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発表されたのは「一部改良」|発売は2026年末以降
- レクサスはNXを一部改良し、9月1日に世界初公開した。2026年末以降、順次各地域で発売を予定しており、日本の発売日と価格は未公表
- 公表された主要諸元は450h+・350h・300hの3グレードで、いずれも電動化モデル。PHEV(外部から充電できるハイブリッド車)のNX450h+はEV走行距離140km超(日本・WLTCモード、開発中の暫定値)
- 新装備「Sensory Concierge」を初導入。イルミネーション、音楽、空調、シート温度、香りを3つのモードで連動させる
レクサスは今回のNXを「一部改良」と表現しています。発表前は各媒体が「マイナーチェンジ」と報じていましたが、これはメーカーによる公式名称ではありません。今回の改良は、新世代プラットフォームによる基本性能の向上、ハイブリッドシステム、内外装デザインにまで及ぶ大幅なものです。
ボディサイズは、全長が従来型より30mm長い4,690mmとなりました。全幅1,865mm、全高1,660mm、ホイールベース2,690mmは従来型と同じです。NXは2014年、レクサス初のコンパクトクロスオーバーSUVとして登場し、2026年7月末時点で90以上の国と地域に累計約190万台が販売されています。
*NX新型モデル 主要諸元(プロトタイプ値)/( )内は従来型比
| 項目 | 450h+(2.5L AWD) | 350h(2.5L AWD・FF) | 300h(2.0L FF) |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,690mm(+30) | ||
| 全幅・全高 | 1,865mm(±0)・1,660mm(±0) | ||
| ホイールベース | 2,690mm(±0) | ||
| 車両重量 | 2,050〜2,130kg | 1,790〜1,870kg(AWD) 1,730〜1,810kg(FF) |
1,690〜1,750kg |
| システム出力 | 215〜240kW | 140〜180kW | 145kW |
| 0-100km/h加速 | 6.0秒 | 7.1〜7.8秒 | 9.2秒 |
| EV航続距離 | 140km超(日本・WLTCモード) | - | - |
※システム出力は、エンジンとモーターを合わせた出力です。
※WLTCモードは、実際の走行に近い条件で燃費やEV走行距離を測定する国際的な試験方法です。
諸元表の数値には「地域・仕様によって異なります」「開発中の暫定値」の注記が付いています。数値はすべて試作車による暫定値で、日本仕様の確定値ではありません。
噂と発表内容の照合
発表前に出回っていた装備予想をリリースと照らし合わせると、「一致」「表現が異なる」「記載なし」の3つに分かれます。いずれもまとめ系サイトの情報で、一次資料は示されていませんでした。
*左列は前日までに出回っていた主張、右列は9月1日のリリースの記述
| 出回っていた主張 | 発表内容 |
|---|---|
| 日本発売は2026年12月ごろ | 「2026年末以降、順次各地域で発売を予定」。日本の発売日・価格の記載なし |
| 12.3インチのフルデジタルメーター | 一致。12.3インチ液晶メーターと14インチのナビゲーション/マルチメディアを水平に配置 |
| 二眼LEDヘッドライト、ワイドテールランプ | 近いが表現が異なる。ヘッドランプはターンシグナルとDRLを統合したダブルライン、リヤはレクサス初の「ダブルLシグネチャー」 |
| 次世代Arene OS(車載ソフトウェア基盤)の搭載 | リリースにAreneの記載はない |
| Lexus Safety System+ 4.0(先進運転支援システムの世代番号) | 「最新のLexus Safety System +を採用」とあるのみで、バージョン番号の表記はない |
| ドライバー異常時対応システム(運転者が運転を続けられなくなった際に車両を停止させる機能) | 一致。高速道路・自動車専用道での作動時に路肩に寄せて停車する機能を追加 |
| 3Dパノラミックビューモニター(車両を上から見たような映像などを表示する機能) | 一致。画面のスワイプで視点を移動できる(シフトPポジションで動作) |
| 今回は「マイナーチェンジ」 | 呼称の違い。メーカーの公式名称は「一部改良」 |
| アロマ機能が付く(画面の「REVITALIZE」表示から) | 一致。REVITALIZEはSensory Conciergeの3モードのひとつで、フレグランスは5種類 |
現時点で「外れた」と判断できるのはArene OSです。ただし、公式リリースに記載がないことだけで、搭載されないとは断定できません。Lexus Safety System+ 4.0も同様で、リリースは機能の中身を列挙する一方、世代番号を一度も使っていません。日本仕様の詳細は、発売時の発表で確認する必要があります。
噂には出ていなかった数字
一方、発表で初めて明らかになった数値もあります。事前にほとんど報じられていなかったのは、主に電動化と車体まわりの変更です。
- PHEVの電池:新開発のリチウムイオンバッテリーを採用し、電池出力は8%、電池容量は30%向上(北米は容量も従来比8%向上)。DC急速充電に対応し、電動充電リッドも採用
- 電池の置き方:バッテリーセルの配置を前後方向から横方向に変更。ボディの横方向の剛性(ねじれや変形に耐える強さ)を高め、バッテリーの搭載位置を下げることで低重心化
- ボディ剛性:フロアクロスの追加などにより、フロア剛性を約25%、サスペンションタワーの剛性を約30%向上
- ステアリング:10mm小径化して360mmに変更し、バリアブルラックギア(ハンドルを切る角度に応じてステアリングのギア比が変わる仕組み)を採用
- E-Four(電気式の4WDシステム):発進時・スリップ時・旋回時だけでなく、直進時も後輪を駆動する常時AWDに変更
- 香り:レクサスのデザイン思想「Time」にちなむ5種類を設定し、うち3種類の専用カートリッジをグローブボックス内の発生器に同時にセットできる
ティザー映像で話題になったステアリング中央の「LEXUS」ロゴについては、リリースの本文は「ステアリングホイールのデザイン変更」と記すにとどまります。ただし、同じリリースに掲載されたコックピットの写真(プロトタイプ)では、ステアリング中央が従来の「L」字型エンブレムではなく「LEXUS」の文字ロゴになっており、ティザー映像から指摘されていた変更が確認できます。一方、エクステリアの写真ではフロントグリルの「L」エンブレムはそのまま残っています。
新型を買うときに保険で確認する3点
保険料は車名ではなく型式で決まる
自動車保険の保険料は、車名ではなく「型式別料率クラス」と呼ばれる車種ごとの区分をもとに算出されます。新型が別の型式になれば、そちらは別のクラスで評価されるため、現行NXのクラスをそのまま当てはめることはできません。現行NXの2026年適用のクラスは、レクサス新型NXの噂まとめ|9月1日に発表される新型車はNXかに型式ごとにまとめています。
新型の型式とクラスが分かるのは、日本での発売と、その後の料率クラスの見直しを経てからです。現行NXでは、2026年適用の車両クラスが9となっている型式(NX350h AWDのAAZH25など)があります。
ASV割引は「型式の発売から3年」で判定される
自動ブレーキなどの安全装備を備えた車には、ASV割引(先進安全自動車に適用される割引)が適用される場合があります。誤解されやすいのは、割引の中身と期間です。
- 割引の対象:参考純率(事故リスクなどをもとに算出される保険料の基準部分)が一律で約9%割引。そのため、実際の保険料が9%安くなるわけではありません
- 適用期間:その型式の発売開始から3年間。自分の納車日からではなく、型式が発売された時点からの期間で判定される
- 4年目以降:ASV割引は終了し、事故実績が型式別料率クラスに反映される仕組みへ移行する
新型NXは2026年末以降の発売予定のため、購入時期によってASV割引の残り期間が変わる可能性があります。適用条件は保険会社ごとに異なるため、見積もり時に確認してください。
車両保険は保険金額と免責金額の両方を見る
新車の車両保険金額は、車両本体価格や付属品をもとに、保険会社が提示する範囲から設定します。新型の日本価格は未公表ですが、現行NX450h+は7,495,000〜7,725,000円です。全損時に支払われるのは契約した保険金額までで、修理時は免責金額(自己負担額)を差し引いた額が支払われます。
*出典:損害保険料率算出機構「型式別料率クラス検索」(2026年適用)、おとなの自動車保険「自動ブレーキ(ASV)割引」
まとめ
- 公表されたのは世界初公開と「2026年末以降」の発売予定まで。日本の発売日・価格・グレード構成はいずれも未発表
- 諸元表はプロトタイプ値で、EV走行距離140km超も開発中の暫定値。日本仕様の確定値は発売時の発表を待つ
- 保険料の比較は、車名ではなく型式で行う。新型の型式が公表されるまでは、現行NXのクラスを参考値として見る
同じ型式でも、保険会社ごとに保険料の算出方法や割引、契約条件が異なるため保険料は変わります。
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自動車保険の一括見積もりを比較するよくある質問(FAQ)
「2026年末以降、地域ごとに順次発売予定」とされていますが、日本の発売日はまだ公表されていません。価格とグレード構成も同様です。
今回公表された主要諸元には300h・350h・450h+が掲載されており、エンジンだけで走るグレードはありません。ただし、日本仕様のグレード構成はまだ確定していません。
いいえ。日本・WLTCモードで140km超とされていますが、開発中の暫定値です。日本仕様の正式値は発売時の発表を待つ必要があります。
出典
- トヨタ自動車 グローバルニュースルーム「LEXUS、「NX」の新型モデルを世界初公開」(2026年9月1日/「NX」を一部改良し9月1日に世界初公開、2026年末以降順次各地域で発売予定、2026年7月末時点で90以上の国と地域に累計約190万台、テーマは“DISCOVER YOUR EDGE”、Lexus Internationalチーフエンジニア遠藤邦彦)
- 同リリース プレスリリース全文(車両詳細・PDF/主要諸元はプロトタイプ値で450h+・350h・300hの3グレード、全長4,690mm(+30)・全幅1,865mm(±0)・全高1,660mm(±0)・ホイールベース2,690mm(±0)、システム出力215〜240kW/140〜180kW/145kW、0-100km/h加速6.0秒/7.1〜7.8秒/9.2秒、EV航続距離は日本>140km(WLTCモードにおける開発中の暫定値)・欧州>100km・米国>40mile、PHEVバッテリーは電池出力8%・電池容量30%向上でDC急速充電に対応、フロア剛性約25%・サスペンションタワー約30%向上、ステアリングホイールを10mm小径化し360mm、12.3インチ液晶メーターと14インチのナビゲーション/マルチメディアを水平配置、リヤコンビネーションランプはLEXUS初の「ダブルLシグネチャー」、ボディカラー9色・インテリアカラー5色、Sensory Conciergeの3モードはINSPIRE・RADIANCE・REVITALIZE、フレグランスは天光・恵風・青陽・半夜・晨明の5種類で3種類を同時搭載可、「最新のLexus Safety System +を採用」との記述でバージョン番号の表記はなく、Areneの記載もない)
- 損害保険料率算出機構「自動車保険 型式別料率クラス」(2026年適用/レクサスNX:AAZH25は対人7・対物6・人身6・車両9。普通・小型自動車のクラス区分は1〜17で毎年見直し)
- おとなの自動車保険(SOMPOダイレクト)「自動ブレーキ(ASV)割引」(参考純率が一律約9%割引、型式の発売開始から3年間が対象)
- レクサス公式サイト「NX」(2026年9月1日閲覧/NX450h+ 7,495,000〜7,725,000円、ガソリンエンジンモデルNX350は販売終了)
- 最新自動車情報(car-repo.jp)「【速報】レクサス NX マイナーチェンジ 2026年9月1日に世界初公開!」(本記事「噂と発表内容の照合」の左列の出どころ。日本発売2026年12月ごろ、12.3インチフルデジタルメーター、二眼LEDヘッドライト、次世代Arene OS、Lexus Safety System+ 4.0など。いずれも一次資料の提示はない)
本記事の情報は2026年9月1日時点のものです。新型NXの仕様・数値は、トヨタ自動車が公表したニュースリリースおよびプレスリリース全文にもとづきます。諸元表はプロトタイプ値であり、地域・仕様によって異なる旨および開発中の暫定値である旨がリリースに明記されています。日本の発売日・グレード構成・価格は公表されていないため、最新情報はレクサス公式サイトでご確認ください。型式別料率クラスは毎年見直され、保険料は各保険会社が独自の料率と契約条件を加えて算出するため、同じ型式でも保険料は会社により異なります。ASV割引の適用条件・割引率の扱いは保険会社によって異なります。補償内容・特約の適用条件は保険会社・始期日・契約条件によって異なるため、実際の取り扱いは必ず約款および重要事項説明書をご確認ください。