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調べた179型式のうち、クラス合計が最も低かったのは登録車がトヨタ シエンタ MXPC10G(合計16)、軽自動車がダイハツ ムーヴ LA860S(合計9)でした。上位に並んだ型式には共通点があります。いずれも発売から3年を超えた型式で、発売から3年以内の型式は登録車91型式のうち83型式が人身傷害クラス9、軽自動車は23型式のうち17型式が4つとも同じクラス4という、実績が反映される前の状態でした。
「型式別料率クラスが低い車」を車名のランキングで示している記事は多くありますが、クラスが付いているのは車名ではなく型式です。同じ車名でも型式が変われば、クラスは4つの補償ごとに別々に動きます。
そこでセレクトラ編集部は、損害保険料率算出機構の「型式別料率クラス検索」から人気車を中心に122車名・1,358型式のクラスを1件ずつ取得しました。この記事では、そのうち現在も新車として選べる世代にあたる179型式を、登録車と軽自動車に分けてランキングにしています。
調査の方法と対象|122車名・1,358型式から179型式を抽出
ランキングの前に、何をどう数えたのかを先に示します。クラスの数字そのものはすべて機構の検索結果で、セレクトラが計算したのは4つのクラスの合計と並べ替えだけです。
- 出典:損害保険料率算出機構「型式別料率クラス検索」。2026年適用(保険始期が2026年1月1日〜12月31日の契約に適用されるクラス)
- 取得日:2026年9月15日。国内で販売台数の多い車を中心に122車名・1,358型式を取得
- 集計対象:そのうち2026年にAEB割引の対象、または2025年に対象だった179型式。AEB割引は「発売後約3年以内の型式」が対象なので、おおむね2022年以降に発売された型式にあたる
- 並べ方:対人賠償・対物賠償・人身傷害・車両の4クラスを単純に合計し、低い順に並べた(合計はセレクトラによる集計で、機構が公表している指標ではない)
- 表の分け方:登録車(普通車・小型車、クラス1〜17)と軽自動車(クラス1〜7)は別スケールのため表を分けた
- まとめ方:兄弟車などで型式もクラスも完全に一致する行は1行にまとめた(登録車145行・軽自動車27行)
普通車・小型車のクラスは1〜17で、最安クラスと最高クラスの料率較差は約4.3倍。軽自動車のクラスは1〜7で較差は約1.7倍です。区分の数も1段階あたりの重みも違うため、軽自動車の車両クラス4と普通車の車両クラス4は同じ意味ではありません。この記事で登録車と軽自動車の表を分けているのは、そのためです。
型式別料率クラスが低い車ランキング|登録車(クラス1〜17)
登録車145行のうち、4クラスの合計が低い20型式です。クラスは1が最も安く、17が最も高い区分です。太字は対人・対物が2以下、人身傷害・車両が3以下のセルを示しています。
型式別料率クラスが低い登録車 TOP20(2026年適用)
| 車名(機構の表記) | 型式 | 対人 | 対物 | 人身 | 車両 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| トヨタ シエンタ | MXPC10G | 1 | 1 | 8 | 6 | 16 |
| トヨタ シエンタ | MXPL10G | 1 | 3 | 9 | 7 | 20 |
| トヨタ シエンタ | MXPL15G | 4 | 3 | 8 | 6 | 21 |
| ホンダ シビック シビック TYPE R |
FL5 | 5 | 1 | 8 | 7 | 21 |
| トヨタ シエンタ | MXPC12G | 5 | 4 | 9 | 4 | 22 |
| トヨタ カローラ ツーリング | MZEA17W | 5 | 2 | 8 | 7 | 22 |
| スズキ ジムニー ジムニーノマド |
JC74W | 6 | 7 | 9 | 1 | 23 |
| マツダ CX-3 | DKLFY | 4 | 6 | 8 | 5 | 23 |
| トヨタ カローラ ツーリング | ZWE215W | 4 | 4 | 8 | 7 | 23 |
| ホンダ ステップワゴン | RP7 | 5 | 3 | 8 | 7 | 23 |
| トヨタ カローラクロス | ZVG13 | 5 | 5 | 9 | 6 | 25 |
| トヨタ シエンタ | MXPL12G | 6 | 4 | 9 | 6 | 25 |
| ホンダ フリード | GT1 | 5 | 5 | 9 | 6 | 25 |
| トヨタ カローラ | MZEA17 | 6 | 4 | 8 | 7 | 25 |
| ホンダ ステップワゴン | RP6 | 6 | 3 | 8 | 8 | 25 |
| 日産 セレナ | FC28 | 5 | 3 | 8 | 9 | 25 |
| マツダ CX-3 | DKLAY | 5 | 6 | 9 | 6 | 26 |
| スバル インプレッサ/クロストレック | GUD | 5 | 5 | 8 | 8 | 26 |
| トヨタ クラウン | TZSH35 | 6 | 5 | 7 | 8 | 26 |
| ホンダ ステップワゴン | RP8 | 5 | 4 | 8 | 9 | 26 |
出典:損害保険料率算出機構「型式別料率クラス検索」(2026年適用、2026年9月15日にセレクトラが型式ごとに取得)。合計はセレクトラによる集計です。
1位はシエンタ MXPC10G|対人・対物がともにクラス1
最も低かったのはトヨタ シエンタ MXPC10Gで、対人1・対物1・人身傷害8・車両6の合計16でした。17段階の最下位である1が、対人賠償と対物賠償の2つで付いています。
シエンタは上位20型式に5つの型式が入っており、MXPL10G(合計20)、MXPL15G(合計21)、MXPC12G(合計22)、MXPL12G(合計25)が続きます。ただし同じシエンタでも合計16から25まで9の開きがあるため、車名だけで判断はできません。
次いでホンダ シビック FL5が合計21で、こちらは対物賠償がクラス1です。機構の車名では「シビック」ですが、FL5はシビック TYPE Rの型式にあたります。
車両保険を付けるなら車両クラスで見る|1から15まで開く
車両クラスは車両保険の保険料に効く区分で、車両保険を付けない契約では保険料に影響しません。集計した登録車で車両クラスが最も低かったのはスズキ ジムニー JC74W(ジムニーノマド)の1でした。合計では23で7位ですが、車両クラス単体では最下位です。
反対に最も高かったのはトヨタ アルファード/ヴェルファイア AAHP45Wの15で、1と15では同じ17段階の中で14段階の差があります。車両保険を付けるかどうかで、車種選びの有利・不利が入れ替わることがあるのはこのためです。
型式別料率クラスが高い車ランキング|登録車(クラス1〜17)
同じ179型式を、合計が高い順に並べ替えたものが次の表です。
型式別料率クラスが高い登録車 TOP10(2026年適用)
| 車名(機構の表記) | 型式 | 対人 | 対物 | 人身 | 車両 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| マツダ CX-80 | KL3P | 8 | 10 | 9 | 13 | 40 |
| マツダ CX-80 | KL3R3P | 8 | 8 | 9 | 13 | 38 |
| トヨタ アルファード/ヴェルファイア | AAHP45W | 7 | 7 | 9 | 15 | 38 |
| ホンダ ZR-V | RZ4 | 9 | 8 | 9 | 11 | 37 |
| マツダ MAZDA3 | BPFJ3R | 7 | 9 | 10 | 11 | 37 |
| 日産 エクストレイル | SNT33 | 8 | 10 | 8 | 11 | 37 |
| レクサス ES | AXZH21 | 7 | 7 | 9 | 14 | 37 |
| レクサス ES | AXZH26 | 7 | 7 | 9 | 14 | 37 |
| マツダ CX-60 | KH3P | 8 | 8 | 9 | 11 | 36 |
| マツダ MAZDA3 | BP8R | 7 | 9 | 9 | 11 | 36 |
出典:損害保険料率算出機構「型式別料率クラス検索」(2026年適用、2026年9月15日にセレクトラが型式ごとに取得)。合計はセレクトラによる集計です。
最も高かったのはマツダ CX-80 KL3Pの合計40で、対人8・対物10・人身傷害9・車両13でした。最も低いシエンタ MXPC10Gの16とは、合計で24の差があります。
上位には車両クラスが11以上の型式が並びます。アルファード/ヴェルファイア AAHP45Wは車両15、レクサス ES AXZH21・AXZH26は車両14です。一方で対人・対物は7〜10にとどまるものが多く、高い側の合計を押し上げているのは主に車両クラスだと分かります。
このグループについては、車両保険を付けるかどうかで保険料の開きが大きくなります。ミニバンの車両クラスを型式ごとに比べた結果はミニバンの料率クラス比較にまとめています。
軽自動車の型式別料率クラス一覧|クラス1〜7の別スケール
軽自動車のクラスは2025年1月に3区分から7区分へ細分化されました。集計対象の27行をすべて、合計の低い順に掲載します。この数字を前の表と並べて比べることはできません。
軽自動車の型式別料率クラス一覧(2026年適用・低い順)
| 車名(機構の表記) | 型式 | 対人 | 対物 | 人身 | 車両 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ダイハツ ムーヴ 諸元表ではムーヴ キャンバス |
LA860S | 1 | 2 | 3 | 3 | 9 |
| ダイハツ ムーヴ 諸元表ではムーヴ キャンバス |
LA850S | 1 | 2 | 3 | 5 | 11 |
| ホンダ N-BOX | JF5 | 2 | 2 | 4 | 4 | 12 |
| スズキ スペーシア | MK94S | 2 | 2 | 4 | 5 | 13 |
| 三菱 eK eKクロス EV |
B5AW | 2 | 2 | 4 | 5 | 13 |
| ホンダ N-BOX | JF6 | 3 | 2 | 5 | 4 | 14 |
| スズキ アルト | HE93S | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 |
| スズキ エブリイ | DA18W | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 |
| スバル ステラ | LA850F | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 |
| スバル ステラ | LA860F | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 |
| ホンダ N-ONE | JG5 | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 |
| マツダ スクラム | DG18W | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 |
| マツダ フレア | MJ85S | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 |
| 三菱 DELICA MINI | BA2A | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 |
| 三菱 DELICA MINI | BA6A | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 |
| 三菱 DELICA MINI/eK | BA1A | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 |
| 三菱 DELICA MINI/eK | BA5A | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 |
| 三菱 タウンボックス | DS18W | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 |
| 日産 クリッパーリオ | DR18W | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 |
| 日産 ルークス | BB1A | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 |
| 日産 ルークス | BB2A | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 |
| 日産 ルークス | BB5A | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 |
| 日産 ルークス | BB6A | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 |
| スズキ スペーシア | MK54S | 4 | 2 | 4 | 6 | 16 |
| マツダ フレア | MM94S | 3 | 3 | 4 | 6 | 16 |
| マツダ フレア | MM54S | 4 | 5 | 4 | 4 | 17 |
| 日産 サクラ | B6AW | 5 | 5 | 3 | 7 | 20 |
出典:損害保険料率算出機構「型式別料率クラス検索」(2026年適用、2026年9月15日にセレクトラが型式ごとに取得)。合計はセレクトラによる集計です。
最も低かったのはダイハツ ムーヴ LA860Sの合計9(対人1・対物2・人身傷害3・車両3)で、LA850Sが合計11で続きます。この2つの型式は、ダイハツの主要諸元表ではムーヴ キャンバスの型式です。
3位以下はホンダ N-BOX JF5(合計12)、スズキ スペーシア MK94Sと三菱 eK B5AW(eKクロス EV、いずれも合計13)、ホンダ N-BOX JF6(合計14)と続きます。
そしてここからが軽自動車の特徴です。7位以下の17行は、対人・対物・人身傷害・車両のすべてがクラス4で並びます。ルークス、DELICA MINI、ステラ、フレア、エブリイ、アルト HE93Sなどがこの状態です。最も高かったのは日産 サクラ B6AWの合計20でした。
【調査で分かったこと】クラスが低い車は「発売から3年を超えた型式」だった
179型式を並べ替えて最もはっきり出たのは、車の大きさでもメーカーでもなく型式の古さでした。ランキング上位に入った型式と下位の型式を、AEB割引の対象かどうかで分けると差が見えます。
AEB割引は機構が次のように説明しています。
「保険実績の蓄積が十分ではない『発売後約3年以内の型式』を対象に、AEB装置の有無に応じて保険料が割引となります。」
つまり「対象」は新しい型式の印です。この線で179型式を割ると、次のようになりました。
発売から3年以内の型式は、クラスがまだ実績を反映していない
発売から約3年以内(AEB割引の対象)の登録車は91行あり、そのうち83行(91%)で人身傷害クラスが9に揃っていました。残りは8が4行、10が4行、11が1行です。
軽自動車はさらに極端で、23行のうち17行が対人・対物・人身傷害・車両のすべてでクラス4でした。機構は新しく発売された型式について、乗用車は排気量・新車価格・発売年月などから決定し、軽四輪乗用車は一律クラス4を適用すると説明しています。表に並ぶ「4・4・4・4」は、まさにその状態です。
したがって新車の中から「料率クラスが低い車」を選ぶことは、そもそも成立しにくいという結論になります。新しい型式のクラスは、その車が実際に安全かどうかではなく、機械的な初期値だからです。
ランキング上位は、直近1年でクラスが下がった型式だった
反対に、発売から約3年を超えた(2026年でAEB割引の対象から外れた)型式は60ありました。前年(2025年適用)のクラスと突き合わせると、60型式のうち54型式でクラス合計が下がり、合計が上がった型式は0でした。発売から3年以内の119型式は、下がったのが37型式、変わらなかったのが61型式です。
ランキング上位はこの下げによって作られています。1位のシエンタ MXPC10Gは前年の対人4・対物3・人身傷害8・車両7から対人1・対物1へ、軽自動車1位のムーヴ LA860Sは前年の3・4・4・5から1・2・3・3へ動きました。上位に並んだのは「もともと低い車」ではなく、実績が反映されて下がったばかりの型式です。
これは、機構が説明している仕組みと一致します。発売後約3年が経過して保険データが蓄積された型式は、リスクが低ければ「−3」「−4」といった通常より大きな下げ幅が適用される仕組みだからです。車種選びで料率クラスを下げたいなら、発売から3年以上たった型式を選ぶというのが、今回のデータから言えることになります。この「−3」「−4」が2026年適用で実際にどの型式に出たのかは、64車種954型式の前年比を並べた型式別料率クラスが下がった車・上がった車で確認できます。
型式別料率クラスは、型式ごとの過去の保険データからリスクを評価してクラスに置き換えたものです。機構は個別の型式についてクラスの理由を公表していません。そのためセレクトラでは「この車は安全だからクラスが低い」といった因果の説明は断定せず、確認できた数字と、その数字が前年からどう動いたかだけを掲載しています。
車名ではなく型式で見る|機構の車名は販売名と粒度が違う
表の「車名」列は機構の表記に合わせています。ここで注意したいのは、機構の車名が販売名とそのまま対応しているとは限らない点です。今回の取得でも、次のようなケースがありました。
- 機構の「ジムニー」には、5ドアのジムニーノマドの型式JC74Wが含まれる
- 機構の「シビック」には、シビック TYPE Rの型式FL5が含まれる
- 機構の「eK」には、eKクロス EVの型式B5AWが含まれる
- 機構の「ムーヴ」の型式LA850S・LA860Sは、ダイハツの主要諸元表ではムーヴ キャンバスの型式
- スバル インプレッサとクロストレックは型式GUD・GUEを共有し、クラスも一致する
- トヨタ アルファードとヴェルファイアも型式AAHP45Wなどを共有し、クラスは完全に一致する
つまり「この車名は料率クラスが低い」という言い方は成り立ちません。同じ車名の中にクラスの違う型式が混ざり、違う車名が同じ型式を共有していることもあるからです。
自分の車を調べるときは、車検証(自動車検査証)の「型式」欄を見て、その型式を損害保険料率算出機構の型式別料率クラス検索にかけてください。改造車・型式不明車・並行輸入車、および未発売や発売して間もない型式は検索の対象外です。
クラスが低い=保険料が安い、ではない
最後に、このランキングの限界をはっきりさせておきます。機構は検索結果について次のように注意書きを出しています。
「検索結果は、当機構で算出した参考純率上の料率クラスになります。各保険会社で使用している料率クラスとは異なる場合がございますので、自動車保険をご契約する際は各保険会社へご確認ください。」
参考純率のクラスをそのまま使うかどうかは各保険会社の判断です。実際、セレクトラ編集部が同じ車・同じ条件でネット損保8社に見積もりを取ったところ、保険会社を変えるだけで1.32〜1.90倍の差が出ました。料率クラスは車種の傾向を知るための指標であって、保険料そのものではありません。
また、クラスが効くのは保険料のうち車に由来する部分だけです。等級、年齢条件、運転者限定、補償の設定でも保険料は動きます。車を買い替えないと動かせないのがクラス、今日から動かせるのが保険会社と補償の設定という整理になります。
なお、損害保険料率算出機構は2026年6月23日、2027年1月以降に保険始期を有する契約を想定して、自動車保険の参考純率を平均14.4%引き上げる改定を届け出ました(同年6月30日に金融庁から適合性審査結果の通知を受領)。同機構は、各保険会社が実際に販売する自動車保険では改定率や割増引率などが参考純率の改定内容と異なる場合がある、と説明しています(損害保険料率算出機構「自動車保険参考純率 届出のご案内」)。
同じ車で各社の保険料がいくら違うか無料で比べる型式別料率クラス|よくある質問
セレクトラが2026年9月15日に確認した範囲では、登録車(普通車・小型車)はトヨタ シエンタ MXPC10Gで、対人1・対物1・人身傷害8・車両6の合計16でした。軽自動車はダイハツ ムーヴ LA860Sで、対人1・対物2・人身傷害3・車両3の合計9です。ただし登録車は1〜17、軽自動車は1〜7と別のスケールなので、この2つの数字を直接比べることはできません。
逆です。保険データがない型式は実績ではなく機械的にクラスが決まるため、低いクラスが付きません。今回の集計でも、発売から約3年以内(AEB割引の対象)の登録車91型式のうち83型式で人身傷害クラスが9に揃い、軽自動車では23型式のうち17型式が対人・対物・人身傷害・車両のすべてでクラス4でした。クラスが下がるのは、実績が蓄積された後です。
今回の集計で共通していたのは「発売から3年を超えていること」でした。発売から約3年を超えた60型式のうち54型式がクラス合計を下げ、合計が上がった型式は0です。ランキング上位は、もともとクラスが低かった車ではなく、実績が反映されて下がったばかりの型式でした。
比べられません。普通車・小型車のクラスは1〜17で最安クラスと最高クラスの較差が約4.3倍、軽自動車のクラスは1〜7で較差が約1.7倍と、区分そのものが違います。軽自動車の車両クラス4と普通車の車両クラス4は同じ意味ではないため、この記事でも表を分けています。
同じとは限りません。表の車名と型式は損害保険料率算出機構の表記に合わせています。機構の「ジムニー」にはジムニーノマドの型式JC74Wが、「eK」にはeKクロス EVの型式B5AWが含まれます。スバル インプレッサとクロストレックのように、複数の車名が同じ型式を共有している場合もあります。車名ではなく、車検証に記載された型式で確認してください。
クラスは保険料を決める要素の1つにすぎません。機構が公表しているのは参考純率上のクラスで、実際に使うかどうかは各保険会社の判断です。セレクトラ編集部が同じ車・同じ条件でネット損保8社に見積もりを取った調査では、保険会社を変えるだけで1.32〜1.90倍の差が出ています。
まとめ|料率クラスが低い車の選び方
- 登録車で最も低かったのはシエンタ MXPC10G(合計16)、最も高かったのはCX-80 KL3P(合計40)
- 軽自動車で最も低かったのはムーヴ LA860S(合計9)、最も高かったのはサクラ B6AW(合計20)
- 登録車は1〜17、軽自動車は1〜7と別スケールなので、2つの表の数字は比べられない
- クラスが低い型式の共通点は発売から3年を超えていること。3年超の60型式は54型式が下がり、合計が上がった型式は0だった
- 発売から3年以内の型式は実績が反映されておらず、登録車は人身傷害9が91%、軽自動車は17行が4・4・4・4で並ぶ
- クラスは参考純率上の区分で、使うかどうかは各保険会社の判断。同じ車でも会社によって実測1.32〜1.90倍の差が出た
料率クラスの低い型式を選べるのは、次に車を買い替えるときだけです。すでに乗っている車の保険料を下げたいなら、動かせるのは保険会社と補償の設定になります。今の車・今の条件のままで各社がいくらを出すかは、見積もりを取れば今日確認できます。