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日本のガス代は高い?

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2017年、電力に続いて家庭向けの都市ガスの小売も自由化されます。世界でも高めという日本のガス代は、ガス小売り-自由化によってどう変わっていくのでしょうか?

日本のガス代高い
  • 2017年には一般家庭用の都市ガス小売の全面自由化が予定されています。
  • 近年のガス代の値上がり原因はガスの原料であるLNGの価格高騰があげられます。

日本の高いガス代を改革するための自由化

2016年の電力自由化から遅れること1年、2017年には一般家庭用のガス小売の全面自由化が予定されています。

世界一ガス代の高い国と呼ばれる日本ですが、果たしてガス自由化によってガス代に変化は訪れるのでしょうか?

日本ガス代高い理由、ガス自由化による変化などを調べてみました。

ガス料金の単価はさまざまな要素で構成されており、また各国のガス料金を比較するには多様な方法があるため、日本と世界のガス代を単純に対比させて優越を論じることは現実的ではありません。

しかし、世界各国の家庭用ガス料金と比べる日本ガス料金高いという状況が長年続いているのは事実です。

そのため、日本ではガス事業の効率化によるガス料金の低減を目的の1つとして、1995年より小売市場開放などガス自由化が段階的に推進されてきました。

日本におけるガス自由化の流れ
1995年 ガス小売の部分自由化を開始 年間契約数量200万m3以上(約36%)
原料費調整制度の導入
1999年 ガス小売の自由化範囲を拡大 年間契約数量100万m3以上(約40%)
託送供給制度の法定化(大手都市ガス4社に託送供給約款の作成を義務付け)
料金規制の見直し(規制部門の料金引き下げを認可制から届出制へ)
2004年 ガス小売の自由化範囲を拡大 年間契約数量50万m3以上(約44%)
ガス導管事業の創設(公益特権の付与、幹線的なガス導管事業に対する投資インセンティブを確保)
託送供給制度の充実・強化(託送義務をすべての一般ガス事業者及びガス導管事業者に拡大、託送供給部門の公平性・透明性の提供)
2007年 ガス小売の自由化範囲を拡大 年間契約数量10万m3以上(約59%)
簡易な同時同量の導入
一般ガス事業供給約款料金算定規則の改正(託送供給部門原価に「低圧導管原価」を追加)
託送供給約款料金算定規則の改正(低圧導管・中圧導管を区分した料金設定、減価償却費計算における使用実績に応じた償却費の算出)
2017年 ガス小売の自由化範囲を100%に拡大予定

近年のガス代の値上がり原因はLNG

1995年からはじまった日本ガス自由化の成果により、日本のガス代は世界基準では高いながらも下降傾向にありました。

しかし、2000年以降は世界的な液化天然ガス(LNG)の価格上昇にともない、輸入価格が原油価格に連動する価格フォーミュラを採用している日本においてもガス料金が値上がりしました。

一方で、アメリカではシェール革命によって非在来型天然ガスの生産が拡大し、天然ガス価格が低下する傾向も見られています。

今後はアメリカのこの非在来型天然ガスの開発動向が世界の天然ガス価格にも影響を与えそうです。

 

出典:IMF - Primary Commodity Prices

単位に使用した1BTU(英国熱量単位)は約252cal。

また、2015年には世界的な原油価格の値下がりを反映して、日本をはじめイギリス、ドイツなどで家庭用ガス料金の値下げが行われました。

このように、日本だけでなく世界のガス代にはさまざまなエネルギー価格が大きく影響していることがわかります。

日本ガス代が今後どのように変化していくのか、2017年のガス自由化はもちろん、エネルギー価格の行方にも注目しておきましょう。

 

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