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この記事の結論

同じ55歳20等級の条件で取った年次調査では、車両保険なしの相場は軽自動車16,300円・プリウス16,200円とほぼ同じでした。車両保険ありは軽32,100円・プリウス42,600円で、プリウスで保険料が上がるのは車両保険の部分です。型式別料率クラスで見ると、現行のZVW60は2026年適用で車両クラスが9から7に下がり、AEB割引は対象から外れました。

この記事では、セレクトラ編集部がプリウスで取得した2つの条件の実測を並べます。1つは2026年8月に取得した45歳20等級・現行5代目のZVW60、もう1つは2026年3月始期の年次調査で取得した55歳20等級・4代目のZVW55です。

後半では、保険料の前提になる型式別料率クラスを損害保険料率算出機構の検索で全16型式ぶん確認した結果を載せます。中古で先代・先々代を検討している場合も、型式ごとの違いはここで確認できます。

プリウスの保険料が安い自動車保険会社ランキング(45歳20等級)

トヨタ プリウス ZVW60(現行5代目)・45歳20等級・本人配偶者限定・免許ゴールドの条件で、2026年8月にネット損保8社から取得した見積もりです。

車両保険なし・ありそれぞれの上位3社

車両保険なし 相場:年額15,802円
車両保険あり 相場:年額35,474円

プリウス 45歳20等級の保険料ランキング(車両保険なし・あり別)
順位 車両保険なし
年額・月額保険料
車両保険あり
年額・月額保険料
🥇1位 チューリッヒ
(ネット専用)

11,290円
月払い非対応

見積もりへ
楽天損保
29,390円
月払い非対応

見積もりへ
🥈2位 三井ダイレクト損保
13,470円
月額1,210円

見積もりへ
三井ダイレクト損保
32,830円
月額2,950円

見積もりへ
🥉3位 楽天損保
13,940円
月払い非対応

見積もりへ
チューリッヒ
(ネット専用)

32,970円
月払い非対応

見積もりへ

年齢:45歳、運転者範囲:本人・配偶者限定、運転者年齢条件:あり、等級:20、免許:ゴールド、車両:トヨタ プリウス 6AA-ZVW60(初度登録2023年10月)、車両保険金額:250万円・一般型、対人・対物:無制限、人身傷害:3,000万円(搭乗中のみ)、年間走行距離:5,000km超、免責金額:1回目5万円/2回目以降10万円、ロードサービス:あり、保険始期:2026年8月15日。2026年8月にセレクトラ編集部が取得。

相場はネット損保8社の単純平均

上の相場は、順位に出ていない5社を含めたネット損保8社の一括払(年払)の単純平均です。1位のチューリッヒ(ネット専用)は車両保険なしで11,290円なので、相場より4,500円ほど安いことになります。

同じ8社でも順位は条件によって入れ替わります。この条件では車両保険なしの1位がチューリッヒ(ネット専用)、車両保険ありの1位が楽天損保で、どちらか一方だけを見て会社を決めると選択を誤ります。

同じプリウスを55歳20等級・4代目ZVW55で取った場合

比較のために、車を4代目のプリウス ZVW55(初度登録2022年10月)に、契約者を55歳20等級・本人配偶者限定に変えた条件も載せます。こちらは2026年3月5日始期で、代理店型を含む10社から取得した年次調査の数字です。

車両保険なし 相場:年額16,200円
車両保険あり 相場:年額42,600円

プリウス 55歳20等級の保険料ランキング(車両保険なし・あり別)
順位 車両保険なし
年額・月額保険料
車両保険あり
年額・月額保険料
🥇1位 三井ダイレクト損保
11,450円
月額1,030円

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楽天損保
31,200円
月払い非対応

見積もりへ
🥈2位 チューリッヒ
(ネット専用)

11,740円
月払い非対応

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三井ダイレクト損保
34,340円
月額3,090円

見積もりへ
🥉3位 楽天損保
12,880円
月払い非対応

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SBI損保
36,840円
月額3,290円

見積もりへ

年齢:55歳、運転者範囲:本人・配偶者限定、等級:20、免許:ゴールド、車両:トヨタ プリウス ZVW55(初度登録2022年10月)、使用目的:通勤・通学、対人・対物:無制限、人身傷害:3,000万円(搭乗中のみ)、搭乗者傷害:なし、年間走行距離:5,000km超、免責金額:1回目5万円/2回目以降10万円、ロードサービス:あり、保険始期:2026年3月5日。代理店型を含む10社にセレクトラ編集部が見積もりを依頼した年次調査。

2つの相場を引き算しないでください

45歳20等級の相場はネット損保8社、55歳20等級の相場は代理店型を含む10社の平均です。母数が違うので、2つの金額の差をそのまま「年齢による差」や「型式による差」と読むことはできません。比べられるのは、同じ調査のなかで条件だけを変えた数字どうしです。

プリウスの保険料は軽自動車より高いのか

2026年3月の年次調査では、同じ55歳20等級・本人配偶者限定の条件で、軽自動車(スズキ スペーシア MK53S)とプリウス(ZVW55)の両方を取得しています。年齢も等級も運転者範囲も同じで、変えたのは車だけです。

55歳20等級で取得した軽自動車とプリウスの保険料

同一条件で取得した軽自動車とプリウスの年間保険料の相場と最安値
項目 軽自動車
(スペーシア)
プリウス
(ZVW55)
車両保険なし・相場 16,300円 16,200円
車両保険なし・最安 11,660円 11,450円
車両保険あり・相場 32,100円 42,600円
車両保険あり・最安 24,380円 31,200円

車両保険なしなら、軽自動車とほぼ同じ

車両保険をつけない場合、相場は軽16,300円に対しプリウス16,200円、最安値は軽11,660円に対しプリウス11,450円で、どちらもプリウスのほうがわずかに安い結果でした。対人・対物・人身傷害だけを見れば、プリウスは軽自動車より高い車ではありません。

プリウスの型式別料率クラスも、これと矛盾しません。ZVW55は対人クラス1で、普通車・小型車の1〜17のなかで最も低い区分にあたります。

差がつくのは車両保険の部分

車両保険をつけると、相場は32,100円と42,600円、最安値は24,380円と31,200円になり、プリウスのほうが1.2〜1.3倍になりました。車両保険の保険料は車両保険金額と車両クラスで決まるため、車両価格の高い普通車のほうが上がりやすくなります。

つまり「プリウスの保険料は高い」と感じる場合、上がっているのは車両保険の部分である可能性が高いということです。車両保険を外す判断については車両保険はいらないのかで扱っています。軽自動車どうしの比較は軽自動車の保険料が安い自動車保険ランキングにまとめています。

プリウスの型式別料率クラス|全16型式(2026年適用)

型式別料率クラスは、損害保険料率算出機構が型式ごとの保険実績にもとづいて毎年決めている区分です。普通車・小型車は1〜17の17区分で、軽自動車の1〜7とは別のスケールなので、軽と普通車のクラスを並べて比べることはできません。

車名「プリウス」で登録されている全16型式を機構の検索で1件ずつ確認しました。まず現行5代目と4代目です。

トヨタ プリウス 型式別料率クラス|現行5代目・4代目(2026年適用)

プリウス 現行5代目と4代目の型式別料率クラスとAEB割引の対象可否
型式 仕様 対人 対物 人身傷害 車両 AEB割引
ZVW60(現行) 1.8L・2WD 7 5 9 7 対象外
ZVW65(現行) 1.8L・E-Four 7 6 9 7 対象外
MXWH60(現行) 2.0L・2WD 6 6 11 9 対象外
MXWH65(現行) 2.0L・E-Four 7 6 9 8 対象外
MXWH61(現行) 2.0L・PHEV・2WD 6 5 9 9 対象外
ZVW50 4代目・2WD 10 8 12 10 対象外
ZVW51 4代目・2WD 9 7 11 9 対象外
ZVW55 4代目・E-Four 1 6 6 9 対象外
ZVW52 プリウスPHV(4代目ベース) 6 6 8 10 対象外

出典:損害保険料率算出機構「型式別料率クラス検索」(2026年適用・2026年9月14日にセレクトラ編集部が確認)。型式と世代・仕様の対応はトヨタの主要諸元表で確認しています(現行5代目・2025年7月、4代目・2017年4月)。

現行5代目は1.8Lと2.0Lで人身傷害クラスが違う

現行の5型式で目立つのは人身傷害です。1.8LのZVW60・ZVW65とPHEVのMXWH61、2.0LのE-FourであるMXWH65がいずれも9であるのに対し、2.0L・2WDのMXWH60だけが11で2段階高くなっています。車両クラスも1.8Lの2型式が7、2.0Lは8〜9で、同じ現行プリウスでもグレードによって前提が変わります。

対人・対物は5〜7の範囲に収まっていて、1〜17のスケールで見れば中位です。プリウスのクラスで高いのは人身傷害で、対人・対物ではありません。

ZVW60は車両クラスが9から7に下がり、AEB割引は対象から外れた

現行5型式は、いずれも前年(2025年適用)はAEB割引の対象で、2026年適用で対象外に変わりました。AEB割引は自動ブレーキを備えた発売から約3年以内の型式に適用される割引で、現行プリウスは2023年1月発売のため期間を過ぎたことになります。

同じ更新で、ZVW60の車両クラスは9から7、対物は6から5に下がりました。ZVW65も車両9から7です。割引の対象期間を過ぎた型式は、実績がクラスのほうに反映されていく仕組みで、現行プリウスはちょうどその切り替わりの年にあたります。ただし割引が外れた影響とクラスが下がった影響のどちらが大きいかは保険会社の料率によって変わるため、見積もりで確認してください。

中古で選ぶなら|同じ4代目でも対人クラスは1と10に分かれる

4代目の3型式は、対人クラスがZVW55は1、ZVW51は9、ZVW50は10と大きく分かれています。人身傷害もZVW55が6、ZVW50が12です。同じ年式帯・同じ見た目の中古車でも、型式が違えば前提になるクラスは別物ということになります。

3代目以前とプリウスαのクラスは次のとおりです。

トヨタ プリウス 型式別料率クラス|3代目以前とプリウスα(2026年適用)

プリウス 3代目以前とプリウスαの型式別料率クラス
型式 仕様 対人 対物 人身傷害 車両
ZVW30 3代目 12 11 13 8
ZVW35 プリウスPHV(3代目ベース) 6 10 7 9
ZVW40W プリウスα 9 10 6 8
ZVW41W プリウスα 10 10 9 9
NHW20 2代目 11 10 13 7
NHW11 初代 9 9 12 5
NHW10 初代 9 8 6 3

出典:損害保険料率算出機構「型式別料率クラス検索」(2026年適用・2026年9月14日にセレクトラ編集部が確認)。7型式はいずれもAEB割引の対象外です。NHW10・NHW11は小型車として登録されていますが、クラスのスケールは普通車と同じ1〜17です。型式と世代の対応はトヨタの主要諸元表(3代目、プリウスα、プリウスPHV)と、トヨタ自動車75年史で確認しました。75年史は初代の型式としてNHW10のみを挙げているため、NHW11は初代の改良後の型式として扱っています。

この記事の実測は45歳20等級と55歳20等級の2条件です。年齢の側から相場を見たい場合は40代の自動車保険ランキングと50代の自動車保険ランキングが近い条件です。

車種の側から見る場合は、車種で自動車保険はどれくらい変わるかに仕組みを、N-BOXの保険料と料率クラスとミニバンの料率クラス比較に同じ形式の実測をまとめています。車種を問わず全体の最安値を見たい場合は安い自動車保険ランキングです。

プリウスの税金・車検・燃費まで含めた年間コストはプリウスの維持費で扱っています。

プリウスの自動車保険|よくある質問

条件によって変わります。セレクトラ編集部の実測では、45歳20等級・現行ZVW60の条件でネット損保8社の相場が車両保険なし年15,802円・車両保険あり年35,474円(2026年8月取得)、55歳20等級・4代目ZVW55の条件で10社の相場が車両保険なし年16,200円・車両保険あり年42,600円(2026年3月始期の年次調査)でした。相場を出した会社の数が違うため、この2つの金額を直接引き算することはできません。

車両保険をつけない場合は、ほとんど変わりません。同じ55歳20等級・本人配偶者限定の条件で取得した2026年3月の年次調査では、車両保険なしの相場が軽自動車(スズキ スペーシア)年16,300円、プリウス年16,200円でした。最安値も軽11,660円に対しプリウス11,450円です。一方、車両保険ありの相場は軽32,100円・プリウス42,600円で、こちらは差がつきます。

現行5代目の1.8L・2WDにあたるZVW60は、2026年適用で対人7・対物5・人身傷害9・車両7です。普通車・小型車のクラスは1〜17の17区分で、軽自動車の1〜7とは別のスケールなので、軽のクラスと数字を見比べることはできません。同じ現行でも2.0LのMXWH60は人身傷害が11で、1.8Lより2段階高くなっています。

2026年適用では対象外です。損害保険料率算出機構の型式別料率クラス検索で確認すると、現行5代目の5型式はいずれも前年(2025年適用)が「対象」、2026年適用が「対象外」に変わっています。AEB割引は発売から約3年以内の型式が対象になる仕組みで、現行プリウスは2023年1月発売のため期間を過ぎました。同じ更新でZVW60の車両クラスは9から7、対物は6から5に下がっています。

変わります。同じ4代目でも、ZVW55は対人クラス1、ZVW50は対人クラス10で、9段階の開きがあります。3代目のZVW30は対人12・人身傷害13と全体に高く、2代目のNHW20も対人11・人身傷害13です。クラスは型式ごとの保険実績から毎年見直されるため、車名ではなく車検証に記載された型式で確認してください。

使えません。掲載しているのは特定の条件(等級・年齢・運転者範囲・年間走行距離5,000km超・免責金額1回目5万円/2回目以降10万円など)で取得した見積もりです。等級・年齢・使用目的・走行距離・免許の色のどれかが違えば金額は変わるため、自分の条件で見積もりを取り直してください。

まとめ|プリウスで保険料が動くのは車両保険の部分

同じ55歳20等級の条件で取得した年次調査では、車両保険なしの相場が軽自動車16,300円・プリウス16,200円とほぼ同じでした。プリウスだから対人・対物の保険料が高い、ということはありません。差がついたのは車両保険ありの32,100円と42,600円で、上がっているのは車両保険の部分です。

型式別料率クラスは現行のZVW60で対人7・対物5・人身傷害9・車両7(2026年適用)です。現行5型式はいずれもAEB割引の対象から外れた一方で、ZVW60・ZVW65は車両クラスが9から7に下がりました。中古で選ぶ場合は、同じ4代目でも対人クラスが1と10に分かれるため、車名ではなく車検証の型式で確認してください。

ネット損保の順位は条件によって入れ替わります。45歳20等級では車両保険なしの1位がチューリッヒ(ネット専用)、車両保険ありの1位が楽天損保でした。自分の等級と年齢で並べ直すのが確実です。

5万円以上安くなった人も。得する人は見積もっている。