと、PinTでんきの電気料金は、一人暮らしから4人家族まで、すべての世帯サイズで東京電力「従量電灯B」より高いことが、最新の料金データを使った比較でわかりました。

本記事では、基本料金・電力量料金を項目別に比較したうえで、なぜ東電グループのPinTでんきが東京電力より高くなるのか、その仕組みと、それでもPinTでんきを選ぶ価値がある人について詳しく解説します。

📌PinTでんきVS東京電力:電気代はどっちが高い?【結論】

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✎2026年8月5日更新

*電気料金比較は、東京電力「従量電灯B」との比較。電気ガスセットは東京電力+東京ガスを別々に契約した場合との比較
* 電気ガスセット比較:東京電力「従量電灯」・東京ガス「一般料金」では燃料費調整額・原料費調整額に上限があるため、仮に燃料価格が著しく高騰した場合、新電力・新ガス会社のプランの燃・原料費調整額が高くなり、上記の料金メリットが出ない可能性あり

【節約額の試算条件】

■CDエナジーダイレクト
・東京電力「従量電灯B」+東京ガス「一般料金」と、CDエナジーダイレクト「ベーシックでんき」+「ベーシックガス」(セット割適用)の料金比較
・契約アンペア40 A・月の電気使用量330 kWh、ガス使用量40㎥を想定
・電気は基本料金・電力量料金の合計で燃料費調整額再エネ賦課金を含まない。ガスも同様に原料費調整額は含まない
・2026年8月分の単価に基づく

■オクトパスエナジー
・東京電力「従量電灯B」とオクトパスエナジー「グリーンオクトパス」の料金比較
・契約アンペア40 A・月使用量330 kWhを想定
・2026年8月分の単価に基づく基本料金・電力量料金・燃料費調整額再エネ賦課金の電気代合計

■東京ガスの電気
・東京電力「従量電灯B」+東京ガス「一般料金」と、東京ガスの電気「基本プラン」+「一般料金」の料金比較
・契約アンペア40 A・月の電気使用量330 kWh、ガス使用量40m³を想定
・電気は基本料金・電力量料金の合計で燃料費調整額再エネ賦課金を含まない。ガスも同様に原料費調整額は含まない
・2026年8月分の単価に基づく

■idemitsuでんき
・東京電力「従量電灯B」とidemitsuでんき「Sプラン」の料金比較
・契約アンペア40 A・月の電気使用量330 kWhを想定
・2026年8月分の単価に基づく基本料金・電力量料金・燃料費調整額再エネ賦課金の電気代合計

■エネワンでんき
・東京電力「従量電灯B」とエネワンでんき「エネワンLプラン」の料金比較
・契約アンペア40 A・月使用量330 kWhを想定
・2026年8月分の単価に基づく基本料金・電力量料金・燃料費調整額再エネ賦課金の電気代合計

■Looopでんき
・東京電力「スタンダードS」とLooopでんき「スマートタイムONE」を比較
・東京電力の料金単価、および燃料費調整額算出のために用いる算定方法は2025年9月末時点のもの
・東京電力の燃料費調整額算出に用いる燃料価格、為替レートと、Looopでんきの電源料金は、2024年4月~2025年3月の実績値
・使用電力量は上記期間におけるLooopでんきの供給実績
・離島ユニバーサル料金は考慮しない・再生可能エネルギー発電推進賦課金は含まない
・年間お得額は百円単位で四捨五入

PinTでんきと東京電力の関係を整理

比較の前に、まず「PinTでんき」と「東京電力」がどういう関係にあるのか、混同しやすいポイントを整理しておきましょう。

PinTでんきVS東京電力:会社の関係

運営会社 株式会社PinT
(東京電力エナジーパートナー株式会社が100%出資)
設立 2018年4月2日(東京電力エナジーパートナーとITベンチャー企業パネイルの合弁企業として設立)
供給エリア 沖縄・離島を除く全国(東京電力「従量電灯B」は東京電力エリア限定)
送配電 東京電力エリアでは、どちらも東京電力パワーグリッドが担当(切り替えても停電のしやすさ・電気の品質は変わらない)

つまり、PinTでんきは東京電力本体(従量電灯Bなどを販売する東京電力エナジーパートナー)の子会社という位置づけで、親会社とは別ブランド・別料金体系で電気を販売しています。

子会社化された狙いは、大手電力会社が採用しづらい「使用量にかかわらず単価が一定のシンプルな料金体系」や、ポイント経済圏を軸にした販売戦略を、別ブランドとして展開するためと考えられます。

そのため、「東電グループ=東京電力と同じ料金」ではない点に注意が必要です。次章で、実際の料金差を数字で見ていきましょう。

PinTでんきVS東京電力【電気料金比較】

関東で契約者数が最も多い東京電力「従量電灯B」と、PinTでんきの電気料金プランを、以下の3項目で比較します。

PinTでんきVS東京電力:項目別【料金比較】

当記事はセレクトラ全体の編集方針、および電気・ガス部門の編集方針に基づいて作成しています。料金比較シミュレーションの算定根拠の詳細は電気・ガス部門のコンテンツポリシーをご確認ください。

PinTでんきVS東京電力:基本料金はどっちが安い?

契約アンペア容量に応じて毎月固定でかかる「基本料金」は、PinTでんきの方が東京電力より安い設定です。

PinTでんきVS東京電力:基本料金(税込・円/月)

基本料金(円/月)
契約アンペア数 東京電力
従量電灯B
PinTでんき
30A 935.25円 772.20円
40A 1,247.00円 1,029.60円
50A 1,558.75円 1,287.00円

基本料金だけを見ると、PinTでんきは東京電力より1割強安いことがわかります。ただし、電気代の大部分を占める「電力量料金」で状況が変わります。

PinTでんきVS東京電力:電力量料金はどっちが安い?

電気の使用量に応じてかかる「電力量料金」の単価を比較すると、東京電力は使用量が増えるほど単価が上がる3段階制であるのに対し、PinTでんきは使用量にかかわらず単価が一律のフラットレートです。

東京電力 従量電灯B

料金表:東京電力エナジーパートナー 従量電灯B(東京電力エリア)
基本料金
10A 311.75円
15A 467.63円
20A 623.50円
30A 935.25円
40A 1247.00円
50A 1558.75円
60A 1870.50円
従量料金(1kWhあたり)
最初の120kWhまで 29.80円
120kWhをこえ300kWhまで 36.40円
300kWhをこえる 40.49円

PinTでんき

料金表:PinTでんき PinTでんきB(北海道電力エリア)
基本料金
10A 306.90円
15A 460.35円
20A 613.80円
30A 920.70円
40A 1227.60円
50A 1534.50円
60A 1841.40円
従量料金(1kWhあたり)
1kWhあたり 46.78円
料金表:PinTでんき PinTでんきB(東北電力エリア)
基本料金
10A 346.50円
15A 519.75円
20A 693.00円
30A 1039.50円
40A 1386.00円
50A 1732.50円
60A 2079.00円
従量料金(1kWhあたり)
1kWhあたり 41.09円
料金表:PinTでんき PinTでんきB(東京電力エリア)
基本料金
10A 257.40円
15A 386.10円
20A 514.80円
30A 772.20円
40A 1029.60円
50A 1287.00円
60A 1544.40円
従量料金(1kWhあたり)
1kWhあたり 41.13円
料金表:PinTでんき PinTでんきB(中部電力エリア)
基本料金
10A 257.40円
15A 386.10円
20A 514.80円
30A 772.20円
40A 1029.60円
50A 1287.00円
60A 1544.40円
従量料金(1kWhあたり)
1kWhあたり 27.43円
料金表:PinTでんき PinTでんきB(北陸電力エリア)
基本料金
10A 217.80円
15A 326.71円
20A 435.60円
30A 653.41円
40A 871.20円
50A 1089.00円
60A 1306.81円
従量料金(1kWhあたり)
1kWhあたり 38.91円
料金表:PinTでんき PinTでんきB(関西電力エリア)
最低月額料金
最初の15kWhまで 323.96円
従量料金(1kWhあたり)
1kWhあたり(15kWhをこえる) 27.49円
料金表:PinTでんき PinTでんきB(中国電力エリア)
最低月額料金
最初の15kWhまで 472.06円
従量料金(1kWhあたり)
1kWhあたり(15kWhをこえる) 44.84円
料金表:PinTでんき PinTでんきB(四国電力エリア)
最低月額料金
最初の11kWhまで 506.05円
従量料金(1kWhあたり)
1kWhあたり(11kWhをこえる) 41.25円
料金表:PinTでんき PinTでんきB(九州電力エリア)
基本料金
10A 267.30円
15A 400.96円
20A 534.60円
30A 801.91円
40A 1069.20円
50A 1336.50円
60A 1603.81円
従量料金(1kWhあたり)
1kWhあたり 25.59円

※料金は基本料金・電力量料金のみを反映。燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない。

ポイントは、PinTでんきの一律単価(41.13円/kWh)が、東京電力の最も高い3段階目(301kWh以上・40.49円/kWh)よりもさらに高いという点です。

そのため、使用量がどれだけ多くても、電力量料金だけで見ればPinTでんきが東京電力を下回ることはありません。(使用量が増えるほど、差が広がるペースは緩やかになります)

【結論】PinTでんきVS東京電力:世帯人数別の合計金額比較

基本料金と電力量料金を合計し、世帯人数別に実際の電気代を比較すると、以下のとおりです。

PinTでんきVS東京電力:世帯人数別 合計金額(円/月)

世帯人数 東京電力
従量電灯B
PinTでんき 差額(年間)
一人暮らし(160kWh) 5,967円 7,353円 16,629円
PinTが割高
二人暮らし(280kWh) 10,647円 12,546円 22,788円
PinTが割高
3人世帯(330kWh) 12,590円 14,603円 24,154円
PinTが割高
4人世帯(420kWh) 16,546円 18,562円 24,193円
PinTが割高

※2026年8月時点の基本料金・電力量料金をもとに算出。燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は含まない(両社とも毎月変動し、各社公式サイトで確認可能)。一人暮らし=契約30A・月160kWh、二人暮らし=契約40A・月280kWh、3人世帯=契約40A・月330kWh、4人世帯=契約50A・月420kWhで想定。

使用量が多い世帯ほど、東京電力に対する割高率は縮小します(一人暮らしは約23%高、4人世帯は約12%高)。これは、PinTでんきの基本料金の安さが割高分の一部を相殺するためです。

ただし、どれだけ使用量が多くても東京電力より安くなる世帯は確認できませんでした。「大量に使うファミリー世帯ほどPinTでんきがお得」という評判は、電気料金だけを見ると東京電力エリアには当てはまりません。

PinTでんきVS東京電力【サービス比較】

電気料金では東京電力の方が安いことがわかりましたが、PinTでんきには料金以外の独自サービスがあります。ここでは、料金以外のサービス面を比較します。

PinTでんきVS東京電力:サービス比較一覧

サービス 東京電力 PinTでんき
契約期間・解約金 従量電灯Bはなし(他プランは1〜2年の契約期間有) なし
ポイント還元 (従量電灯Bはなし) (最大7%)
引っ越し手続き代行
支払い方法 4種類 4種類

ポイント還元システム

東京電力「従量電灯B」にはポイント還元がありませんが、PinTでんきでは利用金額(電気・ガス・ネットの合計)に応じて、100円ごとに最大7ポイントが貯まる「PinTポイント」を提供しています。

PinTポイント付与率

サービス利用料(月合計) 付与ポイント(100円につき)
5,000円まで 1ポイント
5,000円超〜20,000円 3ポイント
20,000円超〜50,000円 5ポイント
50,000円超 7ポイント

PinTポイントは1ポイント=1円として電気・ガス代の支払いに充当できるほか、Amazonギフト券やdポイント・Pontaポイントなどにも交換可能です。電気・ガス・「TEPCOひかり」をまとめて契約するほど還元率が上がる仕組みのため、複数サービスをまとめたい方には料金差を縮める効果があります。

引っ越し手続き代行サービス

PinTでんきには、電気・ガス・水道・インターネットの連絡や、住所変更などの行政手続きをまとめて申し込める独自ツール「PinT One by 引越れんらく帳」があります。

東京電力にはこうした一括代行サービスはなく、引っ越しの手間を減らしたい方にはPinTでんきの独自メリットです。

電気代の支払い方法

東京電力・PinTでんきともに、以下4種類の支払い方法に対応しています。

PinTでんきVS東京電力:支払い方法比較

東京電力【4種類の支払い方法】
  • クレジットカード払い
  • 口座振替
  • スマホ決済(SMS選択払い)*
    発行手数料220円(税込)/月
  • 振込用紙(請求書)*
    発行手数料220円(税込)/月
PinTでんき【4種類の支払い方法】
  • 口座振替
  • クレジットカード払い
  • コンビニ払い(払込票)
  • スマホ決済(電子マネー等)

※東京電力は規制料金プラン(従量電灯Bなど)の場合、発行手数料なし。

支払い方法の選択肢はほぼ同等ですが、PinTでんきは追加手数料なしでコンビニ払い(払込票)に対応している点が特徴です。

結局、PinTでんきが向いているのはどんな人?

ここまでの比較を踏まえると、PinTでんきと東京電力の向き不向きは、次のように整理できます。

PinTでんき 向いている人・向いていない人

東京電力がおすすめな人 PinTでんきがおすすめな人
電気代の安さを最優先したい 電気・ガス・ネットをまとめてポイントを貯めたい
一人暮らし・二人暮らしで使用量が少ない ファミリー世帯など使用量が多く、料金体系のシンプルさを重視する
払込票・スマホ決済の手数料を避けたい 引っ越し手続きをまとめて簡単に済ませたい
とにかく大手1社で完結させたい 東電グループの安心感を保ちつつ独自サービスも欲しい

特に一人暮らし・二人暮らしの方は、PinTでんきに切り替えると電気代が上がる可能性が高いため注意が必要です。詳しい理由はPinTでんきは本当に高い?一人暮らし向け完全ガイドでも解説しています。

電気代の安さよりも、ポイント還元や引っ越し代行サービス、東電グループとしての安心感を重視する方には、PinTでんきも選択肢になり得ます。

よくある質問

PinTでんきは、東京電力エナジーパートナー株式会社が100%出資する子会社「株式会社PinT」が運営する別ブランドの電気料金プランです。

親会社の東京電力とは料金体系が異なり、東京電力「従量電灯B」が使用量に応じて単価が上がる3段階制なのに対し、PinTでんきは使用量にかかわらず単価が一定のフラットレートを採用しています。

増えません。東京電力エリアでは、東京電力もPinTでんきも送配電網の管理は同じ「東京電力パワーグリッド」が担当しています。契約する電力会社を切り替えても、電気の品質や停電時の対応は変わりません。

いいえ。基本料金はPinTでんきの方が安いものの、電力量料金の単価が東京電力の最も高い段階よりもさらに高いため、合計金額は一人暮らしから4人世帯まで全世帯で東京電力の方が安くなります。

詳しい比較結果は世帯人数別の比較表をご覧ください。

PinTでんきへの解約連絡は不要です。新しく契約する電力会社(東京電力を含む)が、PinTでんきの解約手続きを代行します。PinTでんきには契約期間の縛りや解約金もありません。

東京電力エリアで電気代を重視する場合は、料金水準の低いオクトパスエナジーや、電気とガスをまとめてお得なCDエナジーダイレクトがおすすめです。

【まとめ】電気代重視なら東京電力、ポイントと利便性重視ならPinTでんき

PinTでんきと東京電力を料金・サービス面で徹底比較した結果、以下のことがわかりました。

料金面では東京電力、独自サービス面ではPinTでんきに軍配

  • 電気料金(基本料金+電力量料金)は全世帯サイズで東京電力の方が安い

  • PinTでんきの強みは、ポイント還元・引っ越し手続き代行・支払い方法の豊富さなど料金以外のサービス面

  • 電気代の安さを最優先したい方は、オクトパスエナジーなど東京電力より安い新電力がおすすめ

PinTでんきは、東京電力グループの安心感を保ちながらポイント還元や引っ越し代行といった独自サービスを求める方には選択肢になりますが、電気代そのものを安くしたい方にはおすすめできません

ご自身が何を優先するかを踏まえたうえで、契約する電力会社を検討してみてください。実際に乗り換える場合の具体的な手順は電気の乗り換え方法で詳しく解説しています。

グザビエ・ピノン

監修:グザビエ・ピノン

世界17か国で電気・ガス料金比較サイトを展開するセレクトラの共同創設者。パリ政治学院にてファイナンスおよび企業戦略の修士号を取得。米国コロンビア大学にて国際エネルギー政策学の修士号を取得。東京大学で1年間の留学経験を持つ。電力市場に関する書籍を出版しており、仏メディアへの出演も多数。

目次
Rei

Rei 電気・都市ガス・プロパンガスに関する記事を担当。再エネやカーボンオフセットなど、環境に関わるトピックについても執筆。多様で複雑な電気・ガス料金プランについて、わかりやすく役に立つ情報を届けることを心がけています。2019年セレクトラ入社。

電気&ガスの切替・引越しはらくらく窓口まで!(毎日9:00〜19:00)

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