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結論:ソニー損保と損保ジャパン、どっちがいい?

ソニー損保はインターネットで直接契約するネット型(ダイレクト型)、損保ジャパンは代理店を通じて契約する代理店型と、そもそもの販売形態が異なる2社です。セレクトラが実施したお金の専門家300名へのアンケートでも、ネット型損保の加入率1位がソニー損保(33名・11.0%)、代理店型損保(大手4社)の加入率2位が損保ジャパン(44名・14.7%)という結果でした。

結論まとめ

  • 保険料の安さを最優先したい方:ソニー損保(同一条件で損保ジャパンの1.33〜1.59倍安い)
  • 代理店の担当者に手続きを任せたい方、対面で相談したい方:損保ジャパン
  • 遠方でのレッカーを長く確保したい方:損保ジャパン(事前連絡と専用デスクの承認でレッカー無制限)
  • 口座振替で払いたい方、一括払いで5%割引を受けたい方:損保ジャパン
  • 車両保険を付けず、もらい事故の等級ダウンを避けたい方:ソニー損保(無過失事故特約が対人・対物も対象)
  • ソニー損保と同じネット型でSOMPOグループの安心感もほしい方:SOMPOダイレクト(おとなの自動車保険)という第3の選択肢

次章から、SOMPOグループ2社の違い・同一条件での保険料・割引制度・無過失事故特約・ロードサービス・満足度と乗り換えの実態・解約手続きの順に比較していきます。

損保ジャパンとSOMPOダイレクト(おとなの自動車保険)の違い

「ソニー損保とSOMPOを比べたい」と考えたとき、最初に押さえておきたいのがSOMPOグループには自動車保険が2社あるという点です。代理店を通して契約する損保ジャパンと、インターネットで直接契約するSOMPOダイレクト(おとなの自動車保険)で、販売形態も保険料の水準も大きく異なります。ソニー損保はネット型ですから、ソニー損保と「同じ土俵」で比べられるのは損保ジャパンではなくSOMPOダイレクトのほうです。

ソニー損保・損保ジャパン・SOMPOダイレクトの位置づけ比較

ソニー損保・損保ジャパン・SOMPOダイレクトの位置づけ比較
項目 ソニー損保 損保ジャパン SOMPOダイレクト
会社名 ソニー損害保険 損害保険ジャパン SOMPOダイレクト損害保険
(おとなの自動車保険)
販売形態 ネット型(ダイレクト型) 代理店型 ネット型(ダイレクト型)
申込・契約窓口 インターネットで直接契約 代理店経由(担当者に相談) インターネットで直接契約
グループ ソニーグループ SOMPOグループ SOMPOグループ
損保ジャパンの子会社
正味収入保険料
(自動車・2024年度)
1,508億円
市場シェア3.6%
1兆951億円
市場シェア25.9%
607億円
市場シェア1.4%
専門家300名の加入率 33名・11.0%
ネット型1位
44名・14.7%
代理店型2位
20名・6.7%
ネット型4位
この記事で比較しているのは「損保ジャパン」です

本記事の保険料・ロードサービス・支払方法は、すべて代理店型の損保ジャパン(THE クルマの保険)の内容です。ネット型のSOMPOダイレクトとの比較をお探しの方は、SOMPOダイレクト(おとなの自動車保険)の評判・口コミ記事をご覧ください。

出典:各社2025年3月期決算資料よりセレクトラ・ジャパン作成(正味収入保険料は自動車種目・2024年度)/セレクトラ独自調査「お金の専門家300名が選んだ自動車保険ランキング」

保険料を徹底比較:損保ジャパンはソニー損保の1.33〜1.59倍

セレクトラが2026年3月始期の年次調査で、同一条件で取得した年間保険料(一括払)を比較します。4条件すべてでソニー損保のほうが安く、損保ジャパンの保険料はソニー損保の1.33〜1.59倍でした。金額の差は7,768円〜21,704円です。

ソニー損保と損保ジャパンの年間保険料(セレクトラ調査・一括払)

ソニー損保と損保ジャパンの同一条件での年間保険料
条件 ソニー損保 損保ジャパン 差(倍率)
41歳・20等級・夫婦限定
軽自動車 スズキ ワゴンR・車両保険なし
18,200円/年 27,696円/年 +9,496円
1.52倍
41歳・20等級・夫婦限定
普通車 トヨタ ハリアー・車両保険あり270万円
36,580円/年 58,284円/年 +21,704円
1.59倍
41歳・7等級・夫婦限定
軽自動車 スズキ ワゴンR・車両保険あり115万円
63,390円/年 84,180円/年 +20,790円
1.33倍
45歳・20等級・夫婦限定+弁護士費用特約
普通車 トヨタ ハリアー・車両保険なし
17,060円/年 24,828円/年 +7,768円
1.46倍

この差は、代理店型が代理店手数料や店舗運営コストを保険料に織り込んでいるのに対し、ネット型はそれらのコストを抑えている構造的な違いによるものです。倍率が最も小さかったのは41歳・7等級(1.33倍)で、等級が低く保険料の絶対額が大きい条件では倍率の差は縮まります。ただし金額差は20,790円と大きいままです。

保険料比較の注意点

保険料は年齢・等級・車種・走行距離・補償内容などの条件によって大きく変わります。上記はあくまで一例ですので、実際にご自身の条件で見積もりを取って比較することをおすすめします。

共通条件:本人・配偶者限定、通勤通学使用、年間走行距離5,000km、ゴールド免許、対人・対物無制限、人身傷害3,000万円、搭乗者傷害なし、ロードサービスあり、車両保険の免責は1回目5万円/2回目以降10万円、保険始期2026年3月。出典:セレクトラ独自保険料調査(各社公式サイトから取得・セレクトラ・ジャパン作成)

割引と支払方法の違い:一括払5%割引の損保ジャパン、ネット割引のソニー損保

保険料の差を生んでいるもう一つの要因が割引制度です。ソニー損保はネット申込限定のインターネット割引(新規12,000円)が最大の武器ですが、損保ジャパンは代理店経由での契約が前提のためインターネット割引そのものが存在しません。代わりに一括払いで5%割引、クレジットカード分割払いで2%割引という払方による割引があります

ソニー損保 vs 損保ジャパン 割引・支払方法の比較

ソニー損保と損保ジャパンの割引制度と支払方法の比較
項目 ソニー損保 損保ジャパン
インターネット割引 新規12,000円
2年目8,000円/3年目以降4,000円
なし(代理店型のため)
一括払いの割引 5%割引
口座振替・クレジットカード・請求書・払込票いずれも
分割払いの扱い 11回払い・年間5%割増 クレジットカード分割は2%割引
口座振替 × ○(一括・分割)
分割は原則毎月26日振替
クレジットカード ○(一括・分割)
銀行振込・払込票 ○(一括払い)
ゆうちょ・コンビニ・Pay-easy
証券ペーパーレス割引 500円
無事故割引 2,500円
保険期間1年以上の前契約がある場合
なし(無事故は等級・事故有係数で反映)

注目したいのが分割払いの扱いが両社で逆向きである点です。ソニー損保の月払い(11回払い・クレジットカードのみ)は年間5%の割増になるのに対し、損保ジャパンのクレジットカード分割払いは2%の割引になります。月々の支払いにしたい方にとって、この差は無視できません。また損保ジャパンは口座振替に対応しており、クレジットカードを持っていない方でも分割払いを選べます。

一方、ソニー損保のインターネット割引は継続するたびに減っていきます。新規12,000円が2年目には8,000円、3年目以降は4,000円となるため、等級が上がっていても「去年と同じ条件なのに保険料が上がった」と感じるケースがあります。

出典:ソニー損保 おトクな割引/損保ジャパン THE クルマの保険 パンフレット兼重要事項等説明書(2026年7月版・重要事項説明部分は2026年1月版)

補償内容の違い:無過失事故特約は両社とも自動セット

対人賠償・対物賠償は両社とも無制限、人身傷害補償額も3,000万円と基本補償の骨格は共通しています。乗り換え時に見落とされがちなのが無過失事故特約(一方的に追突されるなど自分に過失0の「もらい事故」で、翌年の等級を下げずに保険を使える特約)です。ソニー損保・損保ジャパンとも追加保険料なしで自動セットされますが、ソニー損保は全契約に自動セットで対人・対物・車両・車内身の回り品が対象、損保ジャパンは車両保険に自動セットで「車両保険金のみを支払う事故」が対象という違いがあります

無過失事故特約の比較

ソニー損保と損保ジャパンの無過失事故特約の比較
項目 ソニー損保 損保ジャパン
特約名 無過失事故に関する特約 無過失事故の特則
付帯形態 全契約に自動セット 車両保険に自動セット
対象となる保険金 対人・対物・車両・車内身の回り品 車両保険金のみを支払う事故
対象となる事故 もらい事故/車の欠陥・不正アクセス/自動運転中の事故 相手自動車の追突・センターラインオーバー・赤信号無視・駐停車中の契約車への衝突/過失0の確定/車の欠陥・不正アクセス/自動運転中の事故
主な条件 相手自動車の登録番号等と運転者・所有者が確認できること。1等級ダウン事故のみに支払う場合は対象外 相手自動車と運転者・所有者が確認でき、車両保険金のみを支払う事故であること。火災・盗難・台風等で車両保険金のみを支払う場合は対象外
翌年の扱い 等級・事故有係数適用期間の決定で事故がなかったものとして扱われます(ノーカウント)

実務上の差が出るのは車両保険を付けない契約です。損保ジャパンの特則は車両保険に付くため、車両保険なしの契約では機能しません。これに対しソニー損保は対人・対物も対象なので、車両保険を付けていなくても賠償のもらい事故で等級が守られます。

なお損保ジャパンの「THE クルマの保険」には、全損時諸費用保険金が車両保険に自動で内包されており(車両保険金額の10%・20万円限度、または10万円の高い方)、対物全損時修理差額費用特約も50万円限度で自動セットされています。基本補償に含まれる範囲は代理店型らしく広めの設計です。

出典:ソニー損保 無過失事故に関する特約損保ジャパン 無過失事故の特則(2026年7月確認)

ロードサービスの違い:事前連絡があれば損保ジャパンのレッカーは無制限

ロードサービスは両社とも追加保険料なしで全契約に付帯されますが、レッカーの無料範囲の決め方が大きく異なります。ソニー損保はお客さま指定先まで100km(提携のS・mile工房は無制限)という距離方式。損保ジャパンは事前連絡と専用デスクの承認があればレッカーが無制限、事前連絡がない場合は応急処置費用と合算で15万円限度です(2026年1月改定)。

損保ジャパンのロードサービスは「事前連絡」が条件です

損保ジャパンのレッカー無制限・宿泊費用2万円・移動費用2万円・引取費用15万円限度は、いずれも事前連絡があった場合の扱いです。事前連絡なしの場合、レッカーは応急処置費用と合算で15万円限度となり、ガソリン・軽油の燃料切れ対応は提供されません。自分で業者を呼ぶ前に、必ず損保ジャパンのロードアシスタンス専用デスクへ連絡してください。

ロードサービス比較

ソニー損保と損保ジャパンのロードサービス比較
項目 ソニー損保 損保ジャパン
提供形態 無料自動付帯 無料自動付帯
ロードアシスタンス等諸費用特約・全契約対象
レッカー無料範囲 お客さま指定先まで100km
提携のS・mile工房は無制限
事前連絡+専用デスク承認で無制限
事前連絡なしは応急処置と合算15万円限度
事故現場駆けつけ セコム(自動付帯) ALSOK
ドライブレコーダー特約の付帯時
宿泊費用 搭乗者全員・1泊
最寄りビジネスホテル・車検証定員数限度
2万円
1被保険者あたり・事前連絡あり時
移動費用 帰宅交通費
レンタカー費用サポート24時間に変更可
2万円
1被保険者あたり・事前連絡あり時
引取費用 修理後の搬送は無料
自分で引取る場合は1年目1万円・2年目以降5万円
15万円限度
事前連絡あり時
ペット宿泊費用 1万円
ガス欠給油 10L(保険期間中1回)
ガソリン代は2年目以降無料
10L(1保険年度1回・事前連絡あり)
自宅駐車場等での燃料切れは対象外
バッテリー上がり ジャンピング・交換 保険期間中3回 ジャンピング(応急処置30分程度)
落輪引き上げ 1輪無料
2輪目以降・クレーン等は有料
引き上げ(応急処置30分程度)
JAF会員は雪道・ぬかるみからの引き上げ優遇あり

遠方で車が動かなくなり、行きつけの修理工場まで運びたいというケースでは損保ジャパンのほうが有利です。一方、事故現場への人的サポートについては、ソニー損保はセコムが全契約に自動付帯されるのに対し、損保ジャパンのALSOKはドライブレコーダー特約を付けた契約が対象です。またペット宿泊費用やバッテリー上がりの回数はソニー損保が上回ります。

出典:ソニー損保 ロードサービス損保ジャパン ロードアシスタンス(2026年7月確認・2026年1月改定内容)

セレクトラ独自調査:お金の専門家300名の項目別満足度

項目別満足度スコア

セレクトラが2026年に実施したお金の専門家300名へのアンケートで、加入者に4項目を5段階評価してもらった結果、ソニー損保は4項目すべてで損保ジャパンを上回り、最も差が開いたのは「保険料の納得感」の0.66ポイントでした。

項目別満足度スコア比較(5点満点・お金の専門家300名アンケート)

ソニー損保と損保ジャパンの項目別満足度スコア比較
満足度の項目 ソニー損保 損保ジャパン
保険料の納得感 4.21 3.55 ソニー損保 +0.66
補償内容の充実度 4.06 3.84 ソニー損保 +0.22
事故対応の信頼感 3.88 3.57 ソニー損保 +0.31
窓口・アプリ等対応 3.88 3.57 ソニー損保 +0.31

代理店型は一般に「保険料は高いが事故対応の信頼感が高い」と評価されがちですが、損保ジャパンは事故対応の信頼感でもソニー損保を0.31ポイント下回りました。同じ調査で代理店型1位の東京海上日動は3.91だったため、代理店型のなかでの位置づけという見方もできます。

ただし損保ジャパンは専門家の加入率で2025年の3位から2026年に2位へ返り咲いており、過去に指摘された信頼面の懸念が和らぎつつある傾向もうかがえます。

※加入者に各項目の満足度を5段階評価(大変満足5点/満足4点/普通3点/やや不満2点/不満1点)で回答してもらい、平均点を算出。ソニー損保n=33、損保ジャパンn=44。セレクトラ独自調査「お金の専門家300名が選んだ自動車保険ランキング」。

専門家はこの2社をどう比べたか

同じ調査で「現在加入している保険会社のほかに比較・検討した保険会社」を1社回答してもらったところ、300名のうちソニー損保を挙げた人が24名、損保ジャパンを挙げた人が24名で並んで最多でした。内訳を見ると、損保ジャパンに加入している44名のうち4名がソニー損保を比較検討しており、逆にソニー損保に加入している33名のうち1名が損保ジャパンを比較検討していました。

乗り換え経験者180名の調査:損保ジャパンからの転出が最多

セレクトラが自動車保険の乗り換え経験者180名に実施した調査(調査開始日2024年2月7日)では、乗り換え前後の保険会社を回答してもらいました。180名のうち損保ジャパンから他社へ乗り換えた人は32名で全社最多。損保ジャパンへ乗り換えた人は23名で、差し引き9名の転出超過でした。一方ソニー損保は転入24名・転出12名で、12名の転入超過となっています。

乗り換えの流れ(n=180)

ソニー損保と損保ジャパンの乗り換え転入・転出
項目 ソニー損保 損保ジャパン
この会社へ乗り換えた人 24名 23名
この会社から乗り換えた人 12名 32名(全社最多)
差し引き +12名 −9名
主な乗り換え先 あいおいニッセイ同和3名/損保ジャパン2名/アクサダイレクト2名/三井ダイレクト損保2名 SBI損保7名/東京海上日動5名/ソニー損保4名/チューリッヒ4名

損保ジャパンから乗り換えた32名の理由(複数回答)は、「保険料が高かった」20名が最多で、以下「補償が足りなかった」6名、「契約関連の問い合わせ対応に不満を持った」6名、「評判や口コミが悪かった」4名、「事故やロードサービスの対応に不満を持った」4名、「保険金の支払い遅延や払い渋りに不満を持った」3名と続きました。

注目すべきは「評判や口コミが悪かった」を理由に挙げた人が180名全体で8名おり、そのうち4名が損保ジャパンからの転出者だった点です。ただし転出者32名のうちの4名(12.5%)であり、多数派の理由ではありません。最多はあくまで保険料(20名)です。

またソニー損保へ乗り換えた24名のうち4名は損保ジャパンからの移動で、東京海上日動(6名)に次ぐ2番目に多い出身元でした(三井住友海上も4名)。乗り換え後の変化としては、24名中16名が「同補償で、保険料が安くなった」と回答しています。

※セレクトラ独自調査「自動車保険の乗り換えに関する調査」(n=180、調査開始日2024年2月7日)。乗り換え理由は複数回答。

ソニー損保と損保ジャパン、どんな人におすすめ?

ソニー損保がおすすめな人

  • 保険料を抑えたい方(同一条件で損保ジャパンの1.33〜1.59倍安い)
  • インターネットで手続きを完結させたい方、ネット割引(新規12,000円)を使いたい方
  • 車両保険を付けず、もらい事故での等級ダウンを避けたい方
  • 事故現場にセコムの隊員が駆けつけるサービスを追加条件なしで確保したい方
  • 家族や友人を乗せる機会が多い方(宿泊費用が搭乗者全員対象)

損保ジャパンがおすすめな人

  • 代理店の担当者に手続きを任せたい方、対面で相談しながら決めたい方
  • 遠方から行きつけの修理工場までレッカーで運びたい方(事前連絡と承認で無制限)
  • 口座振替で保険料を払いたい方、クレジットカードを使いたくない方
  • 一括払いの5%割引・クレジットカード分割払いの2%割引を活用したい方
  • 共済(JA共済・こくみん共済 coopなど)から乗り換える方(過去13か月以内の契約・事故が反映されます)

SOMPOダイレクト(おとなの自動車保険)も検討したい人

  • ソニー損保と同じネット型で、SOMPOグループの支払余力・事故対応網を背景にしたい方
  • 代理店手数料が乗らない保険料水準で、SOMPOグループの安心感がほしい方
  • 「◯歳以上補償」ではなく1歳刻みの年齢条件で保険料を算定してほしい方

より詳しい評判・口コミはソニー損保の評判・口コミ記事損保ジャパンの評判・口コミ記事で解説しています。

乗り換え・解約手続きの流れと注意点

代理店型からネット型へ乗り換えるときに最も多い失敗が、旧契約への「更新しない」連絡忘れです。損保ジャパンの「THE クルマの保険」には安心更新サポート特約が自動セットされており、通知締切日(満期日)までに更新しない旨の申出がないと、前年と同等の条件で自動更新されます。

乗り換え手続きのポイント比較

ソニー損保と損保ジャパンの乗り換え手続き比較
項目 ソニー損保 損保ジャパン
自動継続特約 なし 安心更新サポート特約が自動セット
乗り換え時の解約連絡 1年契約なら原則連絡不要 満期日までに「更新しない」旨の連絡が必須
代理店・損保ジャパン・契約者いずれかから
補償の開始・終了時刻 始期日から 契約期間初日の午後4時開始〜満了日の午後4時終了
申込可能期間 インターネットで始期日の90日前〜前日 代理店経由の書面手続き
クーリングオフ 1年超の契約のみ対象
1年以内の契約・営業/事業用は対象外
中断証明書の申請期限 満期日・解約日から5年以内 中断日翌日から13か月以内
証明書の有効期限は中断日翌日から10年
新規契約の等級 6等級 6(S)等級
セカンドカー割引で7(S)等級
準備物 保険証券・車検証・積算距離計の数値・免許証(印鑑不要) 保険証券・車検証・積算距離計の数値・免許証

特に注意したいのが中断証明書の申請期限が両社で大きく異なる点です。車を手放して自動車保険をいったんやめる場合、損保ジャパンは中断日の翌日から13か月以内に請求しないと中断証明書を発行してもらえません(ソニー損保は満期日・解約日から5年以内)。片方の期限をもう一方に当てはめる思い込みが起きやすい項目です。

また損保ジャパンのクーリングオフは1年超の契約のみが対象で、一般的な1年契約では利用できません。この点も代理店で説明を受けたうえで申し込む必要があります。

出典:損保ジャパン THE クルマの保険 パンフレット兼重要事項等説明書(2026年7月版)/ソニー損保 公式サイトの手続き案内(2026年1月時点)。中断証明書については中断証明書の解説記事もあわせてご覧ください。

よくある質問

よくある質問一覧(ソニー損保 vs 損保ジャパン)

ソニー損保と損保ジャパンに関するよくある質問
質問1:ソニー損保と損保ジャパン、結局どっちが安い?

回答1

セレクトラが2026年3月始期の年次調査で同一条件で取得した保険料では、4条件すべてでソニー損保のほうが安く、損保ジャパンはソニー損保の1.33〜1.59倍でした。金額の差は7,768円〜21,704円です。代理店手数料や店舗運営コストが保険料に織り込まれているかどうかという構造的な違いによるもので、条件が変わってもこの傾向は大きくは変わりません。

▷保険料の比較についてもっと詳しく

質問2:乗り換えるときに損保ジャパンへの連絡は必要?

回答2

必要です。損保ジャパンの「THE クルマの保険」には安心更新サポート特約が自動セットされており、通知締切日(満期日)までに代理店・損保ジャパン・契約者のいずれかから「更新しない」旨の申出がないと、前年と同等の条件で自動更新されます。連絡を忘れると旧契約が自動更新され、二重契約や乗り換え失敗の原因になります。ソニー損保には自動継続特約がないため、1年契約なら原則連絡は不要です。

▷乗り換え手続きについてもっと詳しく

質問3:ロードサービスが手厚いのはどっち?

回答3

レッカーの距離では損保ジャパンが上回ります。損保ジャパンは事前連絡と専用デスクの承認があればレッカー無制限(事前連絡がない場合は応急処置費用と合算で15万円限度)、ソニー損保はお客さま指定先まで100km(提携のS・mile工房は無制限)です。ただし事故現場への駆けつけは、ソニー損保のセコムが全契約に自動付帯されるのに対し、損保ジャパンのALSOKはドライブレコーダー特約の付帯が条件です。ペット宿泊費用1万円やバッテリー上がり保険期間中3回はソニー損保のみの内容です。

▷ロードサービスの違いについてもっと詳しく

質問4:月払いにするならどっちが得?

回答4

損保ジャパンです。ソニー損保の月払い(11回払い・クレジットカードのみ)は年間5%の割増になるのに対し、損保ジャパンのクレジットカード分割払いは2%の割引になります。さらに損保ジャパンは口座振替(一括・分割)にも対応しており、分割は原則毎月26日の振替です。ソニー損保に口座振替の取扱いはありません。

▷割引と支払方法の違いについてもっと詳しく

質問5:損保ジャパンとSOMPOダイレクトはどう違う?ソニー損保と比べるならどっち?

回答5

SOMPOグループには2つの自動車保険があります。損保ジャパンは代理店型で、代理店を通して契約するタイプ。SOMPOダイレクト(おとなの自動車保険)はネット型(ダイレクト型)で、損保ジャパンの子会社です。ソニー損保はネット型なので、保険料の水準や申込方法を揃えて比較したいならSOMPOダイレクトのほうが同じ土俵になります。「SOMPOグループの安心感を、代理店手数料が乗らない保険料で」という条件に合うのもSOMPOダイレクトです。

▷2社の違いについてもっと詳しく

質問6:専門家の評価はどちらが高い?

回答6

セレクトラがお金の専門家300名に実施した調査では、ソニー損保が4項目すべてで損保ジャパンを上回りました(保険料の納得感4.21対3.55、補償内容の充実度4.06対3.84、事故対応の信頼感3.88対3.57、窓口・アプリ等対応3.88対3.57)。最も差が開いたのは保険料の納得感で0.66ポイントです。ただし損保ジャパンは加入率で2025年の3位から2026年に2位へ返り咲いており、評価は改善傾向にあります。加入者数はソニー損保33名・損保ジャパン44名でした。

▷満足度の比較についてもっと詳しく

質問7:損保ジャパンから乗り換える人は多い?

回答7

セレクトラが乗り換え経験者180名に実施した調査では、損保ジャパンから他社へ乗り換えた人が32名で全社最多、損保ジャパンへ乗り換えた人は23名で差し引き9名の転出超過でした。転出理由(複数回答)の最多は「保険料が高かった」20名です。乗り換え先はSBI損保7名・東京海上日動5名・ソニー損保4名・チューリッヒ4名の順でした。なおソニー損保は転入24名・転出12名で12名の転入超過です。

▷乗り換え調査についてもっと詳しく

質問8:損保ジャパンでクーリングオフはできる?

回答8

1年超の契約のみが対象で、一般的な1年契約や営業・事業用の契約では利用できません。対象となる場合は、申込日と書面受領日の遅い方から8日以内に申し出る必要があります。また中断証明書の申請期限も損保ジャパンは中断日翌日から13か月以内(ソニー損保は満期日・解約日から5年以内)と大きく異なるため、車を手放す際は期限に注意してください。

▷乗り換え手続きについてもっと詳しく

まとめ:一括見積もりで実際の保険料を比較しよう

ソニー損保と損保ジャパンは、保険料の安さと補償の自動セット範囲ならソニー損保、代理店のサポート・レッカーの距離・支払方法の自由度なら損保ジャパンという、ネット型と代理店型それぞれの強みが表れる組み合わせです。同一条件では1.33〜1.59倍の差がありますが、遠方でのレッカーや口座振替の月払いなど、金額だけでは測れない要素もあります。SOMPOグループの安心感を保ちながら保険料を抑えたい場合は、ネット型のSOMPOダイレクトという選択肢も含めて、実際の見積もりで比較するのが確実です。

5万円以上安くなった人も。得する人は見積もっている。